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2019-05-21 Bureau of Industry and Security の対象

_ [仕事] 禁輸 の対象

  米国の商務省産業安全保障局がHuaweiに対しての輸出規制を先週発表したのだが、これに伴い標準化活動でも影響が出てきた。Export Administration Regulations (“EAR”)では、禁輸の対象というのは、必ずしも製品の輸出というだけではなく、技術文章などの提供とか、ビジネス的な個別の打ち合わせのようなものも入るらしい。

  IEEE-SAからのガイドラインには、

>In general, under the EAR, U.S. persons may not export or reexport any item (including “technology” or “software” as such terms are defined in the EAR) that is “subject to the EAR” to any entity or individual named to the Entity List (collectively, “Designated Persons”).

とあって、さらにこれは禁輸先の被雇用者に対しての提供も当然できないことになるしい。

  とはいえ、オープンな会議への参加や技術資料の開示は、原則として対象にならないとも明記されているらしい。なので、まぁ大きな影響はないかとおもったら、

>IEEE-SA Leadership and Governance Meetings. A Designated Person may participate in IEEE-SA business, logistics, and other leadership meetings, and may participate in governance meetings, including executive sessions to the extent that such meetings deal solely with governance issues and only if such Designated Person is not otherwise conflicted. However, a Designated Person shall not participate in meetings or communications that involve technical discussions.

  なんてことが書いてある。つまり禁輸対象の会社の被雇用者とかは、リーダーシップミーティングやガバナンスミーティングで、技術的な議題がある場合には、そこへの参加もできないことになる。

  ということで、IEEE802.11とかでもHuaweiのアフリエーションのリーダーシップな人は、技術にかかわる会議に出れなくなるらしいけど、どーすんのこれ?


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