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2015-01-27 地方創生は、地方から

_ [仕事] 地方創生は、地方から

  今日の午後は、久しぶりにかつてCATV事業で通った山梨県と東京の県境にある某市で打ち合わせ。といっても、そこに事業所のある提携先との技術打ち合わせなので、CATVとはまったく関係ない。

  打ち合わせは、思いのほかの進展で、次のマイルストーンが明確になってスッキリだし、悪戯な日程プレッシャーも解消された。

  久しぶりに同市を訪問したので、かつて一緒にいろいろと仕事をした方々と、夜は一献。

  CATVで抱えてた問題は、残念ながらいまも変わらずで、決定的な打開策は無いのが辛いとこだけど、地域の課題、将来を見据えた人達は、相変らずに熱い思いを語ってくれた。

  僕は、最初の無線ルータを開発した時から、地域情報化というテーマでいろいろな地方の方々とお付き合いをしてきたし、全国で300を超える地域に無線イントラネットを導入した。その頃は、僕は東京にしか住んでいなくて、でもいろいろな地方に住む熱い思いの人達と、地域情報化に向けた取り組みをしてきた。

  ところが、山梨の北杜市に生活拠点を半分移して、自分が地域に生活をするようになったら、根本的な問題というか意識差を感じるようになってしまた。それは。僕らが中央の委員会や予算であれやこれやしていたのは、「都会人の都会人による都会人のための地域情報化」でしか無かったということだ。ちょっと、比喩的な言い方をすれば、土の匂いがしないものだったという感じだ。

  地域に住んでみると、地域での共同作業や、財産区や水利、共有財など、都会にはない共生のいろいろな仕組みやルールがあることが判った。これらは、時に情報化や近代化には、重荷になることもあるけど、逆にそれがあるならばこれで良しみたいな、都会では思いつかない手法や手段が使えるメリットになる点もある。

  実際に、こんな経験から、集落内光ファィバーLANなんていう発想が生まれて、有線と無線の 組み合わせによる二つのデジタル・ディバイド地域の課題を解消する研究開発なんていう事もやった。これは、その後ナウル共和国でのインフラにという話しもでたりした。

  こういう経験からいうと、結局のところ地域創生というのは、地域の人が地域の特徴を踏まえて発案することが、とても重要なんだろう。その為には、これも言い尽くされてるけど、余所者、馬鹿者、若者が必要なんだけど、余所者は旅行者じゃなくて、よそから流れ着いて、地域に根ざそうとする人がきっと鍵になるんだろうと思う。

  というわけで、余所者を引きづり込むのが、地域創生のスタートかもしれない。


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