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2019-10-17 Certified

_ [仕事][] Certified

  エストニアの電子政府の視察研修の4日目。今日は、まずは統計局を訪問し、幹部自らが電子政府の持つデータから導出される各種統計データの利活用についてプレゼン。いままでは、とにかくデータの利用というよりは、電子政府のサービスの話しがメインだったのだが、ここでやっとデータの利活用的な話が出てきた。

  このあと、シェアライド系の現地のユニコーンであるBoltを訪問したあと、タリン工科大学のイノベーションセンターへ。日本からの留学生が15人在籍しているとのことで、思ったより日本人がいるんだなぁと思った。

  最後は、再びアカデミーに戻って、独立から今日に至るまでの歴史的な流れのレクチャーとアーキテクチャのレクチャ。これで、アカデミーの研修は、ひと通り終了。今回の目的は、電子政府の中での個人情報の扱いやスマートシティのサービスアーキテクチャの調査だったのだが、本当に良い意味で収穫の多いプログラムだった。

  面白いのは、たくさんの政府関係のプレゼンテーションが統一されたデザインのスライドを使い、典型的な風景写真はもとより、フォントやロゴやアイコンも統一されていることだ。これらのリソースは、オープンに民間でも使えるとのことだ。そして、内容的にもハイライトすべき訴求ポイントや数字もブレがない。

  結局のところ、この4日間で、15の電子政府系のプレゼンを受けたのだが、そのファンダメンタルな情報は重複している。逆にいえば、統一された基本的なデータやコンセプトという根幹については、繰り返し聞かされるのでとてもよく理解できる。その上で、内閣府、法務局、統計局、医療関係などの異なる視点での関わりなどが示されるので、各々のセクターでの細部も際立つ。

  もっとも、本当にそのコンセプトも技術的な取り組みも、シンプルなので、常にそこを頭の隅に置いておける。こういうのは、まさにアーキテクチャなんだよねと感じる。

  アカデミーでの全ての研修が終わったら、最後に修了書を用意してくれていたのが、やはり電子政府を国家として自信を持って進めていることの証だろう。

  今回宿泊しているホテルは、ソビエト配下の時に外貨獲得のために建てられたものなのだが、そこにはKGBの拠点があって諜報活動や市民の監視が繰り広げられていたそうだ。というわけで、その歴史や見つかったスパイ道具などが、規模は小さいけど展示されていて、ガイド付きのツアーが行われている。というわけで、夕食前に研修参加者全員で、このツアーに参加。展示物自体は、あまり整理されていないけど、写真パネルをもとに歴史的な流れを説明してくれるのは、とても面白かった。しかし、まるで大昔の話しのようにおもうけど、1991年のソ連邦からの独立がつい最近のことだというのは、なんか実感が伴わない。

  某省の知り合いが、たまたまタリンに来ていることが、今日の朝にわかったので、連絡をとりながら、夜に軽く情報交換。諜報活動しなくても、今は SNSであっさりと行動監視が出来てしまう。とりあえず、KGBのオフィスフロアから街中の写真を一枚。こんな事を当時したら、あっという間に逮捕されたのかもしれない。まぁ、逮捕されてもきっと西側からジェームスポンドが助けに来てくれのだろうけど、残念ながら今はボンドも他界されたてしまい、古のスパイの時代は遠くになりにけりだな。R.I.P.

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2019-10-16 マナインバーカードへの誤解

_ [仕事][] マナインバーカードへの誤解

  エストニア研修の3日目は、まずスタートアップ支援のコワークスペースの見学から。WeWorkの問題で、この業界のビジネスモデルそのものも、いろいろと騒がれているけど、そんな影響はここにはなさそうだ。

  電子政府のと取り組みは、スマートシティのアーキテクチャの参照モデルになるけど、こういうスタートアップ支援とかアカデミーのような人材の育成も、持続性のために必要な要素で、アーキテクチャ設計が示すべき一つの視点だろう。

