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2008-05-23 地域情報化〜集落情報化

_ [インターネット] 地域情報化〜集落情報化

   CANフォーラムの定期総会に出席する。 CANフォーラムも設立から10年が過ぎ、今年度からその活動体制が大きく変わる。 事務局や運営委員の方々の努力で、10年間を総括した冊子やアーカイブで、CANの歩みと成果がとても判りやすくまとまっていて、その歴史を振り返るのにいい機会だった。 ちようど、平成9年度に四国の鷲敷町で無線を使った地域イントラの実験をしたのがきっかけで、”地域情報化”という分野にいろいろと関わってきて、CANともその関係から事例発表をしたり、評議会に参加したりしてきた。 ただ、最初の鷲敷町の時からずっとひっかかっているのが、CANに限らず学術系というかネットリーダーなどの取り組む地域情報化が、都会人の都会人による都会人のための地域情報化みたいに思えてしまう時があることだ。 特に、自分が山梨の小さな集落に住むようになってからは、こういう会合や研究会に参加する度に、なんとなくそこで議論されていることに生活感を感じないない事に、漠然とした違和感を感じていた。 うまく表現できないんだけど、土の匂いがしないというような感じなのだ。 今日、CANの総会のあと、山梨に戻る電車の中で、この違和感の元は何なのかをずっと探していて気付いたのは、地域情報化の”地域”というのは、結構大きな単位で、京都だったり、福岡だったりで、”集落”とはスケールが違うということだ。 僕の場合、最初のスタートの鷲敷町は、山間の小さな町といっても、限りなく集落に近かったし、いま住んでいる場所は、完全に集落だしで、自分の視点というか焦点がその規模に根ざしているので、もっとミクロな情報化によるハピネスを、いつのまにか求めているのかもしれない。 人間というのは、やっぱし自分の視点、視座でものの価値を値踏みしてしまうものなのだということを再認識した。


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