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2015-12-01 京都の現代的風景

_ [MISC][] 京都の現代的風景

  昨日に続いて、今日も終日京都国際会議場でWECC2015でEverySenseの展示。しかし、この会議は、あまりに範囲が広すぎて、企業展示にはかなり難がある。

  今日は、深夜にテレカンがあるので、飲めないけれど、折角京都に来たので、なにか美味しいものでもと同僚と一献。いくつか、行ってみたいお店があったのだけど、なぜか火曜日定休のとこが多くて、結局は先斗町をウロウロしながら、昔からあるすき焼き屋へ。

  関東のすき焼きだったら割り下なんだけど、ここは関西風にザラメと醤油、酒で味付け。僕が子どもの頃は、父が大阪勤務だったし、母は明石出身なので、東京でもこの関西風のすき焼きレシピだったから、これはこれで馴染みがある。お店は、古い待合の作りなので、本当なら熱燗をと行きたいのだが、今日はじっと我慢。

  それにしても、四条烏丸から河原町を抜けて、ここまで歩いて来たけど、京都は本当に観光で賑わっている。歩道には、人が溢れているし、お店も皆活況に見える。外国人観光客が多いのも京都ならではだけど、もう一つ気になったことがある。

  それはなにかというと、若い女の子の着物姿だ。どうやら、観光客がレンタルで着物を借りてるようなのだが、それがちょっと違和感がある。基本的に艶やかな絵羽もので、寒空の中羽織もなく、まして道行などという感じだ。だから、なんか本当にお仕着せって感じで、七五三の衣装を大人が着て歩いてるみたいなのだ。

  今年は、気象が少しおかしかったようで、紅葉は最低らしいけど、さすがにハイシーズンの京都、国際観光都市ってう感じで、これはこれで素敵だ。テレカンがなければ、もっと散策できたのに.....


2015-12-02 口頭Q&A

_ [電波][仕事] 口頭Q&A

  朝一で京都から東京にもどり、クライアントと打ち合わせ。いつものようにIoTとクラウドの話だけど、今日は少し話が通じた気がする。

  夕方は、通信標準化の派生的な利活用に関する勉強会に座長として出席。しかし、座長とかチェアとかしていると、いつもながら参加者に多様性には、いつも驚かされる。

  まぁ、プレゼンテーションみたいなのは、一定の与えられた時間で、発表者の裁量により行われるので、はっきりいってよほど外れたことがないかぎり、口を挟むことはない。

  困るのは質疑応答などで、ひたすら話が逸れていく場合だ。 質問者は、大抵は完結に質問を述べる注意を払ってくれるし、質問ではなくてコメントの場合には、そのことを区別してくれる人が多い。ところが、回答になるとプレゼンターが質問に対する答えではなく、滔々と私的見解や周辺情報を述べ出して、まったくQ&Aにならないことがある。

  インーネット系のコミュニティにいる人は、こういう場合、相手の質問を引用して明示し、それに回答をするとか、質問を分割して簡潔にするなどの技法に慣れている。もっとも、半角カタカナだったり、所謂文字コードなるものや、日本語に対するこだわりがあったりして、逸れることは多々あるけど、それなりに答えはでる。 ところが、どうもこういう議論に慣れていない人のQ&Aで、かつ口頭となると、あきれるほど話が逸れる。

  だから、議長とかで疲れれるのは、こういう方々の自己陶酔の時間を、いつ区切るかに神経を使うことだ。この点について言えば、国際標準化などで議事運営規則が明確な文化であれば、とてもやりやすい。ところが、日本的なハイコンテキストな世界では、かなりこの辺りが神経戦になる。今日も、正直いってかなり...ry)


2015-12-03 制度論

_ [仕事] 制度論

  朝、東京でクライアントと打ち合わせをしたあと、午後から甲府に移動。今日は、山梨の情報産業関係者が集い、二人の高名な先生による講演。お二方とも、僕は旧知だけど、なかなかゆっくり話すことがないので、今日は控え室や懇親会で少し話をさせていただいた。

  この話の中で、やはり話の通じる人には通じるなと思ったのが、僕が進めているプロジエクトの内包する制度的課題についての議論だ。いろいろと、突き詰めていくと、いまの制度ではグレーというか不明瞭な事があるのだが、それにどう対処するかについて意見交換をさせていただき、明確な示唆を得れた。

  もっとも、その制度に変化を与えるには、異端児が必要で、それはお前の役目だよと言われて、なんだか15年前の事を思い出した。あのときは、僕が進めた通信事業について、同じ先生に"一番えげつない通信事業者"と指摘された。どうやら、今回もまたドン・キホーテたれという事らしい。

  今日は、甲府なので、懇親会のアルコールを控えて、そのまま須玉にもどった。


2015-12-04 Formal & Uniform Innovation

_ [仕事] Formal & Uniform Innovation

  今日は、山梨から車で都内に移動。某雑誌の取材を挟んで、IAjapanのIoT実証実験WGと総務省のIoT推進フォーラムの二つのIoT関係の会議があった。

  IoT実証実権WGの方は、自分が座長で、今日は実際に実証実験を執り行うタスクグループの会合も兼ねている。タスクグループの初回会合としては、オフィサーの選任が大きな議題だったのだが、WGの運営規定を明確にしているので、その規定に沿って互選により選任し、かつWGでの承認決議を行った。

  夕方からのIoT推進フォーラムの総会は、総務省の地下の講堂で400人くらいが参加し、冒頭総務大臣の挨拶などもあり、はなばなしく開催された。いつものとおりだけど、こちらは事務局の用意した資料が淡々と読み上げられていく、シャンシャン総会。一応、定款はあるけれど、会員の資格と義務はまったく不明である。

  例によって座長や委員は、事務局が用意した一覧があり、形式上会場の拍手をもって全員が総会で承認されたことになる。まぁ、短期間でかつそれなりの規模のことを立ち上げるのだから、こういう形態となるのは、ある程度仕方がない。しかし、せめて委員の選定をどのようなポリシーで行ったのか、委員の技術系、制度系、消費者側などのマクロな比率をどう設計したかなどの、説明をするくらいは、すれば素敵なのにと思ってしまう。しかも、意義ございませんか...拍手って、参加者は一つの組織や団体から複数参加しているから、議決権もなにもあったものじゃない。もし、あの場で、立ち上がって、意義ありとか、委員選定の根拠の開示を求めるなんて言いだしたら、どうなっちゃうんだろう。それが出来ない僕自身も、結局のところは日和見なんだけどね。

