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2010-10-05 Wi-Fi Alliance @ Hong Kong

_ [仕事][電波] Wi-Fi Alliance @ Hong Kong

  Wi-Fi Alliance のmeetingに参加。 事前登録がぎりぎりでうまく出来なかったので、現地で登録。 レジストレーションがしっかり朝7時から開いていたので、朝一番で登録し、朝食をとってオリエンテーションから出席できた。 

  IEEE802とは違って、民間のアライアンスなので、発表資料などは社名、ロゴが目一杯踊っているけれど、会議運営など基本は同じ。 しかも、IEEE802.11のコアメンバーの多くが参加していて、IEEE802.11のチェアミーティングメンバーのうち半数が来ているし、その他の署名なメンバーも各TGのチェアなどをこちらでしていたりする。

  結局、IEEE/IETF/Wi-Fi Allianceという、主要な標準化にリソースをきちんと送り込んで、標準化をリードするという戦略的な展開を欧米の企業がしているということだろう。 逆に日系の企業は、IEEE802に来ている人で、こちらに来ている人が1人も居ないのが異常だ。 

  こうやって、ここに参加してくると802.11の顔見知りで、前回のハワイ会合に来れなかった連中が、FIA SGのPARが承認されたことを祝福してくれたり、802.11に詳しくない参加者にFIAの説明を一生懸命してくれていたりするのが頼もしい。 また、ここは民間企業のアライアンスなので、いわゆる学術研究系はいない。 別な味方をすれば、無線LANの標準化でIEEE802.11等に来ているピュアな学術研究系の人というのは、ちょつと特殊な存在なのかもしれない。

  IEEE/IETF/Wi-Fi Allianceを合わせると、毎月のように一週間単位の国際会議が世界の何処かで開かれていることになるが、これらに併行して5人とか10人のスタッフを送り込んでいる欧米企業は、戦略的に経営リソースを投下しているわけで、これだけでも1億近い投資だろが、それをしているからこそ市場競争力をもって成功しているのだろう。 日本の企業などは、こういう戦略的展開がなく、場当たり的に各会議に散発に人を送っているように思えて、これが世界で最も成長している標準である無線LAN市場で日系企業が弱い原因かもしれない。

_ [] Dinner at Chesa in Peninsula

  夜は、香港のお父さん的存在の知人と会食。 PeninsulaにあるスイスレストランのChesaでディナー。 彼に言わせると、香港にはスイス人のシェフは沢山いるけれど、スイスレストランはここくらいしか無いそうだ。 というわけで、ソーセージ、フォンデュ、レバーのキノコソースのソテーなどのスイス料理を満喫。 

  しかし、1926年生まれの彼とは歳が34も離れているけれど、知り合ってから20年近くで、一番いろいろな都市で食事をしたり会っている仲なのが不思議。 84になる今でも、しっかりディナーを完食し、ワインも楽しむし、まったく年齢を感じさせない闊達さには歓心させられた。

 


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