  二つ目の視察は、エストニアの情報登録局で、日本ではさながら法務局のようなもので、法人登記の手続きを実際にサイトを使いながら説明を受ける。基本的には、とにもかくにも全て同じ仕組みで、アプリケーションが違うだけというのが、電子政府のとてもシンプルな部分だ。

  昼を挟んで、eGAでヘルスケアのeHealthのデモと説明。こちらは、AIホスピタルでも参照したいモデルだ。エストニアでも、電子政府以前に、各病院に異なるカルテがあり、電子カルテ的なものもあったわけだが、基本的にそれらを変えるのではなく、コンテキストとアクセス権の分離により、うまく移行が進んだというのも、割り切りの良さだろう。

  ところで、今日までに何回か日本のマイナンバーが、エストニアの人から引き合いに出されている。これが、どうも勘違いがあるようで、日本のマイナンバーカードには、多くの情報が記録されているような言われ方をしている。この辺り、日本からの情報がなにか謝って伝わってるのではないだろうか? もっとも、日本でも内閣府が説明ページを作っているくらいだから、なかなか分かりづらいのかしらん。でも、エストニアの関係者、この道のプロばかりなのになぁ。


2019-10-15 電子政府の本質

_ [仕事][] 電子政府の本質

  エストニア電子政府の視察・研修の2日目は、まず旧市街の一番高台にそびえる首相官邸へ。まずは、有名な官邸のバルコニーから、幸いに綺麗な青空の広がる市内を一望して記念撮影。

  その後、実際に閣議が開催される会議室にて、閣議と閣僚会議とにおける電子政府システムの利用方法やその効果などのレクチャーを受ける。しかし、気持ち良いくらい明確な方針と割り切りがあって、議会の運営規則や位置付けも、とても鮮明なのは驚かされる。

  国会で初めてiPadが使われたとか、ペーパーレスの会議が開催されたとかいうのが、ニュースになるレベルとは、まったく違う世界がここにはある。

  内閣府のあとは、e-Government Academyのオフィスで、電子政府の基幹システムのアーキテクチャや、その背景にある法的な視点からの解説をうける。電子政府のシステムのなかでは、当然ながらまさに個人情報そのものが目一杯扱われているわけで、日本的には国民番号制的議論になるとこだが、そういう懸念やブライバシーガガガなネタは、まったく出てこない。

  この背景は、やはり政府に対する信頼と、電子政府システムの透明性が与えるメリットが、いたずらな漠とした不安よりも大きいからなのだろう。

  昼食のあとは、エストニアのIT企業を二社ほど訪問。一つ目の会社は、言わばシステムインテグレータで、コンサルからシステム、運用までという、最近ロンドンでの上場が話題になっている、日本のIoT系の会社と同じようなコンセプトプレゼンだった。

  二つめの会社は、いわゆる宅配ロッカー的なソリューションのベンチャーで、こちらは、日本へのビジネス展開を期待しているとのことだけど、まぁ既存の競走が厳しい世界のようだ。

  夜は、今日から参加した方と4人で旧市街のレストランで、エストニア料理。Leib Restoranは、旧市街の奥まったところにあり、とても静かなお店で、なかなか素敵だった。

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2019-10-14 Compactな強み

_ [仕事] Compactな強み

  今日からエストニアの電子政府の研修。ここ数年エストニアの電子政府については、実に多くの人が官民問わず視察したり、その報告を発表したりしているわけで、僕はまぁ何周も遅れて調べにきました状態。

  本来、13名の参加と添乗員も同行と予定されていたのだが、台風の影響で今日の参加者は、4人のみ。それでも、現地側のプログラムは、全て予定どおり実行される上に、参加者であり主催側でもるMさんが、元エストニア大使館の職員だった方なので一安心。

  というわけで、今日は午前中がホテルのセミナー室での講義からスタート。まずは、エストニア外務省の方のご挨拶のあと、電子政府の取り組みを支えるナレッジセンターであるアカデミーのシニアエクスパートの方のプレゼン。

