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2008-02-01 地域バンド

_ [電波] 2.5GHz地域バンド

   2.5GHzの地域バンドの免許申請の受付が明確になったせいか、いろいろなところから問い合わせが増えている。 すくなくとも、このバンドについて技術基準が制定されたものの、それに完全に合致した技術での実証は、まだ誰もやっていないし、製品もない。 それなのに、免許申請の期日だけは決まっている。 地域の自治体や事業者は、触ったことも試したこともない、へたすると見積もりもとれない機器を想定して免許申請をすることになる。 僕自身も、とりあえず、OFDM、TDD、2.5GHz、200mW、高利得アンテナという、ディテールに若干の違いはあるが基本的な仕様は一緒という16aでの実験は行ったので、伝播距離や非見通しでのビヘイビアは確認できているので、それなりに安心はしているが、やはり最終的な実証実験はしたい。 いま、手元にはそこそこに廉価な16eの基地局(今回の技術基準に合致)があるので、やはりこれで実験局を開設するのがもっとも重要だとおもうのだけど...期日は迫る。


2008-02-02 千客万来

_ [MISC] 千客万来

   仕事でいろいろとお付き合いのある知人3家族が遊びに来られて、総勢12人とドーベルマン1匹での食事会。 お土産にタラバの足やサーロインをいただいたので、こちらはピザとパンを焼いたり、チキンのスモークなどで食卓を飾る。 幸いに昼は晴れていたので、食事の準備中に子供と親父組は、ジャグジー&ビール。 いやー、この寒いのに...。  夜、宴会をしていたら雪が降りはじめてしまった。 Mさんは、日帰りなのであまり積もっていないうちにご帰還。 はてはて、明日まで降り続いたらどうしよう。


2008-02-03 大雪

_ [MISC] Range Rover強し

 結局、夕べからの雪は、まったく降り止まずに、朝起きたら20cmくらい積もっていた。 泊りで遊びに来ているOさんとKさんの車を入り口の道路まで出すため、朝から雪かき。 OさんのVolvoは、スタッドレスを履いてて、方向転換にいささか手間がかかったけど、無事に脱出。 KさんのRangeRoverは、タイヤがノーマルということで、果たしてどうなるかと心配していたのだけど、さすがに4駆のNo1って感じで、あっさりと脱出。 これは、本当に凄い。

 雪の方は一向に降り止まないけど、子供と犬は大喜び。 Kさんのドーベルマンは、初めて雪をみたということで、そこらじゅうを駆け回っていた。 しかし、中央高速も一部通行止めということだし、今日も一日止まないみたいだし...

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2008-02-04 2.5GHz固定系地域バンドと事業者バンド

_ [電波] 2.5GHz固定系地域バンドと事業者バンド

   ワイヤレスブロードバンド企画(株)と(株)ウィルコム主催の電波干渉の調整に関する説明会が開催された。 2.5GHzの地域固定系バンドは、両側に免許された両者の全国バンドと干渉しないことが免許の前提となっており、かつこれを事業者間調整で行う。 今回配布された手順マニュアルは、両者が作成し、固定系地域バンドの免許を取得しようとする者に対して、合意書を発行するまでのプロセスと基準が網羅されている。 その中味は、基本的に互いに干渉回避をして合意をしようという姿勢であり、両者の真摯な姿勢を感じた。 両者とも申請時点の事業展開エリアや採用技術などについては、それなりに持っているのだろうが、いかんせん今の時点で明確な置局位置や時期を示せるものでもなく、かつ技術的な仕様などでも、情通審の技術基準以上の詳細は確定していないので、総論合意方針という内容にならざるを得ないのかもしれない。  ワイヤレスブロードバンド企画の場合は、Wi−Max同士なので、同期送信による干渉回避ができるが、ウィルコムの次世代PHSについては、正直いまの段階で、シミュレーションだけで、どこまで判断できるのかは疑問だ。 しかし、悪戯に干渉可能性があるとして、合意形成を拒み、彼らの事業計画による開局時期までの間、電波が死蔵し、かつその地域のブロードハンド問題の解消が立ち遅れたとしたら、これは大きな問題だろう。 


