トップ 最新 追記

Mano Blog

Health | MISC | NPO | PC | インターネット | 仕事 | | 電波 |

2019-09-01 間引きのお裾分け

_ [MISC] 間引きのお裾分け

  朝は、久しぶりに畑の草刈りと草引き。猿の被害がひどいので、ながらく人参を作っていなかったのだが、最近猿が来ていないので、今年は人参も作ってみた。ちょうど、草引きと一緒に間引いて、小さな人参を収穫。

  葉っぱといっしよにきんぴらにしても美味しいのだけど、ぐっと我慢してSunnyへ持って行き、Aliceにおやつのプレゼント。しかし、種まきが遅かったので、あまりこれからの大きくなるのは、期待できないかしらん。

  白菜の苗も久しぶりに作ってみたら、うまく発芽していたので、週末には定植できそうだ。

画像の説明

2019-09-02 アーキテクチャとシステムデザイン

_ [仕事] アーキテクチャとシステムデザイン

  今日は、SIPの関係で、朝から慶応の日吉キャンパスで、アーキテクチャに関するワークショップ。内容については、まったく疑義はないのだが、システム設計とかアーキテクチャって、普通にまともに開発業務に関わっていれば、当たり前のように取り組む領域ではある。

  しかし、どうも分業化された開発工程の一部にしか携わられない人は、全体をみないというか、見えない傾向があって、アーキテクチャやシステム的な視点が欠落することは確かに多いのだろう。

  逆に、実装や開発の現場を知らず、学問でアーキテクチャ云々を学んでしまうと、これまた結構ずれた意識高い系になる。結局のところ、ロジカルな思考が重要なんだけど、今日の不鮮明な要件定義によるワークショップとかに感じたのは、この辺りのパターンかもしれない。

  そういうば、システムの話って、過去に何度もこの日記にも書いたし、某社のCTOの時には、システムエンジニアと称している部門に対して、まずシステムはという定義から整理したこともあったけど、その辺りは何処も同じなんだろう。

  ちょうど、IEEE DTSIでは、Data Trading の定義をしたけど、あれもまさにシステムの定義に近い。


2019-09-03 どん詰まりからの打開

_ [仕事] どん詰まりからの打開

  今日のとある共同研究者での打ち合わせは、予定していた外部協力者の協力の確約が得られないということで、その対策の打ち合わせ。当初は、どうやったら協力を得られるかという王道的な話しだったのだが、どう考えても諸々の制約条件から、それを進めても目標にかなった結果にはならないだろうという認識をまず共用した。

  ということで、そこからは代替する手法や制約条件の変更は可能かという議論になった。小一時間の会議で、なかなかこれと言った代案がなくて、いささか困窮していたのだが、まぁ人間考えればなんか出るもんだ。

  差し迫った段階で、ふと開き直ったら、参加者のみんなが合意できるアイデアが出せて、なんとか出口が見えた。

  自分なりに、ちょっと久しぶりに頭使った感があって、満足度満点。


2019-09-04 ホーストレッキングの魅力

_ [MISC][] ホーストレッキングの魅力

  先月、我らがSunny Fieldで撮影されたBS日テレの三ツ星キャンプという番組が今日放映された。夜の9時からだったので、早めに帰宅して、しっかりと視聴。Sunny のオーナーご夫妻も、仲間のメンバーもしっかりと馬の楽しさを伝えてくれていた。

  僕の家でのバーベキューシーンもあって、ちょっとだけ僕も登場。でも、それ以上に、AliceやPooがテレビの向こうに映っているのが、なんか嬉しいものだ。

  いやー、Alice可愛いな.....って、完全に親バカだわ。


2019-09-05 闘病シリーズ No.23 副作用は忘れた頃にやってくる

_ [Health] 闘病シリーズ No.23 副作用は忘れた頃にやってくる

  先月のPET-CTで骨転移の疑いが晴れたので、改めて整形外科での検診を受けた。PET-CTの画像診断では、仙骨脆弱性骨折が指摘されているのだが、本当に脆弱性骨折(骨粗鬆症が原因)であれば、そのための治療方針をとる必要があるのだけど、レントゲンでは判断できないので、改めて骨密度の検査を来月行うことになった。まは、脊柱管狭窄を起こした原因の圧迫骨折のほうも、基本的には偽関節などにはなっておらず、それなりに治癒しているので、時間薬でということだ。

  一方で、先月の初旬に、少し目で見て明らかにわかる血尿(肉眼的血尿と言うらしい)が出て、それ以降も微量ながら何回かあった。とはいえ、連続して確認できるほどのことはなかったのだが、排尿時はいつも痛みを感じてた。ところが、一昨日の夜にまた肉眼的血尿があった。

  そんなわけで、どうせ整形外科に行くので、泌尿器科の予約もいれて検診してもらった。主治医の先生は、休診日だったのだが、若い先生曰く放射線治療が終わって一年から一年半くらいで、放射性膀胱炎が起こるのは典型とのこと。これは、放射線が膀胱の正常細胞にも損傷を与えて、そこにできる新しい小さな血管が脆弱のために、切れて出血をするものらしい。