  面白かったのは、ちょうどこの会議の時に、参加している某氏がSNSで、黒スーツばかりが参加していて、とてもイノベーションには程遠く見えるという感想を書き込んでいたことだ。

  僕は、今日は山梨から車で移動してきたこともあり、私服だったのだが、確かに圧倒的にスーツ&ネクタイだ。もちろん、TPOがあり、どんな時でもカジュアルが良いとは思わないけど、イノベーション創出、規制緩和をという人が、ブラックスーツをユニフォーム的に来ている集団というのは、やはり厳しい感が漂う。

  先月行われたIOT推進ラポの初回会合は、委員のラウンドテーブルがあって、各委員が各々の立場で発言、議論を短時間でも行った。また、その委員にはカジュアルな人も混じってた。これに比べると、今日の会合は、会場の横で行われている企業展示も、どう企業を選んだのかが不透明だし、委員間の質疑、議論はなく、ご指名の有識者様の一方的スピーチのみという、レガシーなスタイルだった。

  そんなわけで、この雰囲気をみていたら、一昨々日のブログ記事 に書いた、京都の観光客のレンタル着物の事を思い出してしまった。お仕着せを被せたのでは、中からフツフツと湧き出てくるようなイノベーションは、起きないのではと不安になってしまう。

  会合のあと、偶然に某大学に交流人事で出向している旧知の技官官僚の方と再会。ちょっと面白い話が聞けたのが、今日の最大の収穫かもしれない。


2015-12-05 忘年会合宿

_ [MISC] 忘年会合宿

  朝は、強風のなかSunnyで一鞍。少し思い出したことがあって、試してみたらそれなりの手応えがあって満足。

  午後は、前職の元部下達が拙宅で、部門の忘年会をするといって集合。いつものように、大人11人+子供4人が、夕方からダラダラと食べて・飲んで....なわけだ。

  僕は、もう前職を離れて久しいけど、残っている彼らは彼らなりに会社の事や仕事の事を考えていることが、伺い知れるのは嬉しい限りだ。彼らと仕事をしていた頃から時も流れて、それぞれ中堅として仕事に対する取り組み方なども、だいぶ変わってきたなと感じる。今回も、初顔の若手を連れてきて、いろいろな意味で世代がつながっていくことが面白い。

  それにしても、最初に我が家に来た時は、幼児だったりまだ生まれてなかった子供達が、すっかり大きくなって走り回ってるのだから、こちらも歳をとるわけだ。でも、決して君達の子供の爺じゃないから爺々とは呼ばせないキリッ!


2015-12-06 緩める

_ [MISC] 緩める

  合宿組が午前中で解散したので、昼食のあとに明野のサニーで一鞍。先月の競技会のあとに、久しぶりに馬場での練習を再開したのだけど、それ以降ちょっと悩んでいたことがあった。

  基本的には、馬場では歩様を変えて目標とした経路を辿るのだけど、早足や駈歩をしたあとに、並み足で落ち着かせるのに、かなり時間がかかっていた。

  今日、コーチから指摘を受けて、その原因がやっと判って、試してみたらあっさりと指摘された通りになった。早い話が、馬とのコミュニケーションで、圧倒的にこちらが張りすぎていたということなのだろう。

  手綱は、いつも張りっぱなしではなくて、ちゃんと緩めるとこは緩めないとねというわけだ。うーん、なんだか仕事と一緒と猛省。


2015-12-07 あと一歩

_ [仕事] あと一歩

  EveryStampのファームウェアが、ある程度のゴールに近づきつつある。今日は、一番懸念だった部分について、とりあえずクリア出来たようなので、少し安心。

  とはいえ、まだまだいろいろあるわけだが、そういう部分を詰めていくことができる段階になったことが大きい。

  情報流通経済は、いろんな意味で清濁併せ呑む覚悟は必要で、それを誰がやるんだよ問題がある。しかし、それをいかがなものかと考えていても、何も進まない。かといてって、乱暴に進めることは、将来の可能性を摘んでしまう。というわけで、確固たるポリシーをもって、本質を曲げないで突き進むことが重要なんだろう。

  今日は、夕方に若い技術好きな人が訪ねてきてくれたのだが、彼らと話しをしていても、目に見えるもはもちろんだけど、やはりボリシーの部分を示せるかが、年寄りの役割なんじゃないかと感じた。

  いよいよ、EverySenseの実態を体験してもらうトライアルスタートまで、あと10日となった。EveryStampもできれば同日、参加者にお持ち帰りいただけないかと奮闘努力中ではある。


2015-12-08 Join us

_ [インターネット][仕事] Join us

  来週のワークショップから、いよいよEverySenseのトライアルを開始する予定で、いろいろと準備を進めている。先にクラウドファンディングで、支援いただいたEveryStamも金型やパッケージも上がってきた。そんなこんなもあり、2016年からは、いよいよスタッフも増強したいと思っている。

  というわけで、EverySenseで新しい情報流通経済の仕組みを作る仲間になってくれる人がいたら、ぜひ連絡をください。

  業務内容的には、

  1.サーバーサイドソフトウェア開発

   サーバサイド Ruby, Java, Python, PHP などによるサーバーサイドの開発

  2.携帯アプリ開発

   iOS, Android携帯アプリの開発

  3.WEBデザイン

   WEBサイトデザイン、構築

  4.プロモーション

   新製品のクラウドファンディングブロモーション

  5.マーコム

   マーケットコミュニケーション、イベント企画

などで、若干名を募集しています。

  勤務地は、東京またはサンノゼで、正社員ですが、インーターンシップの受け入れもします。

  興味のある方はもちろん、、ありそうな方を知っている人は、拡散いただけると幸いです。

  ここには、連絡先などありませんが、そんなのくらいはリーチできる範囲の人を期待してます。


2015-12-09 分散処理

_ [仕事] 分散処理

  午前中は、グループ会社の技術の方と、新しい気象センサーに関する打ち合わせ。彼らとは、別なセンサーの話しもしているのだけど、基本的な僕からの提案ポリシーは一緒。このため、マクロな考えが伝わってるし、一致してるから、細かい実装の部分に多少のズレがあっても、すぐに修正できる。

