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2017-01-21 リーダーの後ろ姿

_ [仕事][電波] リーダーの後ろ姿

  昨日まで参加していたIEEE802 Interimには、もっぱら民間企業が多いのだが、技術標準化ということで、中には公的な研究機関なども参加している。昨年来、802.11では大きな問題となっている、参加者の資格について、802は個人に投票権が付与される方式で、参加者の各個人がエクスパートとして責任ある行動が求められる。

  とはいえ、参加者は、企業なり組織に属して、その企業なり組織なりの利益代表として行動するわけで、それぞれの組織のチーム的な活動となる。欧米の企業は、主にマーケティング戦略的な視点を持つ、ハイレベルの人がチームリーダーで、その下に技術的に詳しい研究職や文章や法務に詳しい事務職で構成されている。

  一方、日本の企業をみると、技術研究職だけで、人数も限られていて、あまりチーム感がない。しかし、それなりの人数で公的研究機関から大所帯が参加しているのは、日・韓の特異性だったりする。

  いずれの場合にも、チームメンバーの役割分担やリーダーシップのあり方は、それぞれに特徴があるみたいだ。

  欧米の企業のチームの場合は、個々の発表は担当者がしているけれど、リーダー的な人は、全体会合や大きな節目などで、必ずご意見番的に戦略的な発言をし、リーダーシップを発揮している。また、他者の発表に対する質問なども、ここぞという感じで、リーダーが鋭い発言をするし、動議提案などを行う。そして、いくつかのグループでは、自らがチェアポジションを務めていることが多い。いわば、戦場で先頭にいる軍曹的な存在でもある。

  一方で、日系チームの場合は、絶対的に人数が少ないのでそういう役割分担やリーダーシップが見えない感が強い。また、人数の多いチームでも、グローバルなビジネス展開をしている民間企業の場合は、欧米パターンに近いようだが、もともとドメスティックな組織の場合、事情は随分異なるようだ。

  中には、多くの外国籍のスタッフによるチームを構成していても、なぜかリーダー的な人が、まったく発言をしない組織もある。これは多分に言語スキルの問題なのか、日本的に将たるものは、動かずに差配をしてこそ的な感覚なのかわからない。それでも、たまにバシッと行動で自ら示したりすると、督励してることにはなるのだろうが、どうもそういうことも無い。

  チームメンバーが、有期契約の外国籍の研究員だったりすると、もともと中・長期的なロヤイヤリティは薄いから、なにも背中で見せてくれないリーダーの下では、自己の鍛錬の方に注力することになるようだ。現場での行動を見ていると外国籍の人は、個人として他の組織の同胞と頻繁にコミュニケーションし、ここで磨いたスキルを使って、本国の企業や欧米の企業へと移っていくようだ。

  結局のところ、傭兵部隊を使って、戦線で一時的、局所的な勝利を収めても、それはうちに向けてのアピールにしかならず、組織の力にはならないのだろう。

  組織の力をあけで、標準化の戦場をリードするには、リーダーが自ら行動し、背中をみせる必要があるわけだ。


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