  そのあと、電子政府のコアであるeIDのコンセプトと実装の説明、さらには官民協調であるPPPの取り組みと、計三つのプレゼンテーションと質疑。その後、場所をe-governmentの広報施設のある空港近くのビルに移動してランチ。ランチのあとは、実際の電子政府のサイトを使って、電子政府のサービスの実態やデータの相互参照の仕組みの解説をうけ、最後にこれらによる投資効果の総括的なプレゼンを受ける。

  基本的に、取り組まれているシステムは、もの凄くシンプルなので、技術の話しや実装の話しは、どうしても繰り返しになるが、その背景には、国民性や長い歴史的な背景から来る、民主制に対する良い意味での拘りを感じる。

  そして、何よりも133万人という東京都の7分の1の人口という、コンパクトさと、独立によるリスタートという環境の強みを感じる。

  今日の研修の範囲から感じるのは、日本で進められいてるスマートシティな話ししのロールモデルとして、自治体や地方都市への参考になる部分が多くある。もちろん、その根幹の部分は、国全体として参照すべき取り組みでもある。

  また、官デ法やデジタル手続き法やCSTIでの取り組みなどは、いままで多くの関係者がここを訪問しているので、それなりに影響を受けていることが、端々に垣間見えた。

  1日目の研修を終えてホテルにもどり、今日の参加者全員で旧市街のレストランで食事、その後、Mさんの案内で、隠れ家的なビールバーで、1日を振り返って解散。

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2019-10-13 初物づくし

_ [] 初物づくし

  基本的な僕の中での自己規制の一つに、新しい事を二つ同時にしてはならないというのがある。これは、プログラムやハードの開発をしていた時に身につけた規則で、実装において機能や性能の確認、うまくいかない時の切り分けなどの観点から生まれた。でも、これって、研究開発だけじゃなくて、仕事全般での適用ができる話しなので、いつも何かするときに頭のなかにう浮かぶチェックポイントだ。ちょうど、某ドラマで多部未華子さん演じる主人公の脳内に「うさぎを追うな」のテロップが浮かぶのと同じ感じで、「新しい事を同時にやるな」と浮かぶわけだ。

  ところが、今回の出張は、まぁ見事に新しい事だらけだ。出国2日前からの移動待機、セントレア中部国際空港、更新したパスポート、フィンエアー、フィンランド/ヘルシンキ、エストニア、海外研修というパッケージへの参加....と、全て始めてのことだったりする。

  そんなジンクスを気にしながらも、今朝は普通にセントレアへのバスも運行されていて、多少混雑はしていたものの、チェックインも問題なし。フィンエアーは、昨日、今日ともに通常運行だったけど、今朝の羽田からの乗り継ぎの人はどうにもならなかったわけだ。したがって、搭乗したフィンエアーは、結局は羽田から乗り継ぎ客がいない分、いささか空席がある感じだった。

  EUへの入国時に新品のパスポートを出したら、最後に欧州に入ったのはいつかと聞かれた。サクッと思い出せなかったけど、こういうことは想定して携行していた一つ前の古いパスポートを掲示したら、職員もニッコリでクリア。

  ヘルシンキに3時前に無事に到着。今回は、パッケージ化されているので、空港に現地の通訳の方がお迎えに来てくれているという、とてもありがたい状態。エストニアへの船の出発まで時間があるので、シベリウス公園や国会、大聖堂などのある観光スポットを回ってから、フェリーターミナルへ。まだ待ち時間があったのだが、日本からラグビーのビッグニュースが舞い込んできたので、ターミナルのWi-Fiで関連するニュース動画などを見ていたら出航時刻に。フェリーは、10階建くらいの大型船で、なかのカフェで遅めの食事。2時間くらいの旅程なんだけど、せっかくだからキャビンのベットで仮眠をして、無事ににエストニアのタリンに到着。こちらでも、現地通訳さんがお出迎えしてくれて、ホテルに予定通りに到着。