  僕は、長いことディジタルとアナログの境界域の仕事をしているのだけど、いつもチャレンジしているのは可能な限りディジタル領域を増やし、アナログ領域を減らすことだ。

  その上で、エッジでしか出来ないリアルタイム要求の厳しいことと、遅延が許容されたり大きな処理能力が必要なことを、最適に分散するといのがもう一つの拘りだ。最近でこそエッジコンビューティングという名前がついてるけど、こういう考えは、通信の普及と計算機のダウンサイジングがもたらす、当然な帰結だろう。

  そして、僕なりのもう一つの拘りは、単なる分散処理ではなくて、自律分散処理であり、End to Endだ。というわけで、今日は二つのテーマに対して、こういうポリシーでの設計方針や開発方針を説明して、十分な参道を得られたことがとても良かった。

  午後に一社ブレストをしたあと、夜は明日の朝の打ち合わせに備えて京都に移動。遅い時間だったので、新幹線でサンドイッチを食べて投宿。明日の資料の準備が無事に終わったので、バーでおひとりさま。こういう時は、ラウンジじゃなくて、メインバーがあるのがありがたい。いろいろと、空いていることもあり、バーテンダーさんがいろいろと京都のことを教えてくれた。最後は、シガーに合うよと、ちょっと変わったラムを頂いた。

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2015-12-10 Pitch

_ [仕事] ピッチ?

  朝は、京都の駅前で共同研究者の先生と打ち合わせ。期待しているギアのサンプルを入手。これは、これで面白いことができそうだ。

  その後、駅ビルにあるホテルの一室で、シリコンバレーから来日している四人の投資家やアクセラレーターの方に、プレゼンテーション。あまり、イベント的なものに出たことはないのだが、これって所謂Pitch というやつのだろうか。個別にVCなどに会うことはあるけど、こうやって複数に会うことはあまり経験がないので、ちょっと新鮮だった。

  いま進めているプロジェクトは、日本と米国では訴求ポイントが違うことは、僕なりに認識しているのだが、今日はそのことが明確になったのが良かった。やっばりねって感じだ。

  昼から東京に移動して、日欧共同研究の打ち合わせ。自分が担当するDeliverableが、またしても年末締め切りだった....orz.. 草案は、頭のなかにあるんだけど、早めに書き始めねば.....


2015-12-11 Pitch perfect

_ [仕事] Pitch Perfect

  昨日に続いてPicthな話。Pitch Perfectといっても、Anna KendrickのCupsの話しではありません。たまたま、今日の午後、いろいろとメンタリングいただいている来日中の先輩にお会いするために、マイクロソフトの会議室で開催されたInnovation Weekend Grand Finale 2015というイベントの会場に出向いた。

  これは、世界の数カ所でスタートアップのピッチイベントをして、各地の優勝者が集うファイナルだそうだ。ホストを務めるサンブリッジのマイナーさんは、もう12年くらい前に、ローレンス・レッシグさんが来日した時に、ITU協会のパネルディスカッションで、互いにバネラーとして参加した時にお会いして以来で、名刺交換させてもらった。

  いまは、またベンチャープームで、毎日のようにこういうスタートアップのピッチイベントや、マッチングイベントが世界中で開催されている。そこには、当然スタートアップを支援するアクセラレータやベンチャーキャピタル、コンサルタントの方々集ってるわけだ。なんだか、あの渋谷のビットバレーブームの時みたいな既視感がある。

  今日も、数名のパネルで、日本のスタートアップについてみたいな議論もあったけど、いま一つそういうのには溶け込めない自分がいる。

  ピッチとか、メーカーズなんとかとか、ハッカソンとかを、いくつか見たり、開催したりして感じるのは、なんかそれ自体が目的化していないかしらということだ。そこに出場する、そこで優勝するのが目的になっちゃってて、確かにピッチのスライドなんて、とてもお手本的だけじ、逆にラバースタンプぽかったりする。

  論評する人や審査する人も、たぶん自分ではスタートアップとかしたことのない方達が圧倒的なので、まあ求めるものは泥臭いものではなくて、ビジネススクールの教科書にででくるようなものなのだろう。

  それでも、こういうイベントによって、凄い起業家が出てくるチャンスが与えらるのは、素晴らしいことなのだろうし、そこに挑む人達の真摯さはとても参考になる。

  僕は、群れるのが嫌いなので、ブームに関係なく動いてきたけど、それとは違ってこういうイベントに参加することでわかるトレンドもあって、良い勉強になった。


2015-12-12 幻のソリューション

_ [仕事] 幻のソリューション

  この週末は、共著論文のチェックとクライアントに提出した報告書の修正からスタート。これから数週間の間に迫る怒涛の締め切りラッシュを思うとかなり寒気がする。

  さらには、来週のトライルアスタートについても、まだ多くの不安定要素もある。どうも、組み込み系の世界でも、開発ターンアラウンドのコストが下がったために、「出来ました」の質といのうは、かなり変わってしまったようだ。マスクロムやGAのテープ出しの緊張感、大量生産のラインでのリワークや最悪の回収などの経験は、決して今の時代に適したことではないけど、仕事に対する姿勢として「次工程は、お客様」は不変なはずだ。

  利害関係や上下関係にも関わらず、自分の裁量範囲の仕事に対する質への拘りというのは、仕事の持続性、成長性への鍵になる。そういう意味では、多くのチームや人と仕事をするときに、特定のリソースに過度に依存せず、適材適所にリソース配分をすることが重要だろう。なにかが足りないと訴える人に、その足りないものを求めるのではなく、足りないものを与えるか、足りない部分を補える他のリソースに、配分を変えていくマネージメントは重要なのだろう。僕の場合には、最初のインプレッションからついつい冷静な判断ではなく、過度に出来るはずと期待してしまい、動き出してしまったら、なかなか再考できないとうサンクコストの呪縛に囚われることが多いかもしれない。

   自分のことはさておき、実は僕の周りには、古き良き時代の歴史ある自社ブランドのメーカーが多い。これらの会社に見られる傾向として、どこもが「単なるもの作り」だけではダメだという恐怖観念に囚われていることだ。まあ、モノのモジュール化が進み、ハードウェアでの差別化が容易ではなくなり、「単なるもの作り」が厳しく、作れば売れる時代が終焉したことは間違いない。

  そこで、当然のように言い出すのが「モノ+サービス」のソリューションビジネへの展開という話で、これも間違いではないだろう。でもね、そこへのアプローチが、面白いほど「もの作り」から脱却できないパターンだったりする。