  「症状からは、この放射性膀胱炎の可能性が限りなく高いのだが、膀胱癌や他の原因があるといけないので、一応膀胱を覗いてみましょうね」って、なんか軽く言われた。MRIもPETも撮ってるけど、膀胱覗くってどうやるの?と聞いたら、軟性膀胱鏡という、まぁ内視鏡で見るとのこと。それって、尿道に内視鏡入れるんですよね...痛いですよね....麻酔ですよね...とビビりまくって、いつやるんですか? ってきいたら、「確認したら空いてるみたいなんで、今できますよ、そんなに痛くないので、ゼリー塗ってやるくらいですから」とのお返事。

  いやいや、それ絶対に痛いよね... だって、あそこに外から入れるんでしょ..... と思ったけど、まぁ覚悟を決めて診てもらうことに。看護師さんがひととおり手順を説明してくれて、"軟性"っていうのは、管が曲がるので痛みあまりないんですよと説明してくれたけど、やはり怖い。

  でっ、あっという間に準備もできて、いざ検診。いやー、痛いじゃないですか、これ痛いですよ.....ギャーーーーー。でも、しっかりと画面は、一緒に確認。膀胱の尿道への出口付近が、爛れて出血しているのが判った。

  というわけで、最初の見立て通り放射性膀胱炎とのこと。なにか処置ができるものではないらしく、まああまりお腹に力が入るようなことはしないようにするくらいしかないらしい。

  放射線治療のあと、2ヶ月後くらいに、ひどい膀胱炎になったけど、あの時は、血尿はなかった。でも、まさか一年過ぎてから、こういう副作用があるなんていうのは、まったく知らなかったわ。幸いに、同様の新しい血管が出来てる範囲は少ないそうで、まぁこれからも同様のことは起きるけど、さほど深刻な状況ではないとのことだった。

  ネットでみると、痛みの少ない血尿検査とか書かれてるけと、本当に痛いからね...これ。

画像の説明

2019-09-06 Unwired Innovation Lab 合宿

_ [電波][仕事] Unwired Innovation Lab 合宿

  今日は、慶応のSFCで始めたUnwired Innovation Lab のメンバーと合宿。山梨県の共同研究先の工場を訪問し、様々な漁業関係の装置やドローンの開発者らと実際の装置の解説を受けて意見交換からスタート。こちらの指導陣も学生も、みんな実際の装置をみて、触ることで、その課題や研究の方向付けに、大きなヒントを得たようで、とても有意義だった。

  工場での打ち合わせのあと、途中のスーパーで夕飯の食材を調達して全員で山梨の拙宅に移動。まずは、全員でたかねの湯で汗をながしにいき、そのあとはエンドレスなディスカッション。

  昼間の打ち合わせで、共通認識が増えたので、大人しめなのかと思っていた学生さんも、自由闊達に意見を出してくれて、いろいろと面白くなってきた。

  今夜の後半は、共同研究先の社長さんが差し入れてくれた南極の氷でスコッチを楽しむ。これは、しらせで切り出して持ち帰えられた氷で、なかにたくさんの気泡があって、お酒を注ぐとプチプチと弾ける音がして、なんとも神秘的。氷と一緒に入っていた説明書によると、二万年前に作られた氷で、そのなかの気泡は、二万年前に閉じ込められたものだそうだ。

  というわけで、二万年前前の氷もとける熱い議論な夜だった。

画像の説明

2019-09-07 アーキテクチャ転換

_ [仕事] アーキテクチャ転換

  今日の午前中は、昨日に引きつつぎSFC UnWired Innovation Labの合宿。いろいろな視点で議論をしているなかで、根本的なアーキテクチャの転換が出来ないかというアイデアが、トップの某教授から出た。

  こういう根本的な部分を大局的に示せるのは、やひりPhDのPhDたる所以だよなと感心。でっ、これを受けて、まずは論理的に可能なのかというのを考えるわけだけど、取り扱うものが信号波なので、僕が長年関係している研究領域にある。なので、ついつい、その話しを等価回路や行列やSパラみたいな視点で考えてみると、まぁ出来るよねという結論になる。

  こんな議論を1日半行なって、次回の宿題も明確にして、昼で解散となったけど、なかなかに充実した合宿だった。

  午後は、SunnyでAliceの顔をみてから、畑の草刈り。夜は、昨日の南極の氷を再び。せっかくなので、久しぶりにGlenfarclas の1989年の偉人ボトル。

画像の説明

2019-09-08 親はなくても子は育つ

_ [] 親はなくても子は育つ

  今日の午前中は、畑を整理。モロッコやきゅうりの支柱やネットを外して、秋野菜にむけて畝をつくって鶏糞の元肥を入れておく。久しぶりに、白菜の苗を作っているので、こんどの週末には定植しよう。

  午後は、Sunnyに顔を出す。Aliceは今日も外乗のガイドでFさんが騎乗して林道へ。最初に、丸馬場でゲストの方にレクチャしている時も、なんだかとても落ち着いている。僕は、もう半年も彼女に騎乗していないのだが、まぁ育つもんだよね。

  まさに、親はなくても子は育つなぁ...今日は、珍しくPoo&Aliceが繋ぎ場に並んだので、記念撮影。

画像の説明 画像の説明

2019-09-09 台風に負けた

_ [][仕事] 台風に負けた

  台風のための計画運休などがアナウンスされていたので、昨夜のうちに東京にもどり、今朝は運転再開に合わせて出社する予定だった。とりあえず、中央線は避けようと思って、吉祥寺までバスで出て、井の頭線へ...

