トップ «前の日記(2019-08-12) 最新 次の日記(2019-08-14)» 編集

Mano Blog

Health | MISC | NPO | PC | インターネット | 仕事 | | 電波 |

2019-08-13 エンデュランスへの誘い

_ [] エンデュランスへの誘い

  早朝にホテルをチェックアウトして、ワシントンDC経由で成田へ。久しぶりにワシントンDCのターミナル間をつなぐ独特なシャトルに乗る。昔、最初にこのシャトル見た時には、なんだかとてもびっくりしたよな。

  ところで、僕が乗馬を教えてもらっているSunny Fieldというクラブのオーナーが、エンデュランス馬術の最盛の為に、一念発起して純潔アラブ種の馬の輸入から育成へ取り組むことになり、クラウドファンディングにより支援を呼びかけている。

  エンデュランス競技は何かということについて、とても丁寧かつ具体的にこちらのサイトで解説をしている。実際、僕も乗馬をはじてめ、Sunny Fieldにお世話になるまで、エンデュランス競技の存在というか名前さえ知らなかった。そもそも、僕の場合、馬に乗ってみたいという漠然した興味は持っていたけど、それがどのくらい費用や時間がかかるのかは、まったく知識がなかった。なんとなくだけど、ハイソな感じの乗馬クラブに入って、それなりに長い期間レッスンを受けるんだろうなみたいに思っていた。だから、初めての体験外乗(馬場ではなく林道などの外にトレッキングに行く)で、全く初めてなのに、30分くらいの講習のあとに、いきなり馬に乗って自然の中を散策出来るなんていうのは、本当に想定外だった。

  もともと、もし馬に乗れるようになったら、自然の中を馬で駆け抜けてみたいという憧れはあって、シルクハットを被って馬術をみたいなものよりも、いわゆる野駆けをしたかったわけだ。

  だから、いきなりの初めてで、ちょっとした速歩も入れて、外に馬で行けるだけでもびっくりだった。(この時点で、速歩なんて言葉も知らなかったよ) しかも、費用もちょっとした飲み会一回分程度だし、なによりも道具を揃えたりなんていうことは不要というのは、まったくの想定外だった。

  こうして、国内で3回ほど外乗を経験したら、もっと上手く乗れたらなぁと思って、Sunny Fieldに通って、馬場レッスンをしてもらことになった。さらに、よく出張で行くアメリカでは、まずどこにいっても、ホースバックライディングが出来る場所があって、一人で道具も持たずとも、スレンダーな女の子と馬に乗って大自然の中をランデブーという楽しみがあることを知ったら、どんどんハマってしまったのだ。

  Sunny Field のレッスンは、基本的にプライベートレッスンで、一鞍(騎乗を鞍数でかぞえる)30分をしっかりと集中して教えてもらえる。そんなわけで、2013年の春に初めて体験外乗をしてから、少しずついろいろなことを教えてもらっていく中で、Sunny Fieldのメンバーからエンデュランスという競技があることを教わり、見学からはじめてクルーとして参加するうちに、自分もぜひ競技に参加したくなり、2015年の秋に参加資格(全乗振三級)の検定を受け、翌2016年の春に、20kmのトレーニングライドに初参加した。

  それからは、40kmトレーニングライド、二級の検定を得て、60kmへとステップアップして、60kmの公認競技にも出れるようになった。そんなわけで、なんだかんだ、馬、チームメイト、運営スタッフなどに恵まれて、20km x1 , 40km x 5, 60km x 3と計9回の競技会を無事に全て完走出来た。

  そして、昨年の春には、北海道でアラビアンホース5/8っていう、Alice号と出会い、自馬として育成し、いつの日か一緒に競技をと思っている。最近のAliceは、ちゃんと外乗のガイドなんかもしているので、そんな遠い日じゃないと思っていた。

  でも、ちょっと残念なことに、今年の6月の八ヶ岳大会40kmに出走した時に、臀部に痛みを感じて途中棄権となって、10戦目にしてはじめての失権となった。その後、MRIで背骨の圧迫骨折が見つかって、いまは療養に専念している。(正式な診断はまだだけど、自分では概ね回復したと感じてる)

  乗馬をはじめてから、アメリカに出張する折に週末があれば、地元の乗馬クラブなどを探して、トレイルをしてきたのだが、不思議なもので、ちゃんとエンデュランス仲間と巡り会えて、世界選手権やデビスカップという最高峰の競技会で優勝している大ベテランにレッスンしてもらう機会にも恵まれた。

  そんな中で、今回Sunny Fieldのオーナーでもあり、僕のコーチでもあるFさんが、エンデュランス競技の持続的な発展のために、アラビアンホースの輸入から育成へとチャンレンジすることになったので、僕にできる限りの応援をしたいと思っている。

  エンデュランス競技の魅力を語り出すと切りがないのだけど、そこは僕みたいな初心者じゃなくて大ベテランの書かれた今回のクラウドファンディングのページや、Sunny Fieldのページに詳しいので、興味のある人はぜひ一読してもらいたい。

  僕は、多くの人に知って欲しいのは、馬の楽しみ方として、自然の中を馬と一緒にトレッキングすることは、多分多くの人が想像するよりもリーズナブルに体験出来るということだ。もちろん、相手は生き物と自然なので、いろいろと甘くみてはいけないことはたくさんあるけど、それでも、はじめの一歩は、そんなにハードルが高くないということだ。

画像の説明 画像の説明

この日記は、FaceBookにフィードしているので、ツッコミはそちらだけで受け付けることにしました。
過去の日記
2019年
8月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31