  それは、何かというと、まず製品を作り、それを売るのに、単純な物売りではなく、ソリューションでというパターンなのだ。つまり、最初にモノありきなのだ。ソリーションといのうは、なにかの課題を解決することであり、それには、まず課題認識があり、それを解決するための道具選びは後なのだが、どうも先に道具が来てしまう。市場からすると、「弊社は、長い歴史と技術力で、とても素晴らしい金槌を作ったので、何かこれで叩けるものないですか?」と言われても困るのにだ。

  そして、もうひとつのパターンは、幻のソリューションなるものを、自社のリソースや自社のリードで、付け加えようとして長い時間模索することだ。 せっかく、それなりに優秀だったり、面白そうな製品を作っても、それを、自分たちのリソースや力でソリューションなるものに変換できると思ってしまい、時間だけが過ぎていくのだ。

  最初に、市場のUse Case Scenarioがなく、かといって、今までコンサルやらシステム提案やらを生業として来ていないのならば、いっその事開き直って、その製品をオープンに市場に投げ、その上で外部からのフィードパックやパートナーとの協業の道を開くという手法があるのだが、どうも自前主義が強いようだ。

  つまるところ、無い袖は振れないのに、袖があると思い込んでるわけなのだ。では、なぜ無い袖があるように思い込むかというと、まぁプライドというやつなのだろう。こう書くと、それって大企業病かと思うかもしれないけど、企業の大小に関わらず、プライドが高過ぎる組織や人は、この傾向に陥るようだ。まぁ、古の物語で言えば、「裸の王様」的なわけで、王様は国の大小に関わらずいるということだ。

  ご多分にもれず、僕も基本的にはその傾向があるので、もう一度、諸々のうまくいかなかったことを整理しながら、無い袖を自らの内外に関わらず探す努力を、謙虚にしないとと思うわけだ。

  午後は、1鞍Sunnyで練習して、夜はSunnyのオーナーとSunnyさんで鍋で一献。


2015-12-13 プレゼン練習

_ [MISC] プレゼン練習

  雨なので、朝から書物仕事がそれなりにはかどる。でも、それだけだと飽きてくるので、途中でふと思ってプレゼンというかピッチの練習。

  こういう時に、田舎の家の良いとこは、大声出しても誰にも迷惑がかからないことだろう。別に、スクリーンにパワポ写してじゃないし、僕は基本的に原稿を用意しないアドリブ派なので、声を出せる環境こそが自習に必要なものだ。

  しかも、自分で話しながら、自分で突っ込んでみたいになるので、万が一周りに人がいたら、きっと気が触れてると思われてしまう状況だ。それでも、ホワイトボードもあるし、声も出せて練習には良い環境なんだけど、時計が無いのが難点だ。

  というわけで、今度壁にかける時計の適当なのを探してこようかしらん。


2015-12-14 Lecture by English

_ [仕事] Lecture by English

  甲府〜八王子〜町田〜湘南台なんていうルートで、慶応大学のSFCに移動。乗り換えの町田駅前は、神奈中バスが走ってて、横浜銀行があって、どうみても実効支配神奈川、領有権東京。目的地のSFCも、最寄駅の湘南台も、絶対に湘南じゃないじゃんって感じ。

  まぁ、それはさておき、今日は知り合いの先生に頼まれて、特別講義で、EverySenseの話しをさせていただいた。知り合いの先生は、インターネットを作ってきた方なので、その先生の前でインターネット文化論的な話しをするのは、とてもおこがましい。でも、学生さんたちはインターネットネイティブな世代だから、インターネット的なことを目指すEverySenseの話しをするには、インターネット論は避けて通れない。

  ところで、某学部長先生が決めたらしいのだが、今日の講義は英語。ところが、受講してる学生さんは日本人または日本語ネイティブ。これって、まるでどこぞのEC運営会社みたいじゃん。

  たしかに、これは必要な措置なのかもしれないけど、なんか違和感があるなぁ...

  帰りは、湘南台〜中央林間〜表参道〜外苑前というルートで帰社。

  


2015-12-15 Brown bag lecture

_ [仕事] Brown bag lecture

  昨日に続いて、今日も慶応大学SFCで特別講義。今日も、武蔵境〜八王子〜町田〜湘南台というルートで移動。それにしても、このエリアは、軍用機の騒音が結構すごいとびっくり。

  今日の講義は、大きな階段教室で、一通り横並びの列が埋まるくらいの学生の数でびっくり。昨日との違いは、学生の数の多さと、今日は日本語でということだ。

  昨日の講義もそうだったんだけど、遅刻してくる学生が結構多い。また、SFCは授業のタイムテーブルが独特で、11:10-12:40という時間割で、昼休みというのは無いらしい。そんなわけで、学生は当たり前のように、飲食をしながら聴講している子が多い。

  これは、最初ちょっと面食らったけど、時間割の編成を聞いてみて納得。しかし、まるでBrown bag meetingみたいで、さしずめBrown bag lectureという感じだ。

  帰りは、昨日と同じで湘南台〜中央林間〜表参道〜外苑前。二日続けてこの経路での移動だった。午後は、某省で打ち合わせしたあと、夕方からテレカンが一つ、さらに帰宅して深夜にもう一つ。今週は、週明けから疲れ気味だな。


2015-12-16 1st Lot

_ [仕事] 1st Lot

  EverySense,Incでリファレンスプロダクトとして提供するEveryStampの1st Lotの製造品が入荷した。

  僕の最初の予定よりは、日程的にはかなり遅くなってしまたったが、ゼロスクラッチからの開発としては、こんなもんかなという気もする。

  ファームについては、使い出すといろいろと変更したい事がでてくるだろうけど、さしあたってリモートでのファームアップもできるので、少しずつ進化させることになるかな。

  しかし、考えてみたら30年前にテープレコーダとか留守番電話とか民生機器の開発をしていた時には、今のような3Dプリンタとかも無かったし、CADの生産性も、ソフトの生産性も悪かったのに、もっととんでもないスピードで製品リリースしていたけど、あれはなんで出来んだろう。

  確かに、ゼロスクラッチからの開発は、それなりに時間がかかったけど、同時に既存製品のマイナーチェンジをいくつも抱えているのが当たり前だった。

  おそらくは、ソフトにしてもハードにしても、客観的にはきっと質が向上したのかもしれないけど、僕的にはかなりストレスがあるレベルだったりする。これは、物が複雑になったからなのか、技術者というか仕事をする人の文化の違いなのか、なんとも言えないなと感じる。

