トップ «前の日記(2006-10-31) 最新 次の日記(2006-11-02)» 編集

Mano Blog

Health | MISC | NPO | PC | インターネット | 仕事 | | 電波 |

2006-11-01 Santana Row

_ [電波] Non line of site

   Wi-Max(IEEE802.16)機器を用いたフィールドテストに立ち会った。 3.5GHzの製品を利用して、基地局から4Kmほど離れた場所での伝搬確認などをした。 ここで、米国の連中は典型的な測定環境として、見通しが聞く場所(line of site)と非見通し環境(Non line of site)を選んで実験してくれたのだが、やはり根本的に日本の環境とは大きくことなる。 4kmはなれた基地局と子局の間にホテルがあり、非見通しとなるのだが、それ以外は、基地局、子局ともに十分に回りがフリースペースとなっている環境で、この場合にはそこそこにリンクマージンも取れる。  そこで、すこし移動して、子局の位置が近傍の家屋により影となる場所を選んだところ、一気にリンクマージンが落ちてしまう。 建物の高さと基地局の高さから推察すると、前者の場合には遮蔽率がかならずしも高くなく、解析伝搬も可能な環境なのかもしれない。 今回は、FWAとしての実験で、基地局、子局ともに高利得アンテナを用いており、距離と自由空間損失からも、それなりの素直な結果で、特別に非見通しに強いとか長距離通信が可能という技術ではないことは自明だ。 いま、IEEE802.16eが大きなトレンドになっているが、こちらでは子局のアンテナ利得がほとんど期待できないのだから、実際に伝搬距離を稼ぐのは相当厳しいだろう。 また、基地局の電力は規格により大きくできるとしても、子局の電力は消費電力の関係からも大きくできない。 となると、UPLINKの帯域を狭くして、D/Uを稼ぐなどの対応となり、こんどは通信速度を犠牲にすることになる。 つまり、いずれもシャノンの法則を越えるものではなく、2.5GHzなどで家の中まで入り込む800MHzの携帯電話的なサービスを目指している人達が、今後どう舵をとるのかが見ものだ。

_ [] Santana Row

  世界最大の検索ポータルのY社の日本法人で、CTOをしているNさんが、ちょうど同じような日程で渡米中で、サンノゼにいるということから、夕食を一緒にする。  遠出することも考えたのだけど、さすがに運転がきついので、近場のSantana Rowに出掛ける。 ここは、数年前に開発された新しいモールと住宅地が融合した場所で、建設中に一部が火事で焼けたりしたエピソードもある。 全体的にちょっとバブルな街なんだけど、そこそこになんでもあるし、レストランも各種ある。 ということで、以前に昼食をしたことのあるイタリアンMaggianosに行く、案の定予約なしなので、30分くらいの待ちとなり、そのあいだにワインショップなどを覗いていたら、順番が過ぎてしまったので、もう30分バーで待つことに。 Nさんがミラーボードに書かれていたチョコレートマルガリータが気になるというので、あおって注文させたら、チョコレートムースにお酒がたっぷりみたいなやつで、しかも量があって、これは絶対に一杯以上飲めないやつだ。 料理は、全体的にとにかく量が多いので、いくつかをシェアすることが良いとウェイトレスがサジェッションしてくれるし、どの料理もだいたいフルサイズとハーフサイズがあったりと、なかなか親切なのだ。 価格もお手頃なのに、味も悪くなくてパスタなんて、アメリカのレストランにしては、まともにアルデンテだったりする。 というわけで、ここも大繁盛のようで、かなり広い店なんだけど、ウェイティングの列が絶えない。


この日記は、FaceBookにフィードしているので、ツッコミはそちらだけで受け付けることにしました。
過去の日記
2006年
11月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30