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2015-03-01 プログラミング教育?

_ [仕事] プログラミング教育?

  小学生からプログラミング義務化など、最近プログラミング教育に関する話題が結構ネットに見られる。しかし、これって本当にブログラミングが必要なの?って思ってしまう。

  思うに、必要なのはプログラミングではなくて、論理思考や解析の能力じゃないのだろうか?いろいろな課題や論旨を、体系づけて整理し、それに対する対応をすることを、論理立てて考えたりする力は、とても重要だと思う。

  しかし、それはプログラミングとは違う話しではないだろうか?確かに、課題解決の手法としてブログラミングを行う、つまりプログラムを組むというか書くというのはある。でも、それは実装の話しであって、その前提は、問題の把握や、それに適したアルゴリズム、データ構造などが、きちとん設計されていることではないだろうか?

  ある課題に対する答えは、実はコードを書く事ではなく、コルクボードに地図を張り、その上に色違いのピンを立てることで解決されてしまうなんていうことは、世の中ではいくらでもある。このネタは、ワインバーグの本に出てくるんだけど、まさに「ライト灯ってますか?」的な話しだ。

  例えば、世の中では流通していなくても、教育現場ではコンパイル出来て、実行出来る言語を使うことにより、個々の言語を覚えるのではなくて、プログラミングの設計を覚えさせたという、過去のRatfor的な取り組みの方が、長期的には有効じゃないだろうか?

  目の前にある道具の使い方を教えるだけで、そもそもの課題認識や解析、最適手法の選択を教えない結果が、ネ申エクセルだったりする。僕は、作章でも、アウトラインを使う事を推奨しているんだけど、まず使ってる派は少数だ。

  この辺りをはき違えて、固有の言語処理系を教えるプログラミング教育みたいなのが蔓延ると、「C言語は判りますが、他の言語は出来ません」などという自称プログラマーだけが増殖するようで怖い。


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