  ところが、なんと井の頭線が複数箇所での倒木で、運休中でいつ再開するかわからないとのこと。

  しかたがないので、中央線に切り替えたら、ちょうど快速電車が動き出して、入場制限があったものの、二本目に乗ることができた。ところが、いざ乗車しても、なかなか動かない。そのうち、アナウンスがあって、四谷駅で倒木があり、撤去まで運転再開できないとのこと。そして、またしばらくしたら、今度は御茶ノ水駅で、線路内に障害物があって、さらに再開が出来ないとのこと。

  そんなわけで、結局は待てど暮らせど、運転再開しない。予定の打ち合わせには、とても間に合わない。結局、諦めて今日はテレワークすることにして、吉祥寺からバスで自宅に戻った。

  夜は、アメリカから昔の同僚が訪日したので、夜は山梨の某所で久しぶりに再会。


2019-09-10 学生さんいらっしゃーい

_ [仕事] 学生さんいらっしゃーい

  Root,Inc.の時の部下らとIoTな打ち合わせのあと、久しぶりに一献。当時、無線ルータの開発をしていたT君が、某大学の博士課程前期に入学したとのこと。しかも、研究室は僕も良く知るS先生のとこだという。

  「何、ちょっと待て、でっ修論のテーマは?」「まだ、決まっていないです。」「よし、だったらS先生といっしよにやってる北陸の....は、どうよ」と押し込んでみた。飛んで火にいるなんちゃらじゃないけど、ちょっと即戦力みっけって感じで、しめしめ。

  それにしても、ここ数ヶ月の間に、元Root,Inc.の部下二人から大学院の学生証を見せられた。いやー、これってなんか嬉しいな。みんな、歳とってもちゃんと学習意欲があるわけだよね。

  僕は、学位とったのは、53だったけど、彼らはまだ40代だから、もっともっとチャレンジできるよな。Root,Inc.の経営理念には、"独創力豊富な技術者を育て将来にわたり、有意義な人材を育む"と謳っていたけど、なんか今になってその成果がちょっとあったかなと感じれるのが嬉しい。


2019-09-11 標準化な話しは早い

_ [仕事] 標準化な話しは早い

  今朝、某雑誌の記者から標準化への取り組みについての取材からスタート。もう、何年も企業における標準化への取り組みとかについて、省庁の検討会などでも機会のあるごとに言ってることを繰り返してたりする。

  そんな取材からはじまった1日の終わりは、夕方も国際標準化の会議。僕は昔にITU-Dの仕事はしたことがあるけど、そのあとはIETFやIEEEといったフォーラムベースの仕事がメインだった。

  今日の夕方の会議は、ISOな話しで、その道のベテランの皆様と打ち合わせ。フォーラムだろうかデジュールだろうが、国際舞台で標準化会議などで活躍している人達は、実に話が早くて、会議自体が充実感がある。

  こういう文化って、うまく浸透しないかな....


2019-09-12 圧縮

_ [仕事][電波]圧縮

  車載用デバイスからの通信コストを下げるためのデータ圧縮に取り組んでいる担当から、通信量を80%程度下げることが出来そうだという報告が上ってきた。僕の目論見というか指示した目標は、90%減だったので、目標から比べるとまだなのだが、これで少し実運用の目処が立ってきた。

  これがうまくいくと、本当に簡単に誰でもMaas的な事が気軽に出来るようになるので、いよいよ楽しみになってきた。なんだかんだ言いながら、こういう実装の開発は、楽しいよなぁとつくづく思う。


2019-09-13 提案力

_ [仕事] 提案力

  とある案件で今日部下が客先を訪問した結果を聞いたのだが、タイミングも内容も大したもんだなと感心。自分から仕掛けて、しかもそれなりに明確な結果を出す提案力というのは、素晴らしい。

  そんなスタッフが一緒に仕事してくれていることが、なんとも嬉しい。ちょうど、昨日書いた圧縮技術の応用分野の話というのも、良い巡り合わせだ。

  午後は、別な案件で、やはりスタッフが対応していた顧客との打ち合わせに同行。こちらは、旧知の某大学の先生も一緒で、やりたいことやポリシー一致するので、最低限な確認事項をして、こちらのシステムの説明などをした。この案件は、まだ若いスタッフが追いかけてるのだけど、彼ももう一つ積極性があると嬉しいけど、これからの成長に期待かな。

  夕方から大学の後輩で、いまは取引先の関連会社にいる知人の来訪をうけて打ち合わせ。こちらも不思議なことに、一連の圧縮技術の応用だったりする。なんで、重なる時には重なるんだろう。


