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2009-03-29 財産区と行政区

_ [MISC] 財産区と行政区

  昨夜から宿泊していた、元部下達も昼前には帰宅したので、午後からNPOの事務処理をし、夕方からは地域の新旧役員の引き継ぎ会合に出席する。 今回の引き継ぎは、班の役員の引き継ぎなのだけど、これとは別に、来月には財産区の引き継ぎというのがある。 この日記にも、何度か書いているが、こういう地域の構成単位というのが、かなり判り難い。 実際に、僕は、この日記の中でも、自分の住んでいる集落の事を"地域"とか"集落"とか"村"とかいう表記をしているけれど、これは感覚的なもので、正しい行政の呼称ではない。 正確には、市>町>行政区>班>組という階層で、僕がよく書いてる、住んでいる地域、集落、村とか言ってのは、班になる。 役員とか役員会というのも、この班の中の話だ。 慣れ親しんだ、学校の階層とかだと、学年>組>班なので、班というと組より小さいように勘違いしそうになるけど、この場合は逆ということだ。 というわけで、今住んでるいる集落は、正確には須玉町、小倉区、上小倉班ということになる。 ここでは、一つの区の下には、いくつかの班が有り、区長はい各班交代の待ち回りにより、担当する班の班長が兼任する。 今年度から2年間は、上小倉班の班長が小倉区の区長を兼任するので、今年の班長は、通常より忙しいということだ。 

さてさて、先にちらっと出て来た財産区というのだが、これまた行政区とは異なる構成というか単位が存在するところが、僕にはしばらくの間???だった。 これは、前述の行政の区割りとは別に、元々その地域などで共有財産があって、その後に合併などにより行政区が組成された場合、その共有財産の管理維持は、行政の区割りとは別に、財産区という範囲を設定して、それで行うというものだそうだ。 具体的には、山のキノコの採取権収入(3年に一度入札がある)や、一部の植林された山などかある。 この財産区というのも、調べてみたらちゃんと地方自治法にその規定がある。 こういう、古くからの共有財産の管理などは、歴史的な背景に立脚していて、時代の流れとともに変化して来た地方自治の体系の中で、微妙に特例措置的な対処で残ってきているようだ。

  それにしても、都心に住んでいる限りは、"財産区"なんていう言葉も知らなかったし、ましてそれが地方自治法に定められたものだなんて、まったく創造もつかなかった。 

  こういう事を知る度に、地域情報化の推進とか言って、都会でいろいろな議論をしていたことが、いかに現場知らずだったかを感じてしまう。


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