  今夜は、かつて某社がインターネット接続事業に参入した時に、一緒に仕事した仲間と、IoT t関係で再開。また、一緒にいろいろと仕掛けられるかもしれない。

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2015-12-17 トライアルスタート with Partner

_ [仕事] トライアルスタート with Partner

  今日の午後は、EverySenseのワークショップ。このワークショップから、いよいよトライアルスタートとなる。まぁ、まだまだいろいろあるけど、まずは使ってみてもらうために、このワークショップを開催した。

  今日は、複数の異業種の方が参加してくれて、協業に対する話も個別に出来たのは良かった。

  それにしても、この協業というのは、結構難しいなと感じる。一緒にやりましょうねという時に、一番大事なのは情報の非対称を如何に無くすかだけど、レガシーな会社って、本当にそこができない。

  単純な話、一緒にというのであれば、コストもセールスも開示して、その上で、互いの負担を明確にすると話が早いのだけど、そんな発想のない人も多い。

  僕は、よく例えで出すのだが、饅頭を二つに割って、半分を相手にあげるとき、自分は小さい方をとったつもりでも、相手は不満を持つことがある。だからこそ、全体と部分、負担と利得を明確にすることが協業の始まりだ。

  ところが、どうもそういう感覚の持てないレガシーな会社や人は多い。そして、そういう感覚のない人から出てくる提案って、あまりにお間抜けで、大丈夫かよってのが多い。

  今回のトライアルでEverySenseが提供するのは、シェアリングエコノミーそのものなので、参加者同士が協業感覚を持っていないと成り立たない。そういう意味では、いろいろと話をしているパートナーとは、とてもその意識の高さを感じて頼もしい限りだ。

  逆に、さすがに厳しいなというとこは、結果的には切り替えていくしかない。


2015-12-18 監査法人とスタートアップ

_ [仕事] 監査法人とスタートアップ

  今日の夜は、某監査法人主催のビジネスマッチングミーティングというのに参加。先日、知り合いのソフト会社の方から、この会合でのピッチに参加してはと紹介され、勉強のために参加してみた。

  監査法人がこういうスタートアップとVCのエンゲージメントな機会をつくっていることは聞いていたけど、ここに限らずかなり盛んにいろいろなとこで開催されているのを知って、すこしびっくり。

  確かに、IPOにしろM&Aにしろ、スタートアップにとっては、監査法人の力が必要だし、監査法人にしてみればディールを引き受けることは本業なので、そういうチャンスを広げる必要が有るわけだ。

  この監査法人とは、Root,Inc.がまだIPOの可能性があったころに、いろいろと相談させてもらった代表社員の方がいる。たまたま、今回の事務局の方に話をしたら、近い部署で話が直ぐに通じで、今夜のイベントの時に顔をだしてくれて、久しぶりに再会。

  今日は、僕も含めて5社が15分の発表+10分の質疑を順番に行った。全員の発表後、審査があってプレゼン大賞なるものを選ぶ方式で、今夜は恥ずかしながら僕が大賞に選考いただいた。

  こういうイベントだと、とても若い方が多くて、僕のような年寄りが出て行くのはちょっとねと思うのだが、今日は比較的年齢層が高くて安心した。

  ちょうど、今日の午後にEverySense,Inc.の会計規則について、会計士の方とすこし打ち合わせをしたのだけど、情報流通経済は、まだまだこれからなので、制度設計的にもクリアにしていないといけない部分が多い。

  会計は、結局のところ時価会計をして透明性を出すには、原価算出が重要なのだが、情報という材の原価算出は、なかなかに難しい面があることだけは、なんとなく判ってきた。


2015-12-19 標準化な忘年会

_ [仕事][電波] 標準化な忘年会

  朝、Sunnyで一鞍練習したあと、韮崎駅で知人らをピックアップ。今日は、IEEE802とWi-Fi Allianceで、いつも一緒になるメンバーの忘年会合宿。とりあえずは、来客時の定番な感じの、高嶺町の「いち」で蕎麦をと思ってw出かけたら、うどんもはじめたとのこと。せっかくなので、お勧めの素揚げ野菜の胡麻味噌だれがついたうどんをいただいた。蕎麦とおなじで、野菜がたっぷりで、ゴマだれと腰のあるうどんとの相性も良かった。近くの武の井酒造さんで、青煌の新種 初しぼりを購入して戻る。

  買い出し組と火起こし組みに分散して、無事に準備完了。その後、後発の車組も到着したタイミングで、ドイツからコアメンバーがWEB-EXで参加してくれて、Call Meeting to Orderで幕開け。

  今回は、生憎といつものメンバーのうち4人が仕事の関係で欠席なったのだが、新たに二人のメンバーが初参加してくれて、今回も11社から11名だった。いつものことながら、こういう組織を越えて話ができるのが面白い。

  メンバーが持ち寄ってくれた食材と、メインのピエンローという鍋で、しっかりと飲んで、食べて。今回は、Scope of Worksを和テイストに定めて、とりあえず深夜までの初日が終了。

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2015-12-20 辛味

_ [MISC] 辛味

  標準化関係者の忘年会合宿の二日目は、マターリと皆んなで朝食をとって、各自の都合に合わせて逐次解散。まずは、車で名古屋から来てくれメンバーを、近くの武の井酒造まで誘導。ちょうど、瓶詰めのあとの冷す工程をしているところで、まだラベリングとかがない状態に遭遇。ここで別れたのだが、あとで聞いたら、お連れしたメンバーは、その出来立てを購入したらしい。なかなか、レアだな。

  そのあと、電車組4人をのせて、定番な台ヶ原の七賢と金精軒本店に寄ったあと、長坂の「翁」で、早めの昼食。さすがに、時間が早めなうえに、この季節なので、一番乗り。昨日は、予期せず蕎麦がうどんになったのだけど、今日はしっかと蕎麦。

  限定モノに弱いので、季節限定の辛味大根のおろし蕎麦をいただく。ここの辛味大根は、とても短くて株のような形状の青みのある地産品。これを、青い皮の部分も一緒に擦りおろしてあり、独特の辛味がなんとも心地よい。

  辛味というのは、味覚的にも、効能的にも、良い意味で重要なものなわけだ。というわけで、そんな辛味を味わいながら、たまについつい辛辣な発言をしてしまうけど、それも必要なことだよねと、自分に言い訳しておく。

  韮崎でメンバーをおろしたあと、帰宅して後片付けし、早めにたかねの湯で一風呂。寒さが増してくると、やはり温泉が効くなぁ。辛味だけじゃなくて温かみも大事か....

