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2019-09-30 AIアシススト

_ [MISC] AIアシススト

  今日は、信濃町の慶応病院でAIホスピタルの研究拠点視察。SIPの評価委員も含めて大人数での説明と現場視察。AIホスピタルでは、AIの支援により医療事務の低減や効率化を進めたり、ロポットによる支援で、医療従事者の被曝量を下げたり、子供のケアをして小児医療を支えたりと、実に多岐な取り組みをしている。

  このプロジェクトの最大の特徴は、技術シーズではなく、現場ニーズから取り組んでいる点なのだが、今日は、その辺りが従来と異なることが如実に現れる質疑があった。

  とあるロボート系の研究をされていた委員から、このプロジェクトの成果として、ロポット研究そのものに普遍的に展開できるものを目指しているのかという質問があった。つまり、医療という特定分野で既存のロボットの利活用をしているだけで、新規性とか学際的価値を見出せないという視点だろう。

  これって、完全に技術屋シーズ視点なわけだよなぁと... 医療の現場の課題があって、それを解決するのに道具としてAIやロポットを使うのが、今回のプロジェクトの視点なので、もしそこに特異な要求があれば、それはロボットやAIという要素技術の研究開発にフィードバックすることはあるけど、それを普遍的課題に展開するか、特異点として捉えるかは、まさに要素技術の研究開発側の研究範囲だろうと感じた。

  今日の視察では、小児医療の現場でのアイボの利用や、PET-CTでの患者誘導でのロボット利用、緊急、深夜での薬剤の搬送へのロボット利用など、現場ならではの課題と取り組みがとても参考になった。

  これらは、医療従事者だけでなく患者のケアや待ち時間解消などに大きく貢献するものと期待されている。

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