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2015-06-26 ガラパゴス化への道

_ [仕事] ガラパゴス化への道

  ここ2年ほど、知人からの紹介で、ある研究機関の委員会に委員として参加した。この委員会は、通信などで広く使われる特定の技術を、どうやって国際標準に採用されるようにするかという戦略的な提言をまとめるのが目的と理解していた。

  僕の参加している作業班の委員は、ISO、ITU、IETF 、IEEEなど、各種SDOで実際に活動されている方で構成されている。こういう横断的に、SDOの垣根を越えて、経験者が集まる機会はあまりないので、個人的にも大変勉強になる委員会だった。

  この委員会が対象としている特定の技術分野は、広く通信系では使われるものだ。そこで、各SDOでの参照関係やそこに参加する人からのノウハウ的な事を、提案書にまとめた。

  僕は、今9月にIEEE-SAのボードメンバーが来日し、政府機関や研究機関、民間企業などを表敬訪問するので、その予定組みなどのOutreach プログラムを策定するチームにいる。

   このIEEE-SAのOutreachでは、この某研究機関の管掌省庁も、同じような位置付けの他の省庁の外郭研究機関も訪問している。ただ、残念な事に、この某研究機関もその一つ上にある研究機関も、いままでは認知されておらず、訪問対象に名前すら上がっていない。

  そこで、今回、先述の委員会のこともあり、表敬訪問先として推薦してはと思い、この委員会の担当に、こんな人達がきて表敬訪問するんですが、興味ありますかと聞いてみた。僕的は、委員会が対象としている特定技術を国際標準化したいという事が前提だったと理解しているので、是非にとでも言われるかなと思っていた。

  しかし、お定まりの組織内で検討しますという回答をもらい、一週間近くたって返ってきたきた返事は、今回は辞退しますとのことだった。その理由は、自分たちは標準化を直接してるわけじゃないから、訪問いただいても寄与できる事がないとの事だ。

  まぁ、どうみても「なんか、面倒くさいな、前例ないし、対応する人いないから、とりあえずお断り」と、僕には読み取れた。

  この某研究機関のなかで、どのレベルまで話が持ち上がったのか知らないけど、結局のところなかの人は、真剣にこの特定技術を国際標準化したいなんて思ってなく、予算ついたし仕事だし、報告書まとめなきゃなんだということだろう。

  なるべく、余計な事背負い込まない、余計なことはしたくないという感じだ。自ら率先して、外に意見を求めたり、情報を求めたりせず、組織内部政治を第一に考えるお役所的思想が、ガラパゴスへの道のスタートなのかなと感じた一件だった。

  僕が、担当だったら、上級職の方のアサインとかはできなくても、担当だけで話を聞いてもいいですか?くらいの反応はするんだけどなぁ。


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