2008-02-05 Yahoo&MS

_ [インターネット] Yahoo&MS

   Y!に対するMSの買収提案が話題になっている。 栄華盛衰とは良く言ったもので、確かにインターネットの一番の成功者であったY!が、最近は元気がない。 オークションは、完全e−Bayに負けてしまったし、Geocityとかもいまいちだし、そこへ持ってきてGoogleにがつんとやられてしまった。 日本では、オークションは圧倒的に強いのだけど、韓国や中国ではコアの検索ポータルが苦戦しているようだ。 今回の提案は、とても大きなプレミアムが付いてるので、株主利益を考えると、これに対向できる事業計画が提案できるかが鍵だろう。 こういうM&Aなどの事例を見ていると、公開企業が公開企業として、資本と経営の分離がきちんんと機能している事がわかる。 知り合いの会社は、新興市場に上場しているのだけど、そこも取締役会が健全に機能している。 もちろん、ボードが強くて、現場が弱いと意思決定が遅くなるなどの問題はあるのだけれど、ガバナンスが効いている会社は、そういう課題が偏る前に修正する力が働くようだ。 日本では、公開企業でも、相変わらずMyBaby的な企業も多いけど、そういうところは自然に市場から淘汰されつつあるようだ。


2008-02-06 神田

_ [] 神田

   偶然にも二日続けて、神田で会食。 昨日は、新八という、居酒屋。 ここは随分と前からリピートしている一軒で、純米活性濁りとか地酒の種類が豊富なのと、肴がいろいろと拘っているのが魅力で、いつも 此処に来ると飲みすぎてしまう。 幸い、昨日は一緒だった元同僚が、そんなに飲まない人なので、ひれ酒&つぎ酒で、ちょうどよいくらい。 かわはぎの刺身を肝醤油でいただいて、ご満悦。

   で、二日目の今日は、神田に元事務所があった某社のIさんが藤むらという割烹に連れて行ってくれた。 割烹といっても、一階はテーブル席だし、壁に品書きが貼ってあって、小料理屋という感じ。 焼酎と刺身やら煮魚やらで一献。 味付けがどれも品があってうれしい。 鰈の煮付けって、自分で作ると大抵型崩れするんだけど、さすがにプロのは綺麗で歓心。 20年くらい前は、神田錦町に事務所があったので神田界隈には、良く出没していたんだけど、最近は年に数回。 それでも、帰りが中央線になったので、これからはちょっと増えるかも。 最後は、線路下のショットバーで、デンキブランを一杯ずつひっかけて解散。


2008-02-07 常磐線

_ [] 常磐線

   福島県いわき市主催の研究会で、地域情報化関連の講演をするために、久しぶりに常磐線で移動。 上野からいわきまでは、スーパー日立で2時間でいける。 帰りは、鳥手の手前で交直切り替えのために、一瞬電気が消える。 久しぶりに経験したけど、なんか昔より消灯している時間が長く感じたのは気のせいだろうか? 今時の技術をもってすれば、こういう切り替え時も、社内の電気くらい消灯しなくても、なんとかなるんじゃないだろうか。 聞くところによると、そういう列車もあるらしいし... そういえば、いつの頃からか銀座線も駅の手前で電気が消えなくなったなぁ なんて事を思いながら、本屋に立ち寄ったら"荷風"という雑誌が池袋・大塚特集で、昔の都電がらみの写真なんかがかなり掲載されていて、なんだかレトロな鉄分の多い日だった。


2008-02-08 いもや

_ [] いもや

   午前中、九段下にある関東総合通信局に用事があって出かけたので、昼は天ぷらいもやに入る。 いもやは、学生の頃から変わっていないけど、数年ぶりに食べたら、油がよくなったのか、胃がもたれなかった。(笑) それにしても、九段下とか神保町は、子供の頃から通った店がまだまだ健在なのが嬉しいものだ。


2008-02-09 雪&味噌2

_ [MISC] また雪

   今日と明日は、今年二回目の味噌の仕込みなんだけど、天気予報のとおり、午後から雪が降り始める。 とりあえず、今日は豆を煮るだけなので、まぁ雪でもなんとかなる。 ただし、火の番は寒いので、急遽アウトドア用のテントを用意して、人だけはそちらに。 それにしても、良く降る。 夕方気温が下がりだしたらあっという間に積もり始めて、結局20cmくらいの積雪になってしまった。 11時くらいには、止んで星空が見えたので、明日は晴れるだろう。