2019-09-14 秋野菜

_ [MISC][] 秋野菜

  今朝は、開花した庭の百合にほっこりしたあと、畑で白菜とブロッコリーの定植からスタート。以前は、大根も白菜も野沢菜も作っていたけど、ここ数年は冬野菜を作っていなかった。今年は、ちょうど育苗ができるタイミングで日本に居たこともあり、白菜だけは自家製にしてみた。もっとも、このままうまく活着してくれたらの話だけど。

  畑の後は、Sunnyに行って、Aliceの調馬策運動。なんだか、すっかり違う馬みたいで、とてもスムーズな歩様の移行にビックリ。せっかくなので、洗馬して、リンスしてあげたけど、放牧場に戻して無口を外したら瞬殺で砂遊びされてしまった。まぁ、想定の範囲内ではあるけどね。

  明日から出張なので、夕方のあずさで東京に戻る。三連休&千葉行きというあずさは満席。早めに指定をとっておいて良かった。

画像の説明 画像の説明 画像の説明

2019-09-15 Return to Honoi

_ [][仕事] Return to Honoi

  IEEE802 Wireless Interimのために、朝の羽田発でハノイに移動。ハノイにくるのは、2006年以来なので、なんと13年振りだ。Root,Inc.の頃は、ベトナムのVNPTと無線ルータの現地生産の案件や、工業団地でのインターネットアクセスラインへの利用などがあり、ハノイもホーチミンもなんどか来ていた。当時は、ハノイの現法に代理店もしてもらっていたし、某大手商社の現地店のみなさまにも大変お世話になった。そんな縁もあって、2006年の2月に山梨のグループホームで使う食器類を、バチャンに買い付けに来たのが、ベトナムに来た最後だった。

  今回は、国際会議場のあるエリア内のホテルなので、まだ街なかをみていないけど、空港も空港からの道も、やはり13年前とは違って、随分と綺麗になっいる。もっとも、車の運転は相変わらずスリリングであるけど。

  ホテルにチェックインした後、夕方からのリーダーズミーティングと、CACで、4ヶ月ぶりにIEEEな会議に参加。世界中を飛び回ってるベテランだらけなのに、なんとベトナムに来たことがあるのは、僕一人だったのは、ちよっとビックリ。空港から一緒に移動した日本人の知り合いも、みなさんベトナムは初めてとのこと、もっとベトナムって身近かと思っていたので意外だった。


2019-09-16 近場開催

_ [][仕事][電波] 近場

  今日から、IEEE802 Interimのレギュラー会議がスタート。ジョイントオープニングとWGオープニングに出席したあと、今日は802.11bcと802.19.3に出席。自分自身がチェアではないものの、TGbcは、僕の会社でチェアを出していることもあり、進め方や進捗については、チェアと個別にすり合わせ。いささか、懸念はあったのだけど、それなりに方向性が落ち着いてきた感じで、一安心。

  それにしても、ベトナム開催だと時差は二時間しかないというのが、ある意味ありがたい。しかも、今日は日本が休日なので、インターラプトが少ない。そして、NHKプレミアムも映るので、朝は朝ドラからスタートというのも、何気に嬉しいものだわ。

  今回の会議場は、ハノイの中心から少し離れた国際会議場のあるエリアなので、街中どころかホテルから一歩も外に出ていない。でも、どこかで時間を見つけて、一度くらい街中に行ってみよう。

画像の説明

2019-09-17 Review Report

_ [仕事] Review Report

  日・欧の共同研究プロジェクトの評価委員をしているのだが、その評価会議が今週末にあり、そのためのレポートを書くために提出された大量の報告書を印刷して出張先にも持ってきている。

  実は、一昨年前までは、評価される方の立場だったのだが、今回のプロジェクトも、どう読み込んでも同じような根本的な問題を感じてしまう。

  今回のプロジェクトも僕が参加した時のプロジェクトも、基本的にはかなり物理層に近い研究が中心なので、個々の要素技術にはそれなりに詳しい報告もあるし、もちろん新規性もあることは認めるところだ。

  ところが、システムとして見たときに、そもそも論のとこで、スッキリしないとこがある。誰か一人でもいいので、こういうプロジェクトには、大局的にシステム設計ができる研究者が参加してほしいなと思うのだ。

  ちょうど、いまSIPで関わっているテーマは、アーキテクチャなんだけど、まさにアーキテクチャとかシステム思考が、日本の研究や技術開発には必要なんだよなと痛感。

  今日も、ホテルの外には一歩も出ず、そのかわり夜はホテル内のジャズ演奏のあるバーで一献。

画像の説明

2019-09-18 逞しいセールスレディ達

_ [] 逞しいセールスレディ達

  Interimの中日である水曜日の夜は、恒例のソーシャル。今回は、スコールのためにホテルの中で、ベトナム料理屋など豊富なコーナーが展開されて、民族音楽の演奏や獅子舞などもあって、なかなかに盛況だった。とはいえ、いちどもホテル以外に出かけてないので、Grabで夜は街中に出かけてみた。