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2015-12-21 事務局能力

_ [仕事] 事務局能力

  2001年にMISという通信事業会社を設立したのだが、この時この会社は社会基盤としてEnd to End な通信事業を目指した。それは、インターネットの使途として、音声とかデータ通信に限らず、あらゆるサービスがインターネットに接続されると考えたからだった。これって、まさに今流行りのConnectedとかInternet of Things/Everything なわけで、まぁ時代というのはいつもスパイラルなわけだ。

  そこで、僕らは通信インフラの上で何をするかは、通信事業者ではなくて、その利用者が創造するものとして、広くいろいろな産学の人に集ってもらうことを目的として、モバイルブロードバンド協会 (MBA)という業界団体を設立した。当時、この協会には、アニメ制作会社や広告代理店など、様々な業界の方に参加いただいた。

  この協会は、設立発起人の主たるMISが解散したあとも、学術研究的な活動を継続し、任意団体から一般社団法人への転換も行い継続している。そんなMBAの今日は理事会及び定時総会だった。実際には、ある程度協会としての役割を達成したこともあり、今は各種催事の後援などに限定して活動しているのだが、それでも各種事務処理などは、適切に行われている。

  これは、ひとえに事務局の能力の賜物だと思う。今の事務局長は、協会の運営に対する熱意と、公平さを強くもっていて、本当に頭が下がるくらい事務仕事をきちんとこなしてくれている。

  こういう事務局の仕事では、事務仕事自体の能力の迅速さや適切さも重要だが、その運営における公平さが本当に大事だと思う。

  実際、この協会のあとに某通信事業者が似たような名前の協会を作ったり、僕の周りにはこういう業界団体がいつくかあるけれど、MBAの事務局のような芯のある公平さは、なかなか見れない。

  なかには設立発起人が理事長になってしまうような、我田引水的な協会も多く、そういう協会の場合には、事務局は理事長のアシスタント的になってしまう。

  また、各種省庁の組成する会の事務局は、シンクタンクが請け負うことが多いけど、こういう場合には事務局仕事の請負なので、事務局として会の運営ポリシーにこだわりを持つことは、まずあり得ない。

  今日は、あいにくと前任の監事が他界され、新任の監事を迎え、かつ理事の更改もあっての会合だったのだが、相変わらずきちっとした運営で、改めて感心させられた。


2015-12-22 箇条書きと因数分解

_ [仕事] 箇条書きと因数分解

  仕事の話しで、いつもイラッとときてしまうのは、モノ事をごちゃ混ぜにして、表層的な部分から判断したり、批評したりする似非技術者と話すときだ。

  まったく動か無いんですよとか、こいうときにも使えるようにしたいんですがとかの、一時的な感情というか事象把握は、まぁ普通だ。問題は、そこから先にブレイクダウンして問題解決をしようとしているのに、最初の事象把握以上の切り分けも、整理もせずに、ああ言えばこう言う的な輩に泣かされる。

  問題を解決するには、まず内容を整理して、さらに要素に分解して、部分問題としていくという手法が有効なのに、そういう話しができないと、本当に辛い。こういう輩は、まず間違いなく箇条書きができない。本人は箇条書きに整理したつもりでも、用語や文体の整理がなく、短いセンテンスでも、意味が通じない。そして、用語の定義を明確にして話さないので、ああ言えば、こう言うになる。

  というわけで、まぁインターネットも、イントラネットも、LANも整理しないで、機能がどうのこうのという自称SIとかには、お願いだから黙っててねと言いたくなる日だったと、愚痴ってみた。


2015-12-23 Pitch資料

_ [仕事][MISC] Pitch資料

  午前中は、Sunnyで一鞍。ここのところ取り組んでいることが、今日は少し納得いく形でできた気がして。とりあえずニッコリ。

  午後からは、雨のなかで資料作り。先週の某監査法人でのマッチングイベントから、なんだか最近ピッチっぽい話が続いてる。そんななか、来月のCESでも一つピッチをという話がでてきた。ここのは、本当に五分のPitchなので、正直PPTなんて使いたくない感じだ。

  でも、アメリカだしラスベガスだしって考えると、とりあえずどこで笑いをとって、掴みを入れるかも気にしないとなぁなんて悩みながら、なんとか初稿を提出。

  明日も、国内で一つマッチング系のプレゼンがあるので、その資料のとりまとめをし、夜のかいじ号で東京2戻った。


2015-12-24 Ready to Go!

_ [MISC][仕事] Ready to Go!

  今日、EveryStampがクラウドファンディングで申し込んでくれたサポーターの皆さまに向けて出荷された。当初のケースデザインから、内部温度上昇などの問題もあり、トップケースのデザインを変更したり、マグネットコネクタからMicroUSBに変更したりと、いつくかの修正があった。

  このトップケースは、あの騒ぎになった国立競技場のようなブリッジになっているので、僕のなかで国立競技場モデルと呼んでいる。

  このEveryStampは、EverySenseのクラウドサービスと連携することで、その機能のメインな部分が動きだす。というわけで、これからこれを受け取った人たちが、EverySenseを通して、互いに情報を交換できるようになることが、僕たちの狙いだ。

  今回は、クラウドファンディングで申し込んでくれた人へ出荷したのだが、EverySenseのページからも、新規で希望者からは注文を受け付けれるようにした。

  また、標準パックというシンプルなものに、センサー部分だけを別々に購入できるようにもしている。今後は、音声センサー、人間センサー、降雨、降水量などを含む屋外気象センサーもつながる予定だ。

  すでに、ワークショツプの申し込み者や、EveryStampの申し込み者には、EverySenseのトライアルアカウントも発行したので、情報流通が始まることを期待している。

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2015-12-25 iOS開発環境

_ [仕事][MISC] iOS開発環境

  Windows3.1がでた頃に、GUIのために書かされる目的外なコードの多さに辟易として、もうPCとかの上のコードを書かないぞ宣言をして20年近くになる。

  ところが、iアプリの開発者と話しをするうえで、まぁ最近の開発環境というかフレームワークのようなものを、ある程度は知っておくべきかと思い出した。また、UIの話しをするにしても、モックっぽいもののお絵描きくらいはできた方が良いかもと思い、Xcodeを入れて、実際にiアプリ開発している担当さんにターンアラウンドを教わってみた。