2008-02-10 雪のち晴れ

_ [MISC] 雪のち晴れ

   今日は、雪が止んで朝から晴れた。 折角先週の雪が解けたのに、また一面銀世界に逆戻り。 雪のため、今日車で味噌作りに来る予定の仲間が来れなくなった。 もっとも、昨日からの参加の仲間が沢山いたので人手は十分。 さすがに、今年二回目の仕込みなので、順調に進み、4時前には終了。

   昨日、血抜きをしておいたベーコン用の豚バラの塩漬けをする。  雪が積もっていても、セージやローズマリーは、元気に雪の上にでていて、新しい葉が付いてるので、これらを摘んで使い、来週まで熟成。

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2008-02-11 白菜

_ [MISC] 白菜

  昨日も味噌作りを一緒にしたA子さんから白菜が沢山あるというので、A子さんの分も漬けることを前提に分けてもらった。 時期的にちょっと時間が過ぎているとはいえ、近くの市場に出ているものよりは、格段にいい。 全部で約20kg程を割って天日干ししている間に、昨日味噌作りに使った釜と五徳を、甲府の麹屋さんまで返しに行く。 一応、家人が家に居るとはいえ、外に干してあるので、この間に猿に獲られないことを祈りながら... 途中、昆布と柚子と鷹の爪を購入して、夕方に漬け込む。 いままでは、せいぜい4kgくらいを漬けていたので、一挙にその5倍となると、うーん同じような塩の分量でいいのか不安ではあるが、比率を一定にすれば良いはず。 こんだけあると、失敗したら悲しいけど、そこは考えないことに。

   今日は、夕方の特急で東京に戻る。 駅前の本屋で先日見かけた”荷風”の3月号、池袋・大塚特集を買い、家で眺めていたら、定点観測と解説のある大塚駅の写真が、新旧で北口、南口と違うアングルなのを発見。 こんなの見つけちゃうと、他の記事も、取材根拠が??なのではと思ってしまって、一挙に興ざめ。画像の説明画像の説明


2008-02-12 Core Univ Program

_ [インターネット] Core Univ Program

 京都で開催された日韓拠点大学ワークショップに参加する。 日本と韓国の拠点大学間の交流研究会で、年に数回開催されるプログラムだ。 今回の発表で気になった一つは、韓国の大学の特性化で、各国立大学に個別の戦略を与えている点だ。 こういう明確な方針や戦略を示すのは、なかなか勇気のいることだし、総合大学の発展という視点からは、賛否両論ありそうだ。 もう一つは、京都大学でのハニートラップの話しで、本当に凄い量のアタックが来ているのがわかる。 複数の企業や大学でハニートラップを仕掛けて、集めた情報を一つのDBに集めたら、かなり効果的なんじゃないだろうか。 夜は、懇親会の後に韓国の人たちと一献。 京都は雪で寒かった。


2008-02-13 新幹線&eMobile

_ [インターネット][電波] 新幹線&eMobile

   開発中のモバイルルータで、eMobileのUSBタイプの端末が使えるようになったので、新幹線の窓際において使ってみた。 ルーターの上流(WAN)がeMobileで、下流(LAN)は、EthernetとWi-Fiという状態。 バッテリ駆動なので、ただ置いてスイッチをいれるだけ。 名古屋から使い出して、暫らくメイルを読んだり、Webを見たりしていたけど、特に違和感もなく、かなり快適に使えた。 そんな人はいないだろうけど、同じ車両に乗ってた人には、Wi-Fi側はWEP無しのAPとして動作させ、DHCPでIPも配っていたので、気がつけばシェアできた。

このルーターのコンセプトは、どこでもDoorみたいなもので、とりあえず置くだけで、その場にWiFiのアクセスポイント(Etherもある)が出現してしまうというもので、PPTPも通るし、かなり快適。