  ボストンから先入りしている仲間とチャットで、とりあえず明朝あうことを確認して、やっと就寝。長い1日が終わった。

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2019-10-12 強制缶詰

_ [] 強制缶詰

  明日のセントレア発の飛行機に乗るために、2日も前から名古屋泊。せっかくなので、名古屋でなにかと思っても、台風の影響でなにも出来ない。しかも、投宿しているホテルは、とても小さくてシンプルな作りのビジネスホテルなので、飲食店などは無い。

  というわけで、昨夜チェックインした直後に、近くのコンビニでサンドイッチとカップ麺を入手しておいたので、今日は1日これで過ごす。どっちにしても、無慈悲なお仕事は溜まっているので、これ幸いと事務仕事。

  しかし、ホテルの宿泊客は、他にやることないのは一緒なので、ネット回線が遅過ぎで、テザリングで凌ぐことに。それにしても、今回の台風は、半端なくて、ニュースにひたすら驚愕させられる。

  夜は、名古屋は雨も止んだので、ネットプリントをしにコンビニに。いやー、プリンタ使えるのは嬉しいわ。この調子なら明日は飛ぶかな。

  今回は、急遽ホテルを予約したんだけど。名古屋の地理に疎いので、あまり考えずに選んだのが、栄の駅から徒歩2分くらいのNHKの裏だった。ぎゃっ、これって名古屋駅から遠いじゃんと思ったら、セントレアに行くバスのバスターミナルが直ぐ横で、逆に便利なことが判った。

  まてよ、コンビニ行ったりするので、完全な密閉じゃないし、監視されていないのは、缶詰と言わないのか.....とふと思った。


2019-10-11 綱渡りな1日

_ [] 綱渡りな1日

  日曜日の朝に、羽田-セントレア-ヘルシンキ- タリンという旅程で、エストニアに出張なのだが、どう考えても台風19号の影響がある。とりあえず、今日の午前中に、羽田-セントレアが欠航となることと、東海道新幹線も計画運休となることが判明。ということで、唯一残された方法は、今日中に名古屋へ移動することしかない。

  ところが、今日は、朝から打ち合わせが立て込んでいて、どうにも夜の新幹線移動になる。その上、外出先での打ち合わせなので、事務所にあるパスポートをピックアップし、夕方に一旦帰宅して旅行荷物を用意して、それから東京駅に行く必要がある。

  なんとか、昼間の武蔵小杉から汐留の移動途中に、外苑前の事務所に立ち寄ってパスポートをピックアップ。夕方、霞ヶ関の某省での打ち合わせは、要件だけを明確に伝えて短時間で終わらせて、武蔵境に最短経路で戻る。武蔵境の駅では、幸いタクシーがさほど待たずに乗れたけど、戻りは絶対タクシーなんて来ないので、そのまま待機してもらことに。なんの準備もしていないけど、一週間の旅程なので、適当に着替えとかをスーツケースに突っ込んで、10分くらいで再びタクシーで武蔵境に戻り、中央線で東京駅に。

  すでに、東京駅からの新幹線は、午前中の時点で指定なんてまったく空いてないことが判っていたけど、東京駅の新幹線乗り場は劇混。とりあえず自由席特急券を自動販売機で発券して、解放されている改札からホームに。ホーム上も長蛇の列だけど、指定席車輌の通路に立ち席で乗れるというので、後方の号車に並ぶこと小一時間で無事に出発。なんとか、日付の変わる前に、栄のビジネスホテルにチェックイン。

  本当に、綱渡りな1日だったけど、果たしてこれが報われるかは、日曜日の朝までわからない。


2019-10-10 闘病シリーズ No.26 α遮断薬

_ [Health] 闘病シリーズ No.26 α遮断薬

  今日は、3ヶ月毎の定期検診。骨密度低下の原因を探る内分泌診療科のリクエストもあり、いつもより多い6本の採血からスタート。僕は、血管が見づらくて、いつも左右両方の腕を見比べたり、採血する場所を探したりされるのだが、今日の看護師さんは、まったく迷わずにサクッと採血。こんなに綺麗にスムーズに採血されたのは初めてかもしれない。

