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2015-01-01 謹賀新年 2015

_ [MISC] 謹賀新年 2015

皆々様

 新しい年の初めに、近況報告とご挨拶をさせて頂きます。

  さて、今年は、山梨県北杜市須玉町にて、雪のちらつく中、七輪で肴を炙りながら、のんびりと新しい年を迎えました。例年のことながら、今日があるのも、ひとえに公私ともにご指導いだたきました皆様のお陰と感謝しております。

  昨年も、水害、地震、火山噴火など多くの天災がありました。私自身も、二月の大雪では、山梨への帰宅にあたり特急に閉じ込められ足掛け3日をかけて、一時的にも孤立集落化していた自宅に帰宅しました。私のような一時的な被災はともかく、今なお厳しい環境で新年を迎えられている方にとって、新しい年が皆様の平穏な日常へと続くことを祈願しております。

 私は、昨年3月末で、旧ルート株式会社系の業務を全て終了し、通信関連の調査研究業務は、全てコーデンテクノインフォ株式会(KDTI)社に集約をいたしました。

  このKDTIでは、私のライフワーク的テーマである無線通信の研究開発を継続して取り組んでいます。特に、無線LANの高速認証技術は、IEEE802.11TGaiのチェアとして、いよいよドラフトが承認されるとともに、業界団体であるWi-Fi Allianceでも、同技術の取り組みに向けた議論が始まりました。このような展開により、昨年は日経トレンディにより15年に消費を変える注目技術の五位に選ばれました。各チップベンダーにより2016年には、多くのスマートフォンなどに同技術が搭載されるものと期待しています。

  また、昨年秋からは、共同研究者として提案参加した、新世代ネットワークの実現に向けた欧州との連携による共同研究開発および実証のためのプロジェクトであるRAPID(Radio technologies for 5G using Advanced Photonic Infrastructure for Dense user environments)がスタートしました。このプロジェクトでは、5G時代の高密度環境での無線通信について、システム指向の視点から研究に寄与する取り組みを進めています。

  そして、これらの無線とインターネットの融合研究を、有益な社会基盤として活用することで、IoT、M2M 領域における新規ビジネス創出を目指して、5月にEverySense, Inc.を、シリコンバレーに設立いたしました。このEverySenseでは、日々生成される膨大な情報を、その価値と流通の在り方に着目し、真に情報通信が社会生活に寄与できる仕組み作りの創出に挑戦します。

  なお、私事ではありますが、昨年9月に山梨大学大学院医学工学総合教育部 機能材料システム工学専攻の博士課程を終了し、博士(工学)の学位を授与いただきました。これは.御指導いただきました先生方、研究の推進に協力いただきました各位の御指導ご鞭撻の賜物であります。

  山梨県北杜市で取り組んでいる知的障碍者支援事業を中心ととしたNPO楽っ子は、グループホームとショートステイの活動をスローダウンしておりますが、その他の活動は継続しております。

  山梨の地に拠点を半分移して、今年は10年目になります。地の利を活かして、一昨年より趣味ではじめた乗馬も、ようやく少しずつですが、自分で出来ることが増えつつあります。また、地元の美味しい酒蔵や、蕎麦なども余所者だからこそ発掘できる良さがあり、遠路遊びに来ていただいた方を、ご案内できることもあります。

 以上、長くなりましたが、近況の報告と新しい年の抱負を述べさせていただきましたが、本年も引き続きよろしく御願い申し上げます。

 最後になりましたが、皆々様にとりまして、新しい年がより幸の多き年となりますようお祈り申し上げご挨拶とさせていただきます。

 2015年1月 

_ [MISC] 村社会

 元旦の朝は恒例の集落の拝賀式。公民館に集落の人が集まって、公民館の裏にあるお社に神主さんが祝詞をあげて、各役割の代表が玉串を奉納。その後、お神酒で乾杯をして茶話会というもの。

 ここのお社は、普段は誰もいないとても小さなものなので、新年の拝賀式、春先の豊作祈願などの時には、隣り村にある大きな神社から宮司さんが来てくれる。

 恒例で、拝賀式のあとの茶話会では、区長さんの挨拶のあと、宮司さんが一言話しをする。今年は、「税」という字がお題。曰く、この「税」というのは、人名読みでは「ちから」だそうで、一人一人では出来ないことを、共助/公助によりなす為の「ちから」になるということも、「税」を考える上で必要なことだという話し。その流れの中で、昨今は税金にしても、年金にしても、批判をする人に限って、実は納税していなかったり、年金未納だったりすることがあるという話しにも及んだ。

 僕は、たまたま下町の花柳界という、超村社会に育ったので、こういう村社会的な事の良い点も悪い点も自分なりに理解し、距離感も掴んでいるから、好きとか嫌いとかの対象とは思っていない。でも、こういう地方の村的風習は、とても受け入れがたいものだと感じる人がいることもわかる。だからといって、僕はこれを受け入れられないなら、都会に住めば良いとか、日本から出て行けば良いなんい言う気はさらさらない。そのぶん、逆にそういう人が村社会を諸悪の根源的に叩くのにも、とても違和感がある。

 結局のところは、社会や風習に対する価値観は、人それぞれであり、それを誰も強制は出来ない。ちょっとした近隣との付き合いが、村社会の強制だと感じる人もいれば、頑にそれを拒絶する行為に、アンチ村社会の強制だと感じる人もいるだろう。

 ただ、少なくとも社会の中で、本当に特異点のスーパーマイナーじゃないことは、大抵の場合一長一短あるわけだし、それに対しては人それぞれ異なる価値観が存在する事を尊重することが大事なんだとつくづく思う。

 なので、自分の思う価値観、信念に沿って、物事の好き嫌いを表することははするけど、自分と異なる価値観や考え,行動を建設的な代案なく、批判したりディスることは厳に慎む一年にしたいなぁと思った。

 今夜は、明日からの箱根駅伝の見学のために、平塚に移動して、平塚のホテルに投宿。途中、御殿場から秦野中井間の東名高速が雪で渋滞していて、想定以上に時間がかかった。


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