  とりあえず、ダウンタウンのランドマークである大聖堂まで移動し、そこからナイトマーケット方面に歩いて散策。ハノイのTa Hien通りは、道の両側Iにあるたくさんの飲食店の椅子とテーブルが道をほとんどを塞いでいて、もう半端なく混沌としている。Hồ Hoàn Kiếm側から入って、なんとかメインのブロックを通り抜けたあと、もういちど迂回して戻って、途中の店でビールを飲むことにした。

  店に入って、椅子に座るやいなや、ビールメーカーのキャンペーンコスチュームの女の子達からの営業攻勢がはじまった。どうも、着ているコスチュームの会社のビールを、それぞれが専門で受け持っているようで、とにかく自分の扱うビールを薦めまくってくる。しかし、わざわざここまできてカールスバーグやハイネケンを飲む気はしないので、ハノイのローカルビールを、ハノイビールのコスチュームのお姉さんにお願いする。このハノイビールのお姉さんは、他の子達より少し歳上のようで、なかなかに睨みを効かして、うまく注文を攫った感があった。

  こうしてビールの注文が決まったら、蜘蛛の子を散らすみたいに、女の子はみんな退散して、店の外のテーブルや新しいお客さんへの営業攻勢に戻っていった。とりあえず、ビールを飲みながら、みんなで店の様子を観察した結果、店はあくまで場所と冷蔵庫と在庫というかビールを管理しているだけで、ビールのセールスは、それぞの担当の女の子のコミッションセールスのようだと判った。そんなわけで、近くを通る時に自分の担当のビールを、しっかりとまたオファーしてくるけど、そんなにしつこくない。そして、仲間の一人が席の後ろに積んであるサイゴンという名前のビールが欲しいと女の子に声をかけたら、そのビールの担当はいなくて、誰にもコミッションがないのか、こちらの言うことはまったく無視して、とにかく自分の担当のビールを進めてくる。しかも、現物を冷蔵から出してきて、テーブルに並べて、オファーしてくる。それでも、知人は妥協せずに、このビールが欲しいんだと言い切ったら、くだんの歳上なハノイビールのお姉さんが、ようやく渋々とサイゴンビールを出してきた。勝手な想像だけど、自分の担当じゃないビールを売った場合にも、多少のキックバックはあるんだろう。

  というわけで、一時間ちょっとくらい、こんな店の仕組みを肴に楽しんで、お会計をとなった。会計は、店の入り口にずっと座って伝票を書いてるおじさんが伝票をくれる。中身は、純粋にメニューに書かれてるビール代だけで、テーブルチャージとかサービス料金がない。四人でビール6本、食べ物なしで、165,000VNDだから、日本円にして1,000円もしないので、なんだかお店に申し訳ないかも。

  それにしても、商魂たくましいビール売りのお姉さん達は、四つ辻の周りの店が全部テリトリーのようで、とにかくあっちこっちで売りまくるのだが、彼女達は個別にお金を受け取らず、冷蔵庫からビールを出してきてテーブルに置くまでがお仕事。それでも、ちゃんとお店の帳場のおじさんには、誰が何をどのテーブルにどれだけ売ったのかはちゃんと伝わっているわけだ。しかも、なかには他の子の担当のハンドリングでのバックコミッションまである複雑な課金システムは、どうやって回しているんだろうと思っていた。

  そんなわけで、よくよく観察してみたら、なんと監視カメラと顔認証、ビール瓶の形状とラベル認識システムがあって、AIで自動的に決算をして、各売り子には電子マネーでコミッションが支払われるというシステムが稼働している。

  

  

  

  

なーんてことは、ないようだけど、カオスだった。

画像の説明

2019-09-19 真摯な対応

_ [仕事][電波] 真摯な対応

  今日は、午後二番目のセッションが早々と終わったので、またしてもGrabで街中に。もっとも、夜はCACミーティングがあるので、それまでの外出。昨日より早い時間なので、同じ通りでもまったく景色が違うし、そもそも車が普通に通っているのはびっくり。特に、なにをではないので、みんなでコンビニでビールを買い込んで、ホテルにもどりCACミーティング。

  今回、802.11axのコメントが解決して、TGaxとしては書面投票への決議を承認したのだが、とあるコメントについて、クレームがついた。まぁ、そのコメントは、リジェクトされたのだが、その理由がちゃんと示されていないということだ。でも、すでにTGでの投票は可決されてるんだから仕方ないよねとしないとこが、このグループの真摯なとこだ。結局は、運営規則にも反しないので、チェアミーティングで技術的なリジェクト理由を明文化し、明日のWGで承認し、そのあとで書面投票へ進める決議をすることになった。これだと、TGの結果にも反しないし、コメンターに対する説明もされるわけだ。

  このリジェクト理由の文言だけでも、CACではそれなりの時間をかけて、合意する文言にまとめあげた。「基本的には、結果は変えずに、技術的な理由を書く感じにして、あとは座長一任で」なんていう、日本的なことはせず、この一つのコメントでも、みんなで考えて、意見のある人は代案を具体的に出して、しっかとりと回答文章が出来上がった。結局のところ、こういう真摯な対応をしているから、この大所帯のコミュニティは成長を維持できるんだろうな。

