トップ «前の日記(2006-04-21) 最新 次の日記(2006-04-23)» 編集

Mano Blog

Health | MISC | NPO | PC | インターネット | 仕事 | | 電波 |

2006-04-22 上海の週末

_ [] 上海老街と小籠包

 週末なので遅めに起きて、現地のパートナーのSさんと上海市内の散策にでかける。 まずは、旧市街の豫園に行き、定番の南翔饅頭店で小籠包を食べる。 ここは、あまりにも有名で、いつも長蛇の列だ。 以前にも何回か来た事があるが、一階の持ち帰りのカウンタや二階の池が見えるテーブル席くらいは長蛇の列でも、3階の部屋は並ばなくて入れたものだが、さすがに土曜日の昼前というせいか全てのフロアーに人の列が出来ていた。 以前にあった3階のさらに上というか奥にもうひとつ新しい部屋が出来ていたが、そこも人が並んでいる。(この店は、上の階にいくほど、価格が高くなり、具の材料や皮の質も変えているそうだ。) とりあえず、30分ほどで席につけて、蟹肉入りの小籠包とビールで一献。 台湾の鼎泰豊が東京では人気店になっているようだし、この店も六本木ヒルズに出店して、そちらも大盛況らしいが、いづれも東京の店には行ったことが無い。 鼎泰豊といえば、一昨日の夜にいった新天地に出店していたので、上海でも東京でもこの二つの有名店が競っているのも面白いものだ。 南翔小籠包というのは、上海からちょっと北に行ったところの南翔地区が発祥なわけで、以前に上海人の知人と南翔にある古猗園という庭園に出かけたことがあるが、そこの庭園の入り口にある茶楼で食べた小籠包もとても美味しかった。 一つの蒸篭に20個入っていたが、それをあっさりと食べてしまった記憶がある。 画像の説明

 豫園は、以前に何回か来ているので庭園には入らず、周辺を散策する。 5年前に比べて、上海老街として、古い町並みを残しながら、道路などは格段に綺麗に整備されていたが、一歩裏道にはいると昔のままの家が並んでいて、この辺りに昔から住んでいる年寄りなどが、地方から出稼ぎに来て豫園で働いている人たちの子供を預かっているそうで、小さな子供が路地裏で遊んでいる姿は、映画などでみた昔の上海の風景だ。

_ [] 外灘vs浦東

 次に車で外灘に移動して、浦東を見てびっくりした。 5年ぶりに見る浦東は、本当に高層ビルだらけだ。 かつては、TVタワーがぽつんとあったのに、いまや高層マンションだらけで、まぁよく短期間にこんなに建てたものだと関心する。 外灘にならぶ租界時代の重厚な建物郡の多くは銀行なのだが、これらもいまは建物はそのままにして、高級ブティックなどの店舗をテナントにした商城として再活用されているようだ。 浦東側の超近代建築と外灘側の歴史的建築物の対比が面白い。 東京も皇居の周辺あたりを外灘みたいに出来るんじゃないかとふと思った。 

 フェリーで黄河を浦東側に渡り、歩いてハイアットホテルに行き、85階にあるラウンジで休憩する。 (最近良く船にのるなぁ...) 観光客のほとんどは、TV塔やこのホテルの最上階88階に入場料を払って行くようだが、それだったら、ここのラウンジでワインでも飲みながら、ゆっくりと外灘を眺めるほうがいいというSさんの選択は、まったくもってそのとおりだ。 ここからは、眼下にTV塔の展望台が見えるのだ。 夜はライトアップされた外灘が見渡せるのだから、それはまさに絶景だろう。 ホテルに戻り、最近(というかここ数年)右肩上がりに増え続ける脂肪を何とかしないといけないので、プールで一泳ぎしてしばし休憩する。

_ [] 歴史的建物の保存の裏にビジネスあり

 夜は、Sさんと日本料理屋に行く、日本人が経営している小さな店だが、味はまったく東京で食べるのと変わらない。 日本人だけかと思ったら西洋人の客が結構きているのが面白い。 刺身と焼酎などでお腹を満たしてから、小紅楼というレストラン&BARに行く。 ここは、上海にあった最初のレコーディングスタジオの建物だそうで、李 香蘭(山口 淑子)などもここで録音したそうで、写真が飾ってある。 建物はフレンチビラで、2階はフレンチレストランで1階がバーになっている。 歴史的建物を保存するという大義名分の裏で、しっかりとビジネスを立ち上げているわけだが、ここもなかなか盛況だ。 BARの一角では、上海人とフィリピン人のバンドが生演奏をしているのだが、客がリクエストするとその曲を歌ってくれる。 SさんがBoys Ⅱ MenのEnd of The RoadとPhil Collins の Another day in paradise などをリクエストする。 (両方とも懐かしいなぁ...Baby Face って、相当稼いだんだろうなぁ) アジアの各地では、生バンドでフィリピン人の歌手を実に多く見かけるが、彼らはほんとうに歌がうまい。 ワインも空いたので、ホテルに戻り就寝。


この日記は、FaceBookにフィードしているので、ツッコミはそちらだけで受け付けることにしました。
過去の日記
2006年
4月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30