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2008-02-14 新竹

_ [] 新竹

   Wi−Max関係の仕事で、台湾の新竹に移動。 驚いたことに、やたらと寒い。 成田で、コートを預けて来ようかと思ったけど、面倒になってそのままもってきたのが正解だった。 外が寒いのは仕方ないけど、ホテルの部屋がとにかく寒くて、12℃しかない。 新竹市内の日本人が沢山利用しているホテルで、設備も古くないのだけど、どうもエアコンが調子悪いみたい。 とりあえず、設定温度を目一杯に高くして、暖房にセットして、夕食から戻ったら、なんとか20℃くらいに室温がなった。 今年の春節明けの台湾は、かなり気温が低いそうだなので、これから旅行する人は、そのつもりで。

字がをまちがえてたので修正


2008-02-15 測定

_ [電波] 測定器

   Wi−Max機器の測定のすり合せなどを、台湾のメーカーの技術者らと行い、実際に性能測定などを一緒に行う。 彼らは、シグナルアナライザを多用しているのだけど、最新のシグナルアナライザは、ウィンドウズベースで、いろいろな事が、簡単にできてしまう。 Wi−Maxのようにある程度規格が判ってるものは、プロファイルが予め登録できて、ベクトル解析によるコンスタレシーョンの表示なども、ボタン一つでできる。 しかし、こういう測定環境で、かつ機器の低いレイヤの開発経験が無い若いエンジニアは、プリミティブな測定が出来ないし、測定器の動作原理も理解していない。 例えば、無線機の送信電力は、電力計で計ることが基本なのだけど、バースト動作の機器などは、単純に電力計だけでは測定できない。 一方で、アナライザなどは、画面で視覚的に電力値が表示されるので、それをそのまま期待する測定値と思ってしまう人がいる。  これは、スペアナの使い方でもよくあるけど、広帯域の電力をスペアナなどで計ろうと思えば、RBWとの関係や、フィルタの特性が影響するのだけど、その辺りの知識がない人が多い。 Wi−Maxなどは、バースト比率だけでなく、送信サイクルの中でも、ブリアンブル部分とデーターオクテットの部分で、送信電力も異なるので、さらに複雑になる。 低いレイヤから製品までの開発を、自らしていれは、検証過程では、変調を止めるとか、連続送信をするとか、データー列を特定のパターンにするとかの治具的ツールの必要性も認識し、そういうものも用意するはずだ。 ところが、最近は、ベースバンドは、ベースバンド屋がLSIの上で開発、検証し、製品化は、別のセットメーカーが行い、さらに途中のRF回路は、モジュールで別の会社がとなるので、そういうツールがなかったりもする。 むかし、大学の研究室では、配属されてきた学生にシンクロスコープやSGなどを渡して、命題を与えて、測定をするなんてことを、最初の儀式としてやらせたのだけど、やはりああいう経験は重要なのだ。 ネットワークの世界でも、自称SEのくせに、PCがネットワークに接続して、インターネットの向こうのWEBサイトをみるまでの、一連をきちんと理解している人が減っているけど、回路技術もこういう基本的な技量が衰えているのかもしれない。


2008-02-16 かいじ

_ [] かいじ延長運転

   台湾から成田にもどったのが、夜7時半だったので、山梨に帰るのため、22時新宿発のかいじに乗る。 いつもだと、この列車は甲府どまりで、甲府から各駅に乗り換えるのだけど、今日は週末のためか松本まで延長運転しており、直接韮崎まで戻れる。 本当は、日曜日一日なので、無理して山梨に帰りたくないのだけど、明日は地区の芝焼きがあるため仕方が無い。 と言いつつ実は、先週塩付けしたベーコンの燻製をするというのが、メインの目的でもあったりするし。 それに、発注してしまった、クッキングマシンが届いてる予定だし、ということで、頑張って帰宅。 


2008-02-17 ミクサー

_ [MISC] 芝焼き、べーコン、ミクサー

 今日は、区の芝焼きで霜の関係もあり、10時から各戸総出で、田圃のあぜ道などの草に火をつけていく。 こうやって、日中堂々と草に火をつけるというのは、ちょっと変な感じだ。 南向きのあぜ道などは、あっという間に草が燃えていくので、微妙な爽快感があったりして...  消防団の人たちは、最後まで消化確認などかあるようだけど、その他は12時前には解散となった。