  ミーティング終了後、どん兵衛で夕食を済ませて、買ってきたビールを部屋のみ。なんとか、五人で購入した缶ビールは、全部開けた。

画像の説明 画像の説明 画像の説明

2019-09-20 Wireless Sensing

_ [仕事][電波] Wireless Sensing

  今回のIEEE802 Wireless Interimでは、WNG-SC(Wireless Next Generation Standing Committee)で少し面白い話しがあった。このWNGは、標準化をするかどうか以前の話題を提案し、議論する場所で、いわば新しいネタの持ち込み場所だ。ここでのプレゼンをしながら、参加者の意見や反応みて、ある程度のコンセンサスが形成されたら、オフィシャルなグループが組成されることになる。最近は、TIG(Topic Interest Group)というグループを組成して集中的な討議したあとに、SG(Studyg Group)という標準化活動の開始申請の文章PAR(Project Authorisation Request)を策定する活動へと移行すル事が多い。SGの設置には、802全体のEC(Exective Committee)の承認もいるし、その設置期間も原則6ヶ月と規定されているので、その前段階で掘り下げるのがTIGとなる。

  TIGにしたところで、一定の参加者のコンセンサスを得て、802.11WG(Working Group)の承認を得る必要がある。そんなわけで、クリーンスレートから提案する場合には、まずはこのWNGでなんどかプレゼンを繰り替えすことになる。実際に、僕らが802.11aiの提案をした時には、WNGでコンセンサスを得るまでに、本当になんども発表とディスカッションを繰り返した。

  そんなWNGでの発表で、今日はWireless Sensing関連の発表が続いた。これは、センサーを無線ネットワークで接続するという話しではない。ではなにかというと、無線LANの電波を使って、部屋の中の人の動きなどを検出しようというものだ。まぁ、基本的にはレーダーな話しな訳で、ここ数年は学術系からこの類の発表はいくつかあって、一部は話題にもなっている。

  基本的には、レーダーなどは、自分の発信した電波の反射波から対象物までの距離や大きさを測るのだが、それを無線LANの電波でやろうというわけだ。セキュリティシステムとして使うことも可能だし、パソコンの前にユーザーがいるかを検出したりとかも出来るだろう。たまたま、別な研究でもレーダー系な話しもあるので、少し興味があるものだ。もう、こうなるとWLANといっても、圧倒的にコミュニケーションという世界じゃないけど、IEEE802.11というコミュニティは、ひたすら拡大していくんだろうか...

  なにはともあれ、SEN TIGは、予定通り設置承認されたので、しばらくフォローしよう。

  予定通りクロージンクもおわり、昼に空港に移動して、羽田便で帰国。羽田にはいささか早着しものの、結局家についた時には、日付は変わっていた。


2019-09-21 Beyond 5G

_ [仕事][電波] Beyond 5G

  今日は、朝から日欧共同研究のThor(TeraHertz end-to-end wireless systems supporting ultra high data Rate applications)の、一年目の評価会議。日本側のレビュアーである僕ともう一人の研究者は、共に昨夜ハノイで開催されたIEEE802 Interimから帰国して深夜に就寝したので、なかなかにハードスケジュールだ。

  二年前までは、この日欧共同研究でRAPID 5Gというプロジェクトに研究側で参加していたのだが、その時の共同研究者が今回も研究者側にいるので、久しぶりに顔を合わせた。

  内容の詳細は、まだ公開できない部分もあるので、ここには書かないけど、マネージメントや成果物は、概ねよく進んでいる。ただ、どうしてもメンバーが物理層に近い研究者だけなので、L2から上の話やシステムの話が弱いと感じるのは、僕がそっちのレイヤーだからなのかもれしない。

  このレビューは、日欧2名ずつ計4名のレビュアーで評価結果をまとめるのだが、それなりに意見の違いはある。今回も朝のプレミーティングでは、そこそこに隔たりがあったけど、最終的には同じ感覚のところに落ち着いたのは何よりだった。

  予定より少し早めに終わったので、夜のあずさで山梨の家に帰宅。なんとか、たかねの湯の営業時間に間に合ったので、一週間振りに温泉に使って旅の汚れを落とした。


2019-09-22 ボタニカル?

_ [] ボタニカル?

  いつものように、週末はAlice & Pooのご機嫌伺いからスタート。あいにくの馬場コンディションなので、調馬策もなしで、本当にご挨拶まで。というわけで、とりあえず今日は溜まっている書類仕事を消化。

  山梨は、すっかり涼しくなって、一枚重ね着をしないと寒い感じ。そんななか、ハノイに行く前に羽田で購入したサントリーのクラフトジン ROKUを、例によって南極の氷で楽しむ。

