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2015-02-20 SAN-LAX-SJC

_ [仕事][] SAN-LAX-SJC

  朝はパートナーらとSan Diego Region Regional Economic Development Corporationを訪問し、サンディェゴの経済状況について情報交換。旧来の観光と海軍の街から、イノベーションの街へと大きく進化している。かつては、日本の製造業も多く進出していたメキシコ地域と接しているので、シリコンバレーと深圳が隣り合わせにあるようなもので、これはある種の強みかもしれない。

  日程の都合で、僕はこのミーティングの後に同行したパートナーの皆さんと別れてサンノゼへの帰路に。丁度、少し早めのお昼をとる時間があったので、寿司 オオタに電話を入れたら、1人だからサクッとリザーブできたので、久しぶりに寄ってみた。相変らず、ランチでもかなりの賑わい。クマモトオイスターがあったので、にぎり前にシャルドネ&オイスター。

  フライトは、全て定刻どうり。しかし、まったく混まないし、なにも持っていないような時に限って、TSA Preがついてるのは、なんか損した気がする。

  サンノゼに戻ったあと、パートナーがデザインのモックをピックアップしてくれていたので、これを受け取る。型のあるものは、やはりCGでみるのとモックでみるのでは、大きく印象が異なる。それにしても、今回のデザインチームは、本当に主体性があって、同じ目線で仕事をしてくれている。なんだかんだ、ここに限らず、僕は米国の人達との仕事がとてもやりやすく感じるのは、相性というより性格の問題なんだろうか?

  その後、当地でiアプリの開発をしている知人と打ち合わ。たくさんのアプリをピンで開発している人は、出来る事と出来ない事を、サクッと切り分けてくれるので頼もしい。結局のところ、OSやプラットファームが多様化している現在では、特定の言語やプラットファームに依存しないアーキテクチャアなどの設計者と、特定のターゲットにインプリをする実装者は別にならざるを得ない。この時、設計者に求められるのは、適切な実装者を見極めることと、アーキテクチャ的に無理があったり疑義のあるものを、きちとん調査したりセカンドオピニオンを得たりして、マネージする事だろう。

  とはいえ、僕らは残念な事に、自らの選択に固執したりして、軌道修正できなくなることが往々にしてある。こういうのは、経済学系では、サンクコストに対する不理解として指摘される。サンクコストの問題は、サンクコストである事をきちんと認識して断捨難した瞬間に大きく前進する。アップル等では、最初から複数のチームに同じテーマの開発をさせて、成果の出ないところは、早々と切り捨てて行くこともあるそうだ。こういう環境だと、エンジニアは理屈をこねて延命するのではなく、結果を出すということに、かなり緊張感をもって挑んでいるようだ。結果的に、成果型の契約じゃなくて、いたずらにに人月積算の契約をしている日本型が、最近よくある大手SIと銀行の訴訟みたいなことにつながるのだろう。

  今夜は、シリコンバレー在住の愉快な皆さんとダウンタウンのスペイン料理屋で会食。メンバーの1人は、先週くらいにネットのニュースでもリンクが話題になった、アップルで働く某エンジニアという噂があったんだけど、いつものように、今日の話しの内容は、ただの芸人でしなかいので、やっぱりあの記事は別人だったことにしよう。

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