  このSDKの統合環境もさることながら、そのまま実機につないでエミュレーションまで、一通りのクロス環境ができてしまうのだから、世の中進歩したもんだなとつくづく思う。

  ただ、まぁスタイル的な要素は、アップル様のご意向にかなり忠実なることを求められるようで、これはこれでどうなのよとちょっと思ってしまう。

  午後からは、社外での打ち合わせが連続であって、夜やっと一息。20年来の知人と久しぶりに再会して会食。まぁ、世の中クリスマなので、僕もたまには洋風にディナーを楽しんだ。


2015-12-26 気圧

_ [MISC][仕事] 気圧

  午前中に東京から山梨に戻って、午後一からSunnyへ。一つ気をつけると、一つおろそかになるという一進一退な状況ではあるが、今日も収穫はあった。

  帰宅したあとは、EveryStampをもう一台設置。じつは、先日から山梨に置いてあるEveryStampの気圧が938hpaとか、どうみてもそれ低いだろって感じ。

  そんなわけで、念のためにもう一台設置してみたら、こちらも同じ結果。うーん、なんだろう、東京の事務所にあるEveyrStampは、それっぽい値なのに....。前から設置してあるNetatmoの表示は、1016mbrだから、やはりなんかおかしいな...

  と悩んでいて、ふと気付いた。考えたらこの設置場所は、標高が660mあるので、海面気圧に変換すれば、かなり正しいということが判明。

  しかし、こういう場合には、環境測定としてどういうデータを扱うのが正しいのだろうか? もちろん、用途によるんだろうけど、僕的には生のデータをまず取得し、そのうえで必要な補正を用途により加えるのが正しいのかと思っている。

  EveryStampには、GPSも載っているので、GPSが補足できるところに設置すれば、このデータと合わせて海面気圧に補正することはできる。Netatmoは、設定位置をスマホの地図アプリで指定して、そこらか標高を求めて補正しているようだ。

  いづれにしても、それなりに正しい値だったわけで、まったく自分の一人ボケだったな...orz

  とりあえず、どんどんEveryStampがつながってきたので、これで即時性のあるヒートマップとか簡単にかけるのが面白い。

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2015-12-27 サポセン

_ [仕事] サポセン

  この週末は、なんだかんだEveryStampのサポセン状態。はっきりいって、UI/UX もふくめて、まだまだなので、当然ながらサポーターの皆さんには、いろいろと手間をかけてしまっている。

  まぁ動いてしまえば、あとは動いてるんだか死んでるんだかわからんようなものなので、なにか操作するわけじゃないんだが、マニュアル類の不備もあるし、まだまだたくさんブラッシュアップする必要がある。

  いま、僕自身も3箇所に設置したStampをモニターしてる。個人的にはは、僕が言うのもなんだけど、別に家の環境なんて見たいかなという感じがあった。でも、実際にちょっと動かし出したら、気温、気圧、照度、紫外線みたいなものでも、それなりにいろいろな事が発見できるんだなとびっくり。

  そして、すでにサクッと設置できた人もいて、そういう人たちのデータも集積でるとこが面白い。たった、この二日間で、全国に42個の環境モニタリングポストが設置されたことになる。そして、このうちの16箇所が、すでに情報提供を承諾してくれて、データを収集できている。

  これは、出荷した数の数分の一でしかないし、相互に接続なので、これは僕以外の人も同じことができるわけだ。こうなると、やはりそのデータをヒートマップにしてとかしたくなってくるなぁ。

  今日は、朝Sunnyで今年の馬場の乗り納めだったのだが、それなりに納得のできる騎乗で締めくくれた。一年お世話になった、馬の皆さんにりんごでお礼をしておいたので、まぁ来年も良き騎乗をさせてくれるかな。

  明日から出張なので、夜東京にもどり、早めに寝ようと思ったら事務処理が思ったよりかかってしまった上に、NHKのSongsとかみちゃったらお昼を過ぎてしまった。


2015-12-28 Short Stay at Bay Area

_ [仕事][] Short Stay at Bay Area

  東京で、昼過ぎに納会の挨拶をしたあと、成田に移動。この年末、年始はシリコンバレーとCESの出張になった。日本は、今日から休みのところが多いのだが、アメリカは元旦(今年は週末につながるので三が日)くらいが、休みなだけだし、1/6からCESに行く予定だったから、いっその事行きっぱなしにしようというわけだ。

  本来なら、このページは、英語圏にいる時には、英語モードをOnにしているのだけど、今回はネタ的に日本語の方が多そうなので、英語モードはOffのままにしておいた。

  さて、今回もシリコンバレーでの滞在は、シェアさせもらっているサンタクララのアバートで、そこに一週間ちょっと滞在することになる。そんなわけで、いつになく食材などを持ち込んでいるので、荷物が大きいし重い。さらには、お土産のお酒やらお味噌やらもある。

  そのせいなのか、それとも時期的なのか、はたまた良からぬ風評のせいなのか、LAXのESTAのキオスクでエラーになった。そのおかげで、比較的空いてるイミグレに並んだのだが、ここでもいつものQ&Aくらいだ。一つ違ったのは、所持金を聞かれて2,3百ドル相当の日本円と答えたら、それで足りるのかと言われたから、だってキャッシュ使うことないじゃん...って答えたら、まぁそうだなと言われただけ。

  そんなわけで、時間的にはいつも変わらずに、普通にイミグレ通って、荷物もピックアップしてきたら、出口の通関のとこで、再検査の列に行かされた。変なものはもっていないけど、めんどくさいなと思ってたら、ここではX線に荷物を通すだけだった。ところが、機内持ち込みしていたクーラーバッグの中身を開けて見せろと言われて御開陳。中身は、自家製の味噌と白菜漬け、それに空港で買った生鮭の切り身と明太子。でっ、かかりの人が開けて、一番上に保冷剤が入ってるのをみつけたら、ろくすっぽ全部を確かめもせずに、はいどうぞだった。おかげで、味噌を入れてたジップロックが破裂してることが判明したけど...