  このジンは、さまざまなボタニカルが加わってるので、カクテルにはいささか難しい。そんなわけで、庭の青シソを浮かせて、ロックにしてみたら、なかなかマッチした。

画像の説明

2019-09-23 強風停止

_ [] 強風停止

  昼のあずさで東京に戻ろうとしたら、なんと強風のために小淵沢で停車して運転を見合わせているとのこと。そのあとのかいじ号が先に出発するとのことだけど、発券済みの特急券の変更をする窓口は混雑している。とりあえず、間に合うか微妙だったけど、並んでいたら、あと二人くらいの段階で、出発時間が迫ってきた。どうしようかと思っていたら、あずさ号も動いたので、かいじ号のあと10分遅れくらいで出発とのこと。しかも、かいじ号は、どうも指定が満席らしい。そんなわけで、結局は変更をしないで、もともとのあずさ号を待つことに。かいじ号が出た十分後に入線。結局は、定刻より30分くらいの遅延で甲府を出発。まあ、途中で抜けるわけはないので、そのまま新宿に。幸いにこちらは、時間に余裕をみていたので、そのあとの行動に影響はない。

  新宿から水道橋経由で小石川のお寺さんに行き、父母に久しぶりのご挨拶。そのあと、一旦会社で事務仕事をして、夜は知人と久しぶりにフレンチ。オーソドックスでレガーシな某老舗フレンチで、母もよく使っていた店で、安定な定番感が嬉しかった。


2019-09-24 リターンエース

_ [仕事] リターンエース

  今日は、朝からDTAの秋季合同委員会と第十回データ流通推進フォーラム。午前中は、運用基準、認定審査、戦略企画、理事会の各委員に出席。午後のフォーラムは、今回は内閣府での会議があったため、残念ながら中座することに。

  そんな内閣府での会議は、各省庁と民間団体がオブザーバーとして出席するもの。一通り発表のあとのディスカッションで、民間オブザーバーからも意見をと振られたので、この会議体へのリクエストをだしたら、そこはそちらのほうが詳しいんだがら、次回の会議の時にアジェンダタイムをとるので、発表してくださいと、見事なリターンエースをくらってしまった。

  いやー、久しぶりに見事な返しに、もうなんとも言えませんでしたわ。


2019-09-25 コピペコーディング

_ [仕事] コピペコーディング

  今日の午後は、DPC(一般社団法人 官民データ活用共通プラットフォーム協議会)のワークショップとフォーラム。DTAとDPCは、制度設計と実装というデータ流通の両輪を連携して進めている兄弟団体のようなものだ。

  今日のワークショップでは、DPCが実装しているNGSI:Next Generation Service Interfacesのテストベッドを触ってみる。しかし、いまやこういうのって、WEBベースだし、サンプルコードをコピペして、ちょっと直してって感じで、僕の知っているプログラミングとは違う世界。

  こいうのが、サクサク出来ちゃうって、なんだかやっぱし凄いのかもしれない。


2019-09-26 更新

_ [][MISC] 更新

  来月に出張予定のエストニアは、入国時点でパスポートの残期間が6ヶ月必要とのこと。今のパスポートは、来年で有効期限が切れるのだが、厳密にはわずかに2日ほど6ヶ月に満たない。

  そんなわけで、昼に有楽町のパスポートセンターに寄って更新手続き。写真の撮影、書類作成して、待ち時間いれて小一時間。パスポートの申請は、これで6回目になるけど、有楽町は久しぶりな気がする。かつて、1979年に初めてパスポートを申請した当時は、まだ学生だったし、渡航先のインドネシアのビザをもらうのに大使館に行ったり、天然痘とコレラの予防接種を受けて、その証明書が必要だったりと、結構煩雑だったことを思い出す。

  残存期間のあるパスポートからの更新は、住基ネットに対応している自治体の住民登録があれば、住民票もいらないので、実にあっさりしていて楽だな。印鑑も印鑑証明もいらないけど、申請書に住所や氏名を書くことは変わらない。このあたりは、デジタル手続法の施行で、具体的な運用に落ちてくるとうれしいんだけどなぁ...

  午後は、某省での打ち合わせのあと、夕方に大変お世話になっている大先輩の創業50周年のパーティへ顔を出す。それにしても、まだベンチャーとか情報産業なんて言葉さえない時代に起業されて半世紀、そしてご本人曰くあと50年は走るというのは、本当に凄いし、周りがみんな元気になる。僕は、四半世紀近くのお付き合いになるのだが、まったくご恩に報えていないという忸怩たる思いが募るとともに、しっかりと報告できる成果を出すことをあらためて心に誓う。錚々たる参加者のなかで、旧知の経済界の先輩方やベンチャーの雄がいて、久しぶりにご挨拶できたけど、本当に先人の在り方をいつも勉強させられる。


2019-09-27 Motion to reconsider

_ [仕事] Motion to reconsider

  今日は、午前も午後もDTAとアーキテクチャな話。午後の国際標準化推進委員会では、いくつかの動議文言の誤りが決議後に発見された。今日の会議は、流石に国際標準化の世界で経験を積んできたベテランが多く、これを戻って直すにもしっかりと意見がでた。

  そんなわけで、ちゃんとMotion to Reconsiderを出すことになった。これは、多分日本の会議ではまずないよね。もっとも、Robert's Rule of Orderでも、かなり特別な扱いになっている。なにしろ、一事不再議の原則を覆すのだから、その発議のタイミングや、発議者などには、一定の要件があって、乱発できないようには考慮はされている。