  ちょうど芝焼きに出ている間に、ベーコンの塩抜きも終わり、午後は風乾。 この風乾の間に、今日の一番のお楽しみのミクサーの解禁、長いこと、迷いに迷っていたけど、ミクサーを買ってしまった。 ネットでいろいろと調べた結果、BoschのコンパクトキッチンマシンMUM4435JPを、ネットで購入。 箱から出して、最初の感想は、とにかく軽い、これは主婦などにありがたいだろうな。  早速、いつも作っているバケットとカンパーニュを作ってみることにする。 攪拌用のアームで最初に軽く攪拌したあと、途中で捏ね用のアームに換える、この時も駆動部分が上に開くし、アームにあまり材料がまとわりつかないので簡単にできる。 生地を捏ねること数分、本当によく捏ねられていてる。 ボールには、まったくといって良いほど生地がこびり付かないので、取り出しも簡単。 いままでの、手捏ねとは違い、手は汚れないし、均一性はあるし、こんなに便利だとは思わなかった。 しかも、ボールがプラスティックなので、捏ねている間の温度の低下も少なくて、ぬるま湯の温度さえ気にしてれば良いという感じ。 カンパーニュには、ドライフルーツのミックスなどを練りこむのだけど、こちらも本当に綺麗に煉りこまれるし、手で捏ねるとどうしても、台に叩きつけた時にフルーツが潰れたりするのだけど、それもなくて綺麗。 ということで、かなり快適に生地が煉れてしまった。 ホイロ、成型、焼き上げは、いつもと同じなのだけど、やはり発酵が良いような感じで、味が一段アップした感じ。

 折角、フルセットで買ったから、ブレンダーも使ってみようと、バジルソースを作ろうとしたら、どうもブレンダーと本体の装着がうまくいかない。 どうみても、物理的に装着できない構造。 一つ付いてる部品が余計な気がする。 梱包用のストッパーのような気がするのだけど、取説にはなにも記載がない。 こちらは、メーカーに問い合わせすることにして、来週までお預け。

 パン作りは、さくっと終了して、ベーコンの燻製と煮出しをして、夜東京へ戻る。 画像の説明

2008-02-18 Wi−Max申請

_ [電波] Wi−Max申請

   2.5GHzの地域バンドの申請受付を目前に控えて、やたらと情報が輻輳しているようだ。 なかには、いま申請しないと、出来なくなっちゃうから、とにかく免許だけ申請しませんか的な営業展開をしている機器メーカーがあるようだ。 まぁ、事業の成否は関係なく、ものだけ売りつけようというところは、こういうことを言うんだろうな。 条件不利地域でしか高利得アンテナは使えないし、2.1dBiのアンテナでは、見通しで1km程度しか飛ばないだろうし、速度もかなり落ちるだろうし、家の中には入ってこないから、どういうビジネスモデルが条件不利地域以外のCATVなどで描けるのかは、本当に難しい。

無責任に煽ってる人たちは、どうやって収束させるのか、とても興味深いところだ。


2008-02-19 経営判断

_ [MISC] 経営判断

  東芝のHDD-DVDの撤退が話題になっている。 企業規模に関わらず、オーナー企業では、こういう意志決定は早くできるのだけど、東芝のような大企業がこんなに早期に経営判断をしたことには驚かされたと同時に東芝という企業の強さを感じた。 もう、20年以上まえに、東芝の関連会社に勤務していた事があるのだけど、あの頃はJ3100というラップトップでいち早くIBM互換PCに乗り出していたし、浜松町の本社ビルや川崎の半導体技術センタなどは、いろいろ最先端企業ぽかった反面、工場や重電関係のオフィスなんかは、とても古い企業のイメージだった。 ちょうど、ココム事件で、かなりバタバタした時期だったのだけど、いまにして思えば、あの時の対応も迅速な経営判断があったような気がする。

たしかに、ベンチャーやオーナー企業では、重要な意思決定が迅速に出来るけど、反面それが持続しない事が多く、それは元々の判断の深慮さが足りないだけのことかもしれない。 大企業に比べて、事実関係やシミュレーションのビジュアル化や数値化による把握、精査力が弱い(そういうことをするスタッフが不足?)のが、感覚的な判断に頼らざるを得ないところかもしれない。


2008-02-20 異業種

_ [MISC][インターネット] 音楽業界

   高校の同級生がレッドカーペットという、アーティストのオーディションサイトの運営会社を経営しているのだけど、先週新たに楽曲配信者のための楽曲配信のイーコマースサービスをはじめたと連絡があった。 恐らくは、僕の知人の中でも一、二を争うほどの華麗なというか変わった経歴の持ち主で、電気⇒ファッションデザイナー⇒大手自動車メーカーの広報⇒大手プロダクションで有名歌手のマネージャ⇒独立という人だ。 久しぶりに連絡をもらったのだけど、サイト企画とか製作管理系なエンジニアを探しているそうで、心当たりがないかということだった。 でっ、直ぐには思いつかなかったのだけど、音楽系なもうひとりの友人の顔が浮かんだので、彼を紹介することにした。 こちらの友人も負けずと変わり者で、ちょうどニューヨークに巨大な音楽スタジオを構築していて、なんたが協業できる予感。 しかし、この二人って、超変わってるから、はたしてどういう化学反応になるのかが楽しみという、無責任な私だったりする。 もっとも、これで良いアーティストが出てきたりしたら、ぜひ関係しているCATVの番組に出演して欲しいという、まじめな期待もしている。


2008-02-21 女流作家

_ [MISC] 女流作家

    駅の売店でも、街角の小さな本屋でも、大手書店でも、文芸春秋が平積みで、大盛況のようだ。 その原因は、川上未映子さんの芥川賞「乳と卵」の全文掲載だろう。 何年か前に、綿矢りささんと金原ひとみさんが、やはり芥川賞を受賞し、その二つを同時に全文掲載した時も、同じような状況だった。  いやいや、まったく世のおじさん達は、若い女流作家にこうも簡単に惹かれてしまうのかと思うと、なんとなく笑える。 といいつつ、ご多分にもれず、さっそく買って読んでしまった自分って.....


2008-02-22 地域情報化&Wi-Max

_ [インターネット][電波] 地域情報化&Wi-Max

   佐賀で開催された九州地域情報化研究会に参加する。 ひとつのメインテーマは、無線の利活用で、Wi−Maxな話。 今回は、地域バンドの話だけでなく、KDDIさんが全国バンドの事業取り組みについての講演もあった。 実際には、全国バンドの免許は、3G事業者の支配力のある企業には与えないということで、ワイヤレスブロードバンド企画という企業連合に与えられたのだが、実質的にはKDDIが主導であり、こういう公の場でもそこになんらの疑義も感じない。 これは、比較審査で落ちた他の企業連合に免許されたとしても、まったく同じだっただろう。 つまり、資本比率だけで3G事業者を規制したことは、なんの意味もなかったのではないかということだ。

次に、今回講演のあった事業展開の内容だけど、2013年に560万加入、収入想定1450億という、極めてコンサバな内容で、ウィルコムのそれといい勝負だ。 しかも、カバーエリアが増えたら、多用な端末が増えて、さらに新しいビジネスを創造するとか、その為にはオープンなコンソーシアムで協業者の啓発をするなど、なんだか10年前から聞き飽きたような戦略で、目新しさを感じなかった。 もう、自分が通信事業に飽きたのかな...

   会議の主題は地域情報化なのだけど、こちらも10年前から感じていることの解はいまだに見えてこない。 相変わらず、議論はICTで、地域社会に本当に有益な何が出来るかという視点で、ITという言葉がICTに変わったところで、技術系(新しいもの好き)な人が、それを使ったら何が出来るかを模索している感じが否めない。 僕もそういう視点で地域情報化という領域の仕事をしてきたけど、田舎に住んでから特に感じていることは、やはり技術で何ができるかではなくて、抱えている地域の課題を解決するには、どういう技術が使えるかという視点での議論が必要で、その為には、そもそもの地域の課題認識と整理が必要なんじゃないかということだ。 そろそろ、地域情報化の議論をするこういう研究会も、技術用語を禁止にして、社会的課題の掘り起こしというのを、純粋にヒアリングするような企画があっても良いのではないだろうか。 地域の住民の人をゲストに迎えて、何が困ってるの? 何が欲しいの? なんていう上位レイヤーの視点からのヒアリングをし、次にそれを実現するための道具や実装の議論をし、結果的にそれがICTだったりするが良いのではないのだろうか。


2008-02-23 技術表現

_ [電波] 技術表現

   昨日からの研究会の二日目で、今日は佐賀で行われたWi−Maxの実証実験の報告などもあった。 この報告のなかで、非見通しでも通信が出来たという表現がされた。 確かに街中の測定点は、直接基地局が見えない位置関係にあったのたろうけど、それはどの程度のものだったのだろうか? 定量的な遮蔽率の表現など難しいので、見通しか、非見通しかという二値表現で言えば、ちょっとでも見えなければ非見通しというのは事実だし嘘ではない。 しかし、電波の専門家でもない人の前で、”非見通しでも問題なく通信が出来る”という表現をすると、受け取る側は、携帯電話などのイメージで捉えるのではないだろうか? そして、ビルや建物の中でも問題ないと受け取る可能性も大きいだろう。 その辺りのニュアンスについて質問したが、残寝ながら歯切れの良い答えは得られなかった。 こういう実験などの報告では、なるべく成果があった点を強調したくなるのは、仕方がないことだけど、新しい技術に期待している一般の人達には、良い結果も悪い結果も公平に、かつ受け手の受け取り方を配慮して、きちとん表現する事が望ましいのではないだろうか? 実際に、胸を張って、一般の人に”非見通しでも問題ありません”と言える結果が出ているのなら、もちろんまったく問題はないけど、僕にはとても恣意的に聞こえた。


2008-02-24 山火事

_ [MISC] 無塩バターの品不足&山火事

    昨日からの強風が山梨でも凄くて、裏山の木々が今にも折れるのじゃないかという程揺れていた。 ということで、とても外にでる元気がなかったし、折角のキッチンマシンもあるしで、久しぶりにソフト系のパンを作る。 最近は、バケットとカンパーニュしか焼いてないので、無塩バターの在庫がなく、近くのスーパーで買って来てもらおうと思ったら、なんと生乳の生産不足でどこにも無かったそうだ。 仕方がないので、ちょっとだけ残っていたので間に合わせて、アンパンとジャムパンを焼いてみた。 さすがに、手捏ねと違って本当に生地がよく練れるので、とてもソフトに仕上がって改めて感激。 風邪が強いから、石窯も使わずにオーブンで焼いたのも相性が良かったみたい。

   夕方のローカルニュースで、笛吹市で山火事が発生していて、日没になってしまったので今日の消化活動は一旦中止して、明日再開するというのを聞いた。 こういうニュースを聞くのは初めてなので、「えっ? 中断して大丈夫なのか?」といささか驚く。 なんだかとても気になっていたので、夜東京に戻る際に中央高速から笛吹方面を見ていたら、本当に山火事になっているのが見える。 轟轟と燃えているというよりは、大文字焼きのようなかんじだけど、それなりの広さで燃えている。 山火事っていうのは、多分生まれて初めてみたけど、なんとも不思議な気分だ。 でも、地元の人とかは不安な一夜と、いろいろな被害が出ているのだろうな。


2008-02-25 電波利用料

_ [電波] 電波利用料

   河野議員のホームページで、TV各社の電波利用料の詳細が公開されている。 同議員の意見内容はともかくとして、この情報の開示に当初総務省の担当部門が抵抗したという点が、なかなかリアリティがあって笑えた。(笑ってる場合じゃないけど....) 電波利用料の価格の多寡を議論する以前に、電波を排他的かつ割当後に寡占できるという誤認を正すのが第一ではないだろうか。 今回の地域Wi−Maxでは、多くのCATV事業者が、各地域一社だから今申請しないと免許が取れなくなるなどと扇動されて、事業計画もなにもないのに免許申請をしようとしているところが多いと聞く。 そういう意味では、電波利用料については、金額を高くするというよりは、安易に電波を独占することを抑止するという意味で、複数年の預託を義務付けるのも一案かもしれない。 オークションで市場競争に任せれば、全てが解決するという意見もあるようだが、オークションの場合でも期限を切った見直しは必要だろう。


2008-02-26 AirH”とウィルスバスタ

_ [PC][インターネット] AirH”とウィルスバスタ

   先週あたりから、突然いつも使っているAirH”が、認証のところでエラーになって接続できなくなった。 回線の障害情報もないので、とりあえずサポートに電話をして聞いた。 「最近、ウィルスチェッカーなどが更新していませんか?」と質問され、確認してないけど自動更新にしているので、いくつかの定義ファイルなどは更新されているかもしれない。 「その場合は、ログインのパスワードを再度、入力しなおして試してみて下さい。」というので、その場で試してみたらつながった。 どうやら、ウィンドウズに記憶させてあるパスワード情報が壊れたようだ。 同様の質問は多々あるのだろう、サポートの人の対応は実に手馴れたものだった。