  LAXで知人に会って、トーランスのお多福でお蕎麦を食べて、再び空港に戻って、サンノゼに移動。パートナーにピックアップしてもらって、滞在中に使う車を借りて、夕方からインターン候補生との面談。既にSkypeでも話しをしてあるので、大きな疑義はなく、あとは仕事の進め方だけを調整する必要がある。

  一旦、アパートに荷物を置いたあと、関係会社の現地職員の方と会食。部屋にもどったら、荷物を置いた時にちらっと鳴った警報音がまた鳴る。どうやら、数分周期でピッ!となっているのだが、どこで鳴っているかがわからない。さらに、今日は、とにかく寒いので空調をつけたのだが、これがなかなか暖まらない。数分おきの警報音も、まったく止まる気配がないけど、疲れてるのと寒いのとで、もうめんどくさいから、そのまま放置して早めに寝ることにした。


2015-12-29 微妙な品揃えの差

_ [][仕事] 微妙な品揃えの差

  朝起きても、相変わらず警報音が周期的になっている。部屋のオーナーとチャットでやりとりして、いろいろと確認したけど、どうも原因がわからない。悩んでいても止まらないので、とりあえず無視して朝食。前回が具がなくて、素の味噌汁にしたのがあまりに虚しかったので、今回はしっかり乾燥わかめを持ってきた。冷蔵庫に入れッぱだった鮭フレークが痛んでいたけど、明太子も買ってきてるし、白菜の漬物も持参しているので、普通に朝ごはんで1日ガスタート。

  午後に、日本スーパーのMarukaiによって、食材などを少し補充。日系スーバーらしく、おせち料理や年越しそばなどが、たくさん並んでいて、まぁ西海岸は、日系の品物が豊富だなと感じるけど、微妙にあって欲しいものがなかったり、とても高価だったりする。

  とくに、野菜は、こちっの品種は、価格的には安いんだけど、普通に日本であるようなピーマンとかはないし、人参も品種が違う。あと、キッチンラップも、あの日本のキメの細かいというか品質の高いのは、輸入品として高く売ってるけど、あとはとても使いにくいキッチンラップになってしまう。

  夜、当地のバートナーと会食しながら話しをしていたのだが、定期的にピッ!となる警報音は、火災報知器の電池切れではないかとのこと。確かに、あんな音だなと思って、部屋に戻ったあと確認したら廊下の一台から鳴っている。というわけで、アパート近くのスーパーで電池を買ってきて、交換したら無事に鳴り止んだ。

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2015-12-30 素朴な疑問

_ [][仕事] 素朴な疑問

  昨夜は、とてもぐっすり眠れて、見事に時差ボケ解消した感じ。今日の午前中はのんびりして、昨日のご飯の残りでビラフを作ってブランチ。午後から、当地のロイヤーとメンターと打ち合わせ。いづれも、大きな疑義はなく粛々と予定どおり。

  途中で、昨日とは違う日系スーパーの老舗のミツワ(昔のヤオハン)を覗いたら、最後のひと束の三つ葉があったので、思わず購入。これで少なくとも、お雑煮はできる。

  夜は、持参した乾麺のうどんを茹でて、油揚げと鶏肉を入れて卵とじにする。なにかと便利なめんつゆを持ってくるつもりだったのだが、忘れてしまった。日系スーパーで調達しようかと思ったけど、昆布も、鰹節も、持参していたので、普通に出汁を引いて、酒と醤油と塩で間に合わせたけど、この方がやはり美味しいわ。

  ところで、ふと今日湧いてきた素朴な疑問がひとつ。こちらの人は、お風呂掃除はどうやってるのかしらん? ここのアパートに限らず、こちらは結構固定型というか壁に取り付けられたシャワーヘッドのバスが多い。となると、バスタブを洗うのに、洗剤などを使って洗った場合に、どうやって濯いでるのだろうということ。固定のシャワーヘッドで狙いを定めて、ザァーと流すのかな? とりあえず、僕はバスタブにお湯を張って、浸かる派なんで、やはりバスタブは掃除したいんだけど、どうやってするんだろう?


2015-12-31 時差年越し

_ [][MISC] 時差年越し

  記憶に間違いがなければ、生まれて初めて年越しを海外で迎えている。時差の関係で、FaceBookなどでは、早々に紅白ネタなどは、昨日さんざん配信されした、今日は新年の挨拶メッセージが溢れている。

  なので、まぁ気分的にはご一緒にと思うのだが、そこはせっかくなので、ぐっと堪えて、新年の挨拶は、当地での新年まではしないぞと誓ったら、わざわざ挨拶してくる輩が数名。もう、本当ににみんないじり屋さんなんだから...

  とりあえず、今日は、来週のCES関係の整理をしたあと、少しだけ買い物にでる。といっても、年末の買い物じゃなくて、馬関係の用具の買い出し。まぁ、日本から比べると安いのだけど、この辺りにはあまり品揃えの豊富なTack Shop がない。それでも、ネットで調べて、少し南にいったところにある店にいってみた。ここは、干し草とか水タンクとか牧場で使うモノを売ってる店というよりは、小屋という感じ。ところが、そのなかに一通り、頭絡、手綱、鞍などもある。もっとも、ほとんど在庫は動いていないようで、爺さんが一人でノンビリと埃の被った在庫を売ってる体だ。それでも、一応、なんとなく探していたものにはありつけた。

  せっかくなので、少しだけ足を伸ばして、ブーツバーンでこちらに置いておくエンデュラスブーツもゲット。これで、頼まれものも含めて、ミッション完了。

  一旦、アパートに帰ったあとに、日本とSkypeで打ち合わせ。いろいろと、スタックしていた案件が、やっと動き出せた。スタックしていた分の宿題が多いので、かなりバタバタしそうだけど、とにかくここから詰めなければならない。相手方もその事情は知っているので、日本の元旦の朝からの打ち合わせとなったわけだ。

  夜は、前職の時の同僚で、今は現地法人に転籍した若手が、ピザやら煮物やらを持って、夫婦で遊びにきてくれて、三人で年越し。蕎麦はなかったけど、乾麺のうどんをもってきていたので、〆は年越し蕎麦ならぬ年越しうどん。

  あいにくと、アパートから見えないけど、カウントダウンとともに、近くで花火が上がっている音が響いていた。

  今年は、10月に母が他界したので、喪中で新年を迎えることになる。そでも、今年一年お世話になった皆様に、そして本当に今年までずっと見守ってくれた母に感謝して、新年を迎える。


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