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2010-04-07 光の道への道

_ [インターネット] 光の道への道

  慶應大学で開催されたしんポジウム`光の道`への道-いま求められる国家ブロードバンド戦略に参加する。 最近のトレンドで、twitterとustreamによる中継が行なわれたので、こちらからも見れる。

  さて、参加して実に驚いたのは、新しいビジョンや施策の作為に提言、参加される方達の現状認識の不足だった。 すこし、今日の議論から感じたことをまとめておく。

  1. 既設光網の開放

  国交省や電力などの所有する光ファイバーの開放なんていうのは、もう数年も前から方針が示され、実際に電力会社などではタリフもあったり、制度もできているのだが、そういう点が正しく認識されていないうえで、主観的に開放されていないとか、利用されない、規制が強いと論じられた。 この問題は、総論ではなく、きちんと現在の制度やルールを検証し、そのうえで課題を明確にすべきで、いまさら総論的な批判をするものじゃない。

  2.ブロードバンド普及率の実態  

  ブロードバンド未解消地域をゼロにするプロードバンドゼロ施策は、目標年度である2010年にほぼ達成されたことになっているが、この数字には、FTTH以外にCATV、ADSLなどが当然入っているし、もっというと最後は3G携帯まで入れて達成したものだ。 パネリストの小池さんが、"政府の掲げる数値目標は、数字のすげ替えをしても必ず達成するものだ"と言ったのは、かなり的を射ていた。

 まさに、この指摘のとおり、ブロードバンドゼロ達成の数字には、大きな問題が有る。 実際に、達成されている地域であっても、加入者がブロードバンドを申し込んだときに、利用出来ないエリアがまだまだ散在しているのだ。 これは、ADSL対応の局舎があれば、そこから半径4kmとかをブロードバンド対応済みとするような、かなり粗い統計も取り入れられたからだ。 字レベルで、世帯数に対する対応可能世帯比率をきちんと調査することを、いままでしていないことが大きいのだが、そのあたりをタスクフォースのメンバーなどは認識しているとは思えなかった。

  3.TVはTV

 通信・放送融合の話は、僕も賛成だけど、だからといって、光TVというのは、やはり市場ニーズを把握していない。 高齢者などにとっては、TVというのは、新聞のラ・テ欄に掲載されている番組が、スイッチをオンにすれば、流れてくるものだ。 そして、それは、集落や地域でかなりの比率で共有されているものだ。 多チャンネルや多様性、オンデマンドは、もちろん必要だしその付加価値は認めるけど、まずは地上波がしっかりと見れるということが重要だろう。 IPv6をいくら叫んでも、利用者に訴求できなかったのと似ている気がする。

  新しい仕組みや施策、プラットフォームをつくるなら、まず現状の確認を正しくすべきなのと、地域情報化を語る人は、ぜひ地域にもっと入り込んでみるべきだ。 地域で声の大きい人(都会とパイプのある人)ではなくて、地域の中にいる人の声を聞く機会をもっともつべきだろう。 「書を捨て,野に出よ」だ。


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