  肝心の泌尿器科主治医の診断では、 PSAの再上昇も無く一安心。合併書の放射性膀胱炎については、ここ一週間はだいぶ痛みが和らいでるのだが、念のためにご相談。内視鏡の写真からは、それほど深刻ではないので、排尿を楽にする α遮断薬(パルミール)を処方されて、様子見というこになった。3ヶ月毎のホルモン皮下注射をした後、放射線科で問診。こちらでも、典型的な合併症だけど慢性化しないのであれば、飲水量を増やして様子見とのこと。高圧酸素療法などを、今の時点で取り組む必要はないとの結果だった。

  それにしても、この3ヶ月毎の検診は、いつも結果がでるまでが精神的な不安に襲われる。ホルモン療法は、骨密度低下やホットフラッシュなどもあり、早くやめたいと思っていたのだが、再発と転移の可能性を考えると、とても止める勇気はない。どっちにしても、将来的には去勢対抗性が出てきてPSA再上昇という可能性はあるのだから、いまは素直にこの治療を進めるしかない。


2019-10-09 Gender balance

_ [仕事] Gender balance

  今朝は、台湾の経済局や台北コンビュータ協会らのミッションの方が、DTAを訪問。僕のは仕切りが悪くて、時間がかなり詰まってしまったのだが、なんとか今後の連携へのキッカケになればと思う。

  いつものこどけど、諸外国のこういうミッションの人達との会合で思うのは、日本に比べて圧倒的に女性の比率が多いことだ。今回のミッションも、リーダーも、アレンジも女性で、スタートアップのピッチでも、女性CEOの素晴らしいプレゼンが聴けた。

  昨年、欧州との共同研究の評価委員会の時に、フランスの評価者が研究提案者のチームのジェンダーアンバランスを指摘することがあったけど、欧州と比べても日本以外のアジアの方がバランスは良いと思う。

  この背景は、長い家長制度や武家社会という歴史的背景や、そこからのスタートした政治的な背景もあるのだろうが、こういうアンバランスに普通に違和感を感じる世代へと世代交代が進めば変わるのだろうと期待したい。

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2019-10-08 技術が合えばみんなが繋がる?

_ [インターネット][仕事] 技術が合えばみんなが繋がる?

  今日の午後は、来日中のIDSAのCTOと面談。今後の連携を模索する上でのヒアリング的意見交換をした。そのあと、DTAの技術基準検討委員会に参加。最近、ブラットフォームとかアライアンスとかで、自律分散的なプラットフォームの構築を目指す時に、あまりに技術オリエンテッドというか学際的理想により過ぎるてるのではと感じることが多い。

  もちろん、要素技術であるAPIとかプロトコルとか、フレームワークの標準化という技術的取り組みは不可欠なんだけど、それだけで協調基盤というか社会基盤は出来ない。自律分散協調の代表であるThe Internetでも、例えばドメインにも経路にも一定の階層的構造はある。こういうコアとなる階層があり、それを中立、公平的に管理、運営する仕組みがあって自律分散協調は成り立つ。さらに、その発展過程では、Interopに代表されるような実装の相互接続の確認のための、協業という取り組みがあり大きな役割を果たしてきたわけだ。

  データ流通に関しては、残念ながらこの辺りの視点がまだ十分に醸成されていないと感じる。いま顕在化しているのは、自動車や気象、宇宙など特定ドメインのデータ共有の仕組みであったり、情報銀行の連携への取り組みであったりに閉じている。例えばは、人流データなんていうのは、スマートシティから生成されるデータやMaasから提供されるデータとマッシュッアップすることで、新しい価値を生むと思うのだが、そういうクロスオーバーがない。

  これを、みんなが同じ技術と標準を具備さえすれば、自ずと繋がるというのは、たぶん幻だろう。そこには、なんらかの上位階層的なプラットフォームが必要だろう。

   ここで、大事なのはこの上位階層は、そこを共有するドメイン毎の参加者と競合してはならないことで、となると限りなく限定された機能の提供に閉じる必要がある。こういう部分に目を向けた議論は、なかなか技術側からは出てこないので、もっと制度的な視点の議論を加速する必要があると感じた1日だった。


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