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2006-01-16 多様性

_ [] NYの雪

やたら寒いなと思いつつ起きて、外をみたら雪が積もっている。 大した積雪ではないのだが、氷のように雪の粒が固まっている。

というわけで、遅めにちょっとベットから出て、ホテルで朝食し、Midtownの書店まで行くので、外にでたら強風で本当に寒い.....これがNYの冬なんだと実感。

_ [] 多様性こそがアメリカ?

朝食でベーグルを食べながら、ふと十数年前の事を思い出した。 カリフォルニアではよくベーグルを食べていたのだが、オハイオで朝食にベーグルを食べていたら現地の人に、貴方はJewish? と聞かれたことがある。 当時、東河岸では普通にベーグルを食べていたはずだか、オハイオの田舎町では、ベーグルはJewishの食べ物というイメージが強かったようだ。 こういうのは、差別ではなく、まさに移民の国ならではの出来事だと感じた。

アメリカでは、レストランで食事を頼むと、ドレッシング、パンの種類、ステーキの焼き方、付け合せ、デザートと、まさにいろいろなオプションが選択できるというか、聞かれる。 駐在の人などには、これかめんどくさくて、ファーストフードにしか行かない人もいるらしいが、これなどはまさに多様性の国であり、選択の多さが重要視される好例だと思う。 コーヒーのミルクも最近はフレーバー流行で、本当に種類が多い。 こういう個々人の多様性を許容するというか尊重するのは、やはり多国籍国家から来るのだと思う。 

中国などは、四川、広東、上海、北京などの地域ごとの料理の種類は多様だが、レストランで料理を個々人に合わせて調理するなんてことはない。 

_ [インターネット] 放送の多チャンネル化

多様性という意味では、TV放送、FM放送のチャンネル数の多さは、日本と圧倒的に違う。 日本でもスカパーなどでPPVのチャネルは増えているが、圧倒的にマイナーだ。 これを、日本ではTVがただという習慣が強いのが問題だとする人がいるが、アメリカだってTVはただだった。 国土の広さがCATVを普及させ、結果として多チャンネル化を推進したという見方もあるが、結局は消費者が多チャンネル化を望んだのであり、それに技術や事業者が応えてきたのだと思う。 一方、日本ではやはり単一民族的とでもいうのか、個性よりも協調が重んじられ集団的行動が多い。 圧倒的にクラスのみんなが見ている番組があるときに、ひとりだけ違う番組を見ていたりすると、その子は学校で仲間はずれになったりすることは容易に想像できる。 そもそもの国民性とか歴史の異なる環境なのだから、単純に他国を真似して多チャンネル化をすることは、かなり大変なわけだが、通信事業などをやってる人にこういう話しをすると、ちょっと納得しながらも、言葉を飲み込まれてしまう。 そんなときは、大人の解決作として、"まぁ いままではそうだけど、だいぶ変わりつつあるから これからは違うよね"と言うと、"そうですよ!"と自分を納得させてくれる。 これからって....何年かかるのよ? という問いには決して続かない。


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