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2016-11-01 電車の遅延や事故の発生率

_ [][仕事] 電車の遅延や事故の発生率

  今日の夕方、外苑前から品川シーサイドでの打ち合わせに出かけた。乗り換え案内に従って、渋谷からりんかい線という経路を選択したのだが、渋谷に着いたら、りんかい線が荷物挟まりだかで、遅延していた。実は、同じ目的地に同じ経路で、前回移動した時も同じ事があった。

  時間帯的に渋谷駅は、ラッシュアワーではないのだが、多分どっか遠い先では帰宅の人がたくさん下車したりとかの時間なのかもしれない。

  中央線なんて、当たり前のように毎日頻繁に事故やら遅延がある。昨日の朝は、青梅線内で動物と衝突したとかで遅延していた。りんかい線との大きな違いは、中央線は遅延があったとしても、基本的に本数が多いので、単なる遅延だと、比較的実害が少ない。

  ところが、りんかい線は、本数が少ないから、一本遅延すると、実質的な移動時間に、かなりのインパクトが発生する。湘南・高崎ライナーとか、とにかく都市圏の電車は、相互乗り入れなどで、路線距離が長くなっているので、これに伴って遅延や事故の発生率も上がっているのではないかと思う。

  こんなとこにも、集中と分散の最適化問題は存在するわけだ。


2016-11-02 縦割り管理が阻むイノベーション

_ [仕事] 縦割り管理が阻むイノベーション

  イノベーション支援とかベンチャー支援とかいう名目で、各種助成金や公的支援が充実しつつある。これらの支援では、その目的や大局的な狙いとして、当然ながら国際展開や国際標準化なども謳われている。しかしながら、その運用の実態は、いささか制度の本質を阻害するものだったりするようだ。

  今日は、とある助成金の中間検査を受けたのだが、そこで指摘されたことを聞いて、唖然としてしまった。

  今回対象となっている事業では、その業務遂行場所には、米国の協力会社もあることから、米国の事務所も届けてあり、時に米国に出張して業務することになる。

  ここで、日本が休日でも海外は平日ということもあり、日本の連休に海外で業務を進めるという、悲しいワークホリックな人は、僕だけじゃないだろう。特に、ベンチャーなんてブラックと言われても、ファウンダーなどは24時間モードだったりする。

  ところが、今日の指摘は、なんと海外で打ち合わせや業務に従事しても、その日が日本の休日や定時外だったら、その労務を認めませんというのだ。これは、もう海外にいても日本の時間で働けということだ。

  となると、例えば西海岸なんかにいたら、毎日深夜まで働けば良いけど、普通に現地の昼間に働いたらダメってことになる。

  こういう、あまりに非現実的なことを言うのは、誰かというと実態や制度の趣旨を無視して、自分たちの管理の手間だけを考える輩ではないだろうか? そりゃ、海外の休日なてん知らんから、日本のカレンダーだけみて管理したほうが楽なわけだ。

  国際標準化も、いまや大きなテーマで、各種研究助成などによる活動もあけど、国際会議が開催されている期間中に日本の休日に当たる日があるのは、決して珍しくない。こういう場合も、同じ理屈を押し付けてくる。

  結局のところ、国際化とか国際競争力とかいいながら、こういう内向的というか、制度の趣旨を無視した、縦割りの管理体制が蔓延って、イノベーションを阻害するのではないだろうか?


2016-11-03 A long journey

_ [仕事][] A long journey

  今日から長期出張なので、朝会社に行って事務仕事を片付けたあと、近くのお寿司屋さんで昼食。午後から成田に移動して、まずは夕方の便で、サンノゼに移動。

  機内で、「君の名は」があったので、遅ればせながらやっと鑑賞。周りからの評判がすこぶり良いし、興行成績の好調なことも話題になっていたので、過度に期待しすぎたのか、それとも一人で観たからなのか、想定よりはインパクトがなかった...って、僕の感性の問題?

  空港到着後、午後の打ち合わせの前に、知人らが出展している、Cloud EXPOの会場を訪問。最終日のせいなのか、かなり閑散としている。まぁ、クラウドというのも、コモディティになったということかな。

  午後は、標準化の新しい展開を狙ったすり合わせミーティング、来週のIEEEで発表するかどうかは、ギリギリまで調整するとして、どちらにしてIEEE802.11aiで導入したFILSの横展開がスタートする。

  夜は、Cloud EXPOのために渡米中の知人と会食。もともと、知り合いの紹介でインタビューを受けた人なので、会食中の会話が、なんだかインタビューモードでスタート。でも、すぐに双方向モードになって、逆にこちらが教えてもらった事が沢山。

  なんとか、渡米初日にしては、そこそこの時間まで、眠らずに過ごせたので、比較的良いスタートになった。

  自分の位置情報を、定期的に取得してトレースしているのだが、今回の長期出張で、さらにデータが増える。

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2016-11-04 テロ対策

_ [] テロ対策

  午後の便でサンノゼからヒューストンに移動。途中で、知り合いが領事館からの注意喚起に関するメールの内容を、Face Book経由で教えてくれた。

  それによると、「CBC等の報道によりますと、米国情報機関の当局者は、10月7日、テキサス、ニューヨーク、バージニアの3州の地元当局に対し、アルカイダがテロ攻撃を実行する可能性があると警告を行った旨報じております。」 とある。

  早速、CBCなどのサイトを確認すると、確かに警戒が強化されているようだが、NTAS(National Terrorism Advisory System)の管掌である国土安全保障省のページには、意外と情報がない。

  まぁ、どっちにしても、とにかく来週の火曜日までは、アメリカは大統領選挙一色で、そこにテロリストが何かを仕掛けてくる可能性は、否定はできないのだろう。

  とはいえ、会議はサンアントニオで行われのだから、それをキャンセルするわけにも行かないし、そこに行くのにヒューストンのような大きな飛行場を経由するのもしょうがない。

  個々人ができるテロ対策って、不要不急な出張を止めるとか、人の集まるところに近づかないとかなんだろうけど、なかなか出来るもんじゃないよね。


2016-11-05 馬優先

_ [][] 馬優先

  ヒューストンのCypreess Equestrian Trail CenterでエンデュランスのOne day クリニック。デビスカップやWECで何度も優勝しているDarolyn Butlerと二人で、昼食を挟んで7時間半、53km弱のライド。しかも、馬は競走馬として殿堂入りしたLine Dancerの系譜のDancerいうアラビアン。

  前回は、熱中症気味になって、午後の途中でリタイアしてしまったので、今回はリベンジ。今日は、気温もさほど高くない上に、カルシウム補給など十分にケアしていたので、まったく余裕を持って楽しめた。

  問題、はじめてのハミ無し頭絡で、最初になんの説明も受けなかったので、まったく感覚がわからず、馬にとってもかなりキツイ合わせ方をしてしまった。それでも、トレイルに出てから、だんだんと頃合いの調整がついて、なんとなくだけど、それなりの微妙な感覚が伝わるようになった。

  それにしても、さすがにテキサスだと思うのは、トレイルコースの標識。このトレイルコースは、自転車やランニングなどと共用なのだが、優先順位は馬が一番ということだ。

  EveryPostによるトラッキングは、粒度が低いけど、まぁそれなりに面白い。

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2016-11-06 Next step of FILS

_ [電波][仕事] Next step of FILS

  今日から、サンアントニオでIEEE802のPlenary meeting.初日は、例によって、CAC(Chair Advisery Committee)でスタート。

  5年半にわたり、Study Group,Task Groupとしてチェアを務めたIEEE802.11aiが、無事に最終承認をえるRevComに附議されたので、今回は久しぶりに自分のