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2011-10-19 粗製濫造なホワイトスペース特区

_ [電波] 粗製濫造なホワイトスペース特区

  総務省のホワイトスペース特区になったので、相談に乗って欲しいというのが、今年の春から数案件あった。 しかし、まぁ、いったい総務省は何を審査して、この特区なるものを乱発しているのだろうか?  たまたまなのか、全体的傾向なのかは、簡単に判断できないが、私が直接に当事者と話した案件は、全て無線方式や電波利用について、あまりに具体性がない。 ホワイトスペース、コグニティブ、Super Wi-Fiという言葉だけが、計画に踊っているけれど、じゃ誰が無線機製造するの? 免許人は?、ペースバンドの方式は? チップベンダーは? etc....とにかく、何一つ具体的な回答はないし、見えない。

  たまたま、いま読んでいる伊坂幸太郎の"モダンタイムズ"という小説で、" 人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか? 「検索するんだよ」" っていう、会話が出てくる。 まさに、そうそれだよ、それ。 "ググれカス" だろ。 と言いたくなるくらい、基本的な事を調べない人が多過ぎる。 もしかしたら、こういう人達って、単に面倒な事をスルーしてるだけ? それとも、そもそも"知らない"という状態を認知してない?

  地域Wi-MAXの時には、某老舗メーカーが、中国製のシステムを担いで、監督官庁の一部官僚や,CATV業界まで巻き込んで、表層的に電波は地域割当です、早い者勝ちですと煽動して、結局のところ47社の免許取得者のうち、何社が事業開始したのか? はっきりいとうと、収益事業として事業継続疑義もなくちゃんとやってるところは、皆無だろう。

  これは,光なみの高速通信を、長距離、非見通しでも無線で実現と、さんざん煽った技術評価力のないマスコミの責任も大きかった。 いまSuper Wi-Fiという言葉が、また同じ現象を引き起こしつつ有るのをみて、とても不安に駆られている。 さらに、その背景には、実験も、開発も、製造もなにもしないで、言葉尻だけで計画を建てて、周波数をGetすれば、莫大な権利があると幻想を抱いている、通信企業OBとかの金融ファンドの懲りない面々もいたりする。

TD-CDMA、モバイル放送、地域Wi-MAX、エリアワンセグ、マルチメディア放送...これらについて、監督官庁は、ちゃんと総括評価をするべきではないだろうか? もし、それが出来ないなら、市場競争にゆだねるオークションを早く導入するべきだ。

_ [] Grand Central Oyster

  丸の内のGrand Central Oyster Restaurant で、元同僚と一献。 しかし、NYの駅の牡蠣屋は、こんなに気取ってないし、高くないのに、日本だともう立派なプランドで、価格ばかり高くて高級レストラン気取り。 しかも、オーダーレスポンスとかも含めて、かなり店員の質が低い...これならマンハッタンの本店のカウンタースタイルのほうがいいんだけど...やはり日本では流行らないのかな...


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