  僕は、途中から場所を移動して、WEFジャパンセンターにお伺いし、そちらからZoomですこし参加。WEFとは、DFFTを実現するための展開やIEEE DTSIとインデイァンスタックの連携などについて、アクションプランを協議。具体的なプランも見えてきたので、なかなかに面白くなってきた。

  こうなると、いよいよ、日本的空気での意思決定は通じなくなるぞっと。


2019-09-28 闘病シリーズ No.24 骨密度検査

_ [Health] 闘病シリーズ No.24 骨密度検査

  今日は、昼過ぎから病院で骨密度の測定。レントゲンよりも微小な放射線の透過量で測定するものとのこと。検査時間は、着替えから会計までしても、全部で30分で終わるもの。

  検査結果は、その場でで簡単な説明の形で印刷されたものが貰える。結果的に言うと、骨粗鬆症までは行ってないものの、やはりかなり若い人や同世代の人の平均と比較する低下している。癌の治療で行なっているホルモン両方の影響があることは、当初から言われていたけど、こうして数字で見ると、まぁ受け入れざるを得ないな。これに対して、どのような処方をするのかは、来週の整形外科の診療まで待つことになる。

  今日の夕方からは、越後湯沢というか石打丸山で、知り合いのスキーロッヂのオーナーの傘寿のお祝い。ここのオーナー夫妻は、40年前に石打丸山の湯沢側のはつか石スキー場の奥に、脱サラでスキーロッヂを開業した。当時、大学生だった僕は、すっかり意気投合して、そのまま居候的にバイトとして居着いてしまった。その後の何代かのバイトや、当時の常連のお客さん仲間との付き合いが、いまでも続いていて、今日は久しぶりにみんなで集まった。仕事の利害関係のない、気のおけない仲間というのは、あっと言うまに40年の時の長れを巻き戻せるのが面白いな。


2019-09-29 米どころ、酒どころ

_ [] 米どころ、酒どころ

  朝食のあと、昨日から集まったメンバーで、バスで六日町の先にある魚沼の里、八海山 雪室というテーマエリアに。ここは、清酒の八海山で有名な八海醸造が運営していて、雪室やビールや焼酎の工場などもあったりする。

  残念ながら、時間が合わなかったので、雪室の見学ツアは出来なかったけど、ショップを見て回ったり、試飲したりとなかなか楽しい場所だった。一旦、宿で荷物をピックアップしたあと、電車組は越後湯沢の駅前でへぎそばで昼食。そのあと、駅ナカにある「ぽんしゅ館」に入ってみた。ここは、150 種類の日本酒が試飲できる。500円でコイン5枚と利き酒ようの猪口をもらい、好きなお酒を選んで楽しめる。なかには、コイン3枚とか2枚のものもあるけど、まあ500円で最大5種類が楽しめるという仕組みだ。

  流石に、新潟は米どころ、酒どころなので、お酒もお米も、そしてお米ベースのお菓子も、ほんとうにたくさんの美味しいもので溢れている。昔、僕が初めて来た頃は、まだ新幹線が通っていなかったけど、駅前も駅ナカも当時とは比べ物にならないくらい、賑やかになった越後湯沢は、なかなか楽しい駅になっていた。

画像の説明

2019-09-30 AIアシススト

_ [MISC] AIアシススト

  今日は、信濃町の慶応病院でAIホスピタルの研究拠点視察。SIPの評価委員も含めて大人数での説明と現場視察。AIホスピタルでは、AIの支援により医療事務の低減や効率化を進めたり、ロポットによる支援で、医療従事者の被曝量を下げたり、子供のケアをして小児医療を支えたりと、実に多岐な取り組みをしている。

  このプロジェクトの最大の特徴は、技術シーズではなく、現場ニーズから取り組んでいる点なのだが、今日は、その辺りが従来と異なることが如実に現れる質疑があった。

  とあるロボート系の研究をされていた委員から、このプロジェクトの成果として、ロポット研究そのものに普遍的に展開できるものを目指しているのかという質問があった。つまり、医療という特定分野で既存のロボットの利活用をしているだけで、新規性とか学際的価値を見出せないという視点だろう。

  これって、完全に技術屋シーズ視点なわけだよなぁと... 医療の現場の課題があって、それを解決するのに道具としてAIやロポットを使うのが、今回のプロジェクトの視点なので、もしそこに特異な要求があれば、それはロボットやAIという要素技術の研究開発にフィードバックすることはあるけど、それを普遍的課題に展開するか、特異点として捉えるかは、まさに要素技術の研究開発側の研究範囲だろうと感じた。

  今日の視察では、小児医療の現場でのアイボの利用や、PET-CTでの患者誘導でのロボット利用、緊急、深夜での薬剤の搬送へのロボット利用など、現場ならではの課題と取り組みがとても参考になった。

  これらは、医療従事者だけでなく患者のケアや待ち時間解消などに大きく貢献するものと期待されている。

画像の説明

この日記は、FaceBookにフィードしているので、ツッコミはそちらだけで受け付けることにしました。
過去の日記
2019年
9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30