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2017-05-26 メディアと法制

_ [仕事][電波] メディアと法制

  今日の午後は、今週の初めに続いた報道の関係で、雑誌社の方からの取材を受けた。新聞系列の雑誌社なので、この日記に火曜日に書いた取材の質な話になった。火曜日の日経新聞一面の記事は、プロの記者の目から見ても、憶測と創造の産物に見えるそうで、しかも2020年の話というの書きぶりは、あまりにちょっと...とのことだった。

  まぁ、これは霞ヶ関の記者クラブの記者の記事にありがちなパターンではある。霞ヶ関のクラブの記者って、エリートというかそれなりの人材だとは思うけど、技術の記事などには、かなり痛いというか酷い質のものがある。

  たしかに、過去の記事などを振り返ると、だいたい技術の政策やら戦略やらのネタで、大元に取材できない場合には、その質は落ちるんだろうなと思う。

  夜は、情報通信学会のワークショップで、EvrerySenseの解説とパネル。もう一人の登壇者が法制の先生であるとともに、会長の先生も参加者も、総務省の放送行政に詳しい方が多くて、技術というより制度的な視点が面白かった。

  そんなわけで、参加者の方と名刺交換したらメデイァな方が多くて、今日は取材も夜の講演も、メディアな日だった。


2017-05-25 営農のカタチ

_ [仕事][MISC] 営農のカタチ

  今日の午前中は、Aug/Sum アグリテックサミットというイベントで、農業IoTと情報流通のディスカッションをした。ゲストに、山梨で農業IoTに取り組んでいる知人に、彼らの取り組みを紹介いただいた。そのうえで、情報流通によるIoTデータの流通の有効性について、少しお話しをした。

  それにしても、参加された方のうち営農者は、なんと一人。あとは、企業の企画などの方などだ。農業の大規模化による農業法人などは、今は大きなトレンドであるけれど、相変わらず日本には非主業農家もたくさんいる。

  主業農家と非主業農家では、規模だけでなくその目的も投資のスタイルも異なるし、そこで生じてる課題も大きく違う。でっ、大規模の農業法人などの場合には、技術投資もそれなりに可能だ。一方で、非主業農家だと、センサーつけてどうのこうの的なとこへの投資は限られるし、そもそもそれによる利便性も小さいから、自ずとCOTSな機器での展開になる。

  このあたりの違いって、意外と都会の人にはわからないかもしれない。なので、今日の会議も、いまひとつ土や風の匂いを感じるものではなかった。これって、かつての地域情報化の活動とすごく似てる気がする。

  ぼくは、たまたま十数年前に2拠点生活になって、それなりに田舎での地域生活に触れているので、この都会と地域、大規模と小規模の差を、ものすごく感じてしまい、いまひとつIoTと農業とかに距離感を感じてる。


2017-05-24 繰り返されるセールストーク

_ [電波][仕事] 繰り返されるセールストーク

  午前中は、ワイヤレスジャパンと併設されたているワイヤレステクノロジーパークで、IEEE802.11aiに関するセミナーで講演。時間があまりなかったのだけど、帰りにちらっとだけワイヤレスジャパンの会場を通過。

  LoRaとSigFoxのブースが並んでいて、Sub1Gブームを感じる。無線LANも高速ハンドオーバーとかを打ち出したモバイルシステムとかの展示メーカーもあって、なんだかとても懐かしい感じがする。

  そんななか、相変わらずLoRaでxx Km飛びました的な、お前アマチュアかよ的なトークが炸裂していて、本当に悲しい思いがする。スペクトラム拡散もUWBも、Wi-MAXも、いつもいつも日本では、こういう新しい舶来物の無線技術のセールトークを鵜呑みにして、騒ぐ似非技術屋が多すぎる。

  よく、無線は飛ばしてみないと分からないと平気で宣う人がいるが、では飛ばしてみたからといって、汎用解をきちんと導出できたのかよと、小一時間ツッコミたくなる。

  僕が最初にスペクトラム拡散の無線機を開発した1996年には、当然ながらDSSSで2Mbpsの2.4GHzの無線機なんて、前例がなかった。だから、まず設計値があり、内部のNFやロスを含めたレベルダイヤを書いて、個々の性能検証をした。そして、この時にプロセスゲインを、初めて実感したりもした。こうやって確認した無線機の性能をもとに、コンダクティブな環境での測定などを行い、最終的に製品としてのリンクバジェットなどを確認した。

