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2012-01-01 2012年を迎えて

_ [MISC] 2012年を迎えて

皆々様

 新しい年の初めに、近況報告とご挨拶をいたします。

 さて、小職は、本年もも山梨県北杜市須玉町で、無事年越しをいたしをすることができました。 これも、ひとえに公私ともにご指導いだたきました皆様のお陰と感謝しております。

 一方、先の大震災により、様々な面で心ならずとも厳しい新年をお迎えの皆様には、新しい年が皆様の次のステップへと続くことを祈願しております。

 さて、昨年は九月末に、1993年に小職が創業したルート株式会社が、グループ会社である(株)アライドテレシス開発センターと完全合併をいたしました。 これにより、ルート株式会社は解散し、小職は(株)アライドテレシス開発センター取締役として、引き続きアライドテレシスグループの研究開発業務に従事しております。

 ルート株式会社は、1993年に3名で設立した研究開発会社で、スペクトラム拡散無線機、無線ルータ等の開発、製造を行うとともに、関連制度改革への提案やソリューションの提案、通信事業への挑戦など、幅広く無線と有線の融合によるインターネットドメインでのビジネスを展開してきました。

 ルート株式会社の経営方針は、

 1) 問題解決型の技術提案で社会に貢献する。

  2) 独創力豊富な技術者を育て将来にわたり、有意義な人材を育む。

というものでしたが、お陰様で現社員もOB達も、一廉の社会人として、多方面で活躍しており、その人達が時期や時代に限らず、ルートの社員であった事にいささかの誇りをもって、ルートの卒業生と言ってくれることは、この18年間のなによりもの成果であったと思います。

 さて、このように社名は変りましたが、業務は継続して無線通信技術に関わる研究開発に昨年も注力いたしました。

 とくに、昨年一月からタスクグループに昇格した、IEEE802.11aiの標準化では、スタディグループに続きチェアを務め、標準化を推進してきました。 

  この標準化により、昨今急増する公衆無線LANの利用シーンの拡大と、品質の向上に寄与できるものと期待されております。 現在、本標準化では、世界の無線LAN関連の主要企業の参加により、活発な議論が進められており、本年にはドラフトの承認を目指して引き続き標準化を進めております。

 このような中、昨年九月には、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターにおいて、IEEE802 Wireless Interimが開催され、地元沖縄の皆様の献身的なホスピタリティによって、内外300名を越える参加者の皆様に満足いただける会合開催が出来ました。 

 一方、新たな研究テーマとして、実電波を発する事無く、空間伝播から物理層、アプリケーション層までの全てのシステム要素を交換プログラムできる無線エミュレータによる仮想無線テストベッドは、その基本的な構想と、評価の第一段階が終わり、当初の目論みに沿った進展と成果を得る事ができました。

 当該研究については、昨年四月から山梨大学大学院医学工学総合教育学部機能材料システム工学専攻 博士課程に学籍をいただき、学術的な成果の取り纏めも進め、国内の研究会、ワークショップでの議論を進めることが出来ました。 今年は、これらの議論を中心に、国際会議での発表をするべく、現在論文の最終的な執筆を進めております。

 この他、業務支援をしている、多カ国語通訳サービスやシステムソフトウェア開発、パケットキャプチャ等についても、多くの皆様と新しいビジネスチャンスの創造に寄与できた一年となりました。

 最後に、私事ではありますが、代表をつとめる知的障害者の地域生活支援を中心とした活動を行うNPO”楽っ子"http://www.racco.orgは、障害者自立支援法に基づく、地域生活援助事業、短期入所事業をすすめております。 本事業については、皆様の周辺で、このような事業、施設のご利用に興味のある方は、ぜひともご相談いただければ幸いです。

 個人的には、昨年、三月の震災、原発の事故で、ICT技術の無力さを痛感させられましたが、同時に、さらなる技術、研究の重要性の啓示も得たように思っています。

また、一昨年末から年初にかけて煩った五十肩は、痛みも治まりましたが、体そのものは、かなりオーバーホールの必要性が生じているようです。 そこで、今年は、健康志向で体質・生活改善に挑戦したいと思っていいます。

 ここ数年、小職の周りには若いエンジニア、経営者が集うことも多く、彼らとの交流のなかで、彼らの行動や力に対して素直に尊敬の念を感じる事ができるようになってきました。 そこで、今年はより体系的に、こういう次の世代への貢献と自らの研鑽の相乗効果ができるような取り組みにもチャレンジするつもりでおります。

 なお、南アルプスと八ヶ岳の眺望だけしかない拙宅においても、Face BookやTwitterのお陰で、様々な情報と自然を同時に楽しむ事が出来る時代になりました。  皆様ご多忙とは存じますが、お近くにお越しの節は、ご遠慮なくお寄りいただければ幸いです。

  以上、長くなりましたが、近況の報告と新しい年の抱負を述べさせていただきましたが、本年も引き続きよろしく御願い申し上げます。

最後になりましたが、皆々様にとりまして、新しい年がより幸の多き年となりますようお祈り申し上げご挨拶とさせていただきます。

_ [] 金桜神社〜昇仙峡

  元旦の午前中は、公民館で恒例の集落の拝賀式と新年会。 公民館にある集落の八幡神社の社に向って、神官によって新年の祈祷を全員が受ける。

  午後からは、初詣に昇仙峡の近くにある金桜神社にいく。 ここには、左甚五郎作の昇り龍と降り龍があるとのことだったが、オリジナルは既に焼失していて、現存のものは昭和五十八年に復刻されたものだった。

  初詣のあとは、少し甲府よりにある昇仙峡を散策。 山梨の家から近くて、観光案内などでも名前は知っているものの、じつは来た事が無かった。 山間から渓流沿いに散策できる道が整備されていて、なかなか迫力のある自然風景に圧倒され、マイナスイオンを満喫。

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