2008-02-27 定年退職

_ [仕事] 定年退職

   同僚が定年退職を向かえたので、職場の仲間で還暦のお祝いもかねての懇親会が行われた。 彼とは、昔の会社が一緒だった縁で、いまの会社に来てもらったので、知り合ってから25年ほどの付き合いになる。 さらに、あと二名ほどその昔の会社で一緒だった先輩がいるのだけど、彼らと彼は37年の付き合いで、その積み重ねの深さが会話の中からにじみ出ていた。 彼は、機構設計といって、昔からテープレコーダーなどのメカニズムの設計や、外装部品の設計をしている。 具体的には、射出成型や金属プレス、切削などによって作られる部品の設計から、梱包箱や銘版の設計なども行う。 こういう加工部品の設計では、昔はドラフタでの製図で、いまはCADによる製図を行って、試作から金型へと進んでいく。 昔いた会社は、新宿の高層ビルの中にオフィスがあったのだけど、開発部の実験室には小型の旋盤やボール盤などもあり、新人の頃彼に旋盤の使い方を教わった。 機構設計の場合、ちょっとした実験や試作の初期段階では、板や棒などの材料から罫書きして、切り出して、曲げてなどを手加工で行うこともあり、いつも彼の器用さには驚かされている。 しかし、残念なことにこういう機構設計の分野では、若手の技術者が減っているようで、後継者が育たない。 特にネットワーク機器の分野では、圧倒的に電気、電子の回路設計とソフト屋がメインなので、どうしてもこの分野が手薄になる。 しかも、分業化、複雑化のため、エンジニアが製造現場を知らなかったり、見たこともないため、手作りの試作ができる人は、本当に少ない。 団塊世代の大量離職による技術継承の問題が指摘されているが、まさに目の前にその問題を抱えているわけだ。


2008-02-28 県域免許

_ [電波] 県域免許

   地域Wi−Maxに関係して、相当な誤解というか混乱が生じているようだ。 こういう新しい制度の導入時期には、工事、機器などの利害関係者が市場の取り合いで熾烈な競争を繰り広げ、それに伴っていろいろな話が生まれる。 今日聞いた話では、とある協会が機器ベンダとともに、Wi−Maxは県域免許だと扇動しているという話だ。 もともとCATV事業は、県域免許による保護産業なので、こういう話には敏感で、そこを突いて売り込みをしているらしい。 今回の地域免許の方針では、少なくとも県という単位での全域免許は認められないし、無線局の開局申請であって、事業許認可ではないということが、うまく理解されていないようだ。 ある市や町で、Aという事業者が開局をしても、他の事業者が干渉しない場所で開局申請をすることは出来る。 もちろん、事業の計画は提出されていても、事業の計画があるからといって、開局申請なしに先行者として保護されるわけではない。


2008-02-29 閏年

_ [PC][仕事] 閏年

   今日2月29日は、閏日だ。 最近、新聞などで公衆電話やらコンピュータシステムやらで、この閏年/日の処理に起因する不具合が報告されているけど、おいおい 今更なんで?という感じだ。 今や小さな組み込み系システムでさえも、高級言語(C言語以上?)でソフト開発は行われているし、なんらかのOSやライブラリーなどを利用しているので、日付などの境界値チェックなどを、ベタに処理することは少ないはずだ。 にも関わらず、こういう不具合が出てくるのは、よほど品の無いと言うか、アーリーバインディングなコードを書いてる輩が多いからだろうか? 2000年問題の大騒ぎも、なんだか馬鹿らしく思っていたけど、閏年でこんなのがポロポロでてくるのは、本当にいただけない。 こちらのアンテナが低かったのかもしれないが、以前に閏年問題なんてニュースはあまり聞いたことがないのだけど、ソフト開発者全体の質が低下しているのだろうか? 


この日記は、FaceBookにフィードしているので、ツッコミはそちらだけで受け付けることにしました。
過去の日記
2008年
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