  ここまで来て、次にはアンテナ利得などを考慮し、回線設計の目論見を作ったうえで、フィールド試験を行い、設計との差異の検証をし、不具合や限界値を確認した。つまりは、実証試験をする前に、明確な推論があって然りだった。

  しかし、無線の流行りが出るときは、こういうことをなにも考えずに、実験しました、何km飛びます的な話が跋扈するのがとも信じられない。

  しかも、そのときのアンテナ地上高や利用アンテナなどの基礎条件も把握しないレベルで騒いでるのをみると、日本のワイヤレス技術者の底の浅さをとても強く感じてしまう。

  というわけで、せっかくのSub1Gのサービスなので、おバカなセールストークで踊る人が増えない様に、ワイヤレスエンジニアには、ぜひ頑張ってほしいものだ。


2017-05-23 取材の質

_ [MISC][仕事] 取材の質

  昨日の今日で、今日は日経新聞の一面に「IoTデータ売買市場 20年にも 国内100社、企業向け 新サービスに活用 」という記事が大きく掲載された。まぁ、こういうニュースになることは良いことなのだが、昨日の記事との大きな差は、この記事の記者の取材の質だろう。

  この記事に関係する議論をしてきた経産省の幹部や同様に情報流通の要件などを議論している総務省の幹部と、今日はEU-Japanの会議で昼から一緒だった。そこで、あれってどいうことって感じで、この記事の話題になったら、皆さん2020年なんてタイムスパンはありえないよということで、呆れていたのだ。

  昨日の記事は、あきらかに取材された記事なのだが、今日の記事は、記者がどこかに取材して、その取材先の提供した恣意的な情報が含まれているわけで、客観性にとても欠けているわけだ。

  というわけで、すでに取り組んでいる会社は、2020年なんてスパンは考えていない。

  まぁ、賑やかしという意味では、とても良い記事ではある。


2017-05-22 どこか触れられたくないところはありますか?

_ [仕事] どこか触れられたくないところはありますか?

  今朝の日経新聞朝刊には、「データ流通」宝の山 という、なかなかにキャッチーなリードで、EverySenseの事が掲載された。

  EverySenseの事は、日経新聞には設立時も、そのあとも、なんどか記事として取材を受けて記載されてきた。いつもの事だけど、媒体としてのインパクトファクターは凄くて、今日もこの記事をみたという方からの問い合わせがいつくもあったし、某都銀のひとが飛び込みできたりして、ちょっとびっくりした。

  日経の場合、技術記事などで、たまにというか結構な頻度で、痛いというかミスリードな記事も多くて、僕もたまにこの日記や他のサイトで、記事に対する批評を書いたりする。

  僕にとってメディアとの関係は、一方的ではなくて、互いに伝えるべき事は伝え、批評すべきことはしてというの基本だ。特に自分が取材を受けた記事については、多少内容の齟齬があったとしても、それはこちらの表現力の不足であったり、相手の理解のための背景を読み取れなかったのが原因だったり、多かれ少なかれ自分の責任はあるから、しっかりと受け止めている。

  なので、今回の記事も、分かりやくまとまっていて良記事だなと思っているのだが、リードにある「かつて無線LANのプラットフォーム構築で通信業界をリードしながらも資本力に勝る大企業に苦杯を喫した起業家だ」には、苦笑いしてしまった。 いやいや、そこは置いとこうよ......

  たまたま、このまえFaceBookで、シリコンバレー在住の尊敬する先輩が、

  マッサージ師:「どこか触れられたくないところはありますか?」

  私:「うーん、過去ですかね。」

ってのを書いてたんだけど、まさにそれだよWWW。


2017-05-21 夏日

_ [][MISC][] 夏日

  いきなり、夏日で暑かった。朝は、来月頭の競技会に向けての最終調整で、相方と12km。今日は、しっかりと登りでは駆け足まで負荷をかけながらも、ペースは保つように調整。自分としては、下りのツーポンイトのチェック。全体して、とてもスムーズで、安心感のある騎乗だった。

  かなりの暑さで、発汗量も多かったので、しっかりと給水させたあと、久しぶりに洗馬。なんだか、親バカなのかもしれないけど、今日は気持ち良さそうにシャワーして、すっきりした顔で耳もピーンとしてこっちを見てたので、ついつい写真を撮ってしまった。

  Sunnyからの帰りに、夏野菜の苗を入手。家人が庭のミントでシャーベットをつくってくれたので、午後の畑仕事の前に涼をとって、スッキリ。

  午後から、昨日畝起こしした畑で定植の作業。今年は、タイミングを逸してるので、葉物がないぶん、手元にあったほうれん草の種を少し蒔いておいた。

  もう、どうせ獣害でやられるからと開き直って、久しぶりにきゅうりは、地生えにして、葉物がないから防虫シートもなし。この時期だから遅霜もないので、育苗キャップもなしのないないづくし。雑草避けを兼ねて、藁をとりあえず敷いておくだけにした。

  これで、そこそこなら、パイプやらなにやらの人工物がなにもない畑が、一番シンプルで綺麗な気がする。獣害も、まぁ一定量までは、獣とのシェアリングエコノミーと思うことにしよう。

  畑仕事の汚れを、たかねの湯で落として、夕食前に庭ミントからのモヒート。今日は、庭のミントがよく活躍してくれる日だった。

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2017-05-20 耕作

_ [MISC] 耕作

  朝は、Sunnyで一鞍練習。少しずつだけど、いろいろと混乱していたことが整理されつつあって、まぁまぁ納得した騎乗だった。

  午後は、久しぶりに畑の耕作。獣害がひどいので、もうすっかり畑に手を入れるモチベーションが下がっている。そこにもってきて、いつも作業するゴールデンウィークは、出張だったこともあり、今年はどうするか迷っていた。

  それでも、同じ組の知り合いが、春先にトラクタを回してくれていたので、せっかくだからちょっとだけ管理機を入れて、三畝だけ畝起こし。

  しかし、この時期から定植して、はたしてどうなることやら。

  そういえば、連休前に我が家の庭で出産し、そのあとどこかへ移動してしまった三毛さんが隣の別荘地の道路で日向ぼっこしてるのを発見。すぐに逃げずに、こちらの様子を伺っているので、きっとどこかに子猫を育ててるんじゃないだろうか? とりあえず、母は元気のようだ。


2017-05-19 記憶を記録に

_ [仕事][電波] 記憶を記録に

  今日のITRC研究会では、PIOT分科会で情報流通を取り巻く動きについて、そのあとの企画セッションではIEEE802.11ai標準化の話しをさせてもらった。

  IEEE802.11aiは、もともとITRCのコアなメンバーとスタートとしたMISで開発したプロトコルが元だ。まだ、いまのようにWi-Fiが街中で使える前に、街中インターネットを掲げて、インターネットにモビリティを与えようという発想からスタートしたものだった。

  そして、当時はパソコンを対象として、せいぜいノマデイックな利用までしか考慮していなかったIEEE802.11を、モバイルコミュニケーションでも使えるようにという転換をするターニングポイントだった。

  昨年の12月に標準化が終了し、メジャーチップベンダーやセットメーカによる実装フェーズに入ったことから、今日は標準化活動を振り返った話をして、若い人を、国際標準化という領域へ誘うことができればと話しをした。

  そんなわけで、この機会に少しだけ11aiの活動をデータ的に整理してみたので、ここにも貼っておこうと思う。

  まず、この標準化でどのくらいの会議をしたかというと、下の図のように7年間で、電話会議、本会議、アドホック会議合わせて、累計で427回の会議をしたわけだ。実会議は2時間、電話会議は1時間が単位なので、ざくっと平均1.5時間とすると、640時間くらいになる。これなら、どこぞの政党でも、審議が十分に尽くされていないなんてことは言えないだろう。

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  次の地図は、この間に開催された会議の開催場所なのだが、世界40箇所くらいで、複数回開催された場所もあるけど、まぁよく飛び回ったものだ。

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  その下の棒グラフは、これらの会議に向けて提出された資料の数と著作者の数で、同じドキュメントが複数修正して提出されるためUploadが提出された数で、Submissionがオリジナルの数を示している。これをみると、初期の一番提案の多い時期には、年間800くらいの寄与文章が70人くらいの寄与者(複数著者も一人としてカウント)から提出されたことになる。

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  このように提出された寄与文書をもとに、議論を重ねて、執筆された標準仕様は、Draft1.0から逐次書面投票に付されて、そこで提出されたコメントに応じた改定を繰り返した。そして、十分な改定がなされた時点でワーキンググループからスポンサーというより広い範囲での書面投票に移行し、同様のコメント受付と改定を繰り返した。最初のDraft1.0では、1380のコメントを受けて、74%の賛成だった。承認には75%以上の賛成が必要なので、このDraft1.0は、承認されなかったわけだ。つぎの、Draft2.0では無事に85%の賛成で承認されたが、コメントがたくさんあって、それに対する改定を進め、2013年9月のDraft 1.0から3年かけて、2016年9月のDraft 11.0でついに最終承認となった。

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  このように長い時間を要したものの、自分たちの提案した技術が、世界中のスマホや無線LANに搭載されるということは、やはり感慨深いものがある。

  というわけで、以下の8つの質問のうち、YESが三つ以上のある若者は、いろいろな支援策も検討されているで、ぜひ国際標準化という仕事に取り組んでほしい。

1.英語のスキルを、磨きたい。

2.ハワイの巨大リゾートホテルには、行ってみたい。

3.アメリカンなステーキを、たまに食べたくなる。

4.メジャーリーグを生で見たい。

5.本場の、オペラやコンサートに行って見たい。

6.マイルやホテルのリワードブログラムを、貯めている。

7.レアなスコッチとかに興味がある。

8.ゲーム理論とか、戦略ゲームとかが好きだ。

  研究会のあとは、MISの頃から一緒に取り組んで来たITRCの仲間と、MISでの規格化などを推進してくれたモバイルブロードバンド協会の皆様が集まって、標準化採択のお祝いの会を開催してくれた。モバイルブロードバンド協会の前理事長のG先生や総務省の課長さんもご多忙のなか参加いただき、とても楽しい会だった。

  標準化は、時間もかかるけど、一人では何もできない。実際に、こういう支えてくれた皆様がいて、はじめて結果がだせる仕事なのだ。というわけで、あらためて多くの人に感謝の気持ちを伝えるとともに、後進のために記憶を少しでも記録にしておく。


2017-05-18 茗荷谷

_ [][仕事] 茗荷谷

  今日の午後は、ITRCの研究会に参加するため、茗荷谷の筑波大キャンパスに。僕は、茗荷谷から後楽園のほうにすこし行ったところにある、文京区立茗台中学校の出身で、この辺りは教育大学の時代によく通った。

  実家は、豊島区の南大塚で、JR大塚駅の近くだったので、当時は都バスで通っていて、帰りはなにもない学校近くから茗荷谷駅あたりまで歩いたりしていた。また、僕は越境だったのでバス通学だったけど、学区域の同級生たちは、このあたりがいわゆる地元なので、一緒に遊んだりするのもこの辺りだった。

  久しぶりに茗荷谷の駅に降り立って、ちょっとビックリしたのは、都バスの大塚営業所が更地になっていたことだ。もともと、春日通りは、大塚から錦糸町・厩橋行きの都電が通っていて、その車庫跡がバスの営業所になったので、なかなかに大きな敷地だった。

  あの頃は、バスの通学定期とかを買うのには、この営業所で買う必要があり、ここにも何度か立ち寄っていたので、まるまる更地になっていたのは、少し寂しい。

  研究会では、前阪大総長の宮原先生と、ITRCの設立発起人でもある藤原洋氏の対談もあって、これはなかなかに聞き応えがあった。

  研究会のあとの、意見交換会の会場が茗荷谷の駅の裏側のお店だったのだが、このあたりも拓大や切支丹坂方面に同級生が多くいた懐かしい場所だったけど、いまや全く当時の面影はなかった。

  それでも、なんか懐かしい匂いがするのは、人の記憶のなせるものなのだろうか。あの頃、茗荷谷の駅の上には、教育ビルという名前の駅ビルがあったけど、あのネーミングなんて今思うとどうよって感じだ。


2017-05-17 交通系電子カードの不思議

_ [] 交通系電子カードの不思議

  今日は、午後に新横浜で打ち合わせで、移動時間がなかったので山手線で品川に出て、新幹線に乗ることにした。

  山手線に乗るときには、Suicaで入札していたので、品川では特急券だけ買えば良いかと思ったら、Suica は使えないので、乗車券を買うことに。そこで、窓口にいって乗車券を買うことになったのだが、まず品川までの乗車券はSuicaを渡すと電子処理してくれる。ところが、品川からの乗車券は、現金かクレジットカードによる購入で、Suica は使えませんとのこと.....

  これは、なかなかにビックリで、もう開いた口が塞がらない。Suicaの導入当初ならともかく、もういい加減にこんなオペレーションはないと思っていたのだが甘かった。

  品川までの乗車券の清算はできるのだから、多分に技術的な話ではなく、運用の話だと思うのだか、JR東日本と東海の非連携に困ったものだ。えきねっととかでも、新幹線の切符は、東海のエリアでは発見もできないというのも、常々不便だと思ってる。

  ショッピングの会員カードとかじゃなくて、交通系ってそもそも相互乗り入れしているんだから、こう言うのは高い優先順位で改善すれば良いと思うのだか、どうも顧客の利便性はあまり重きを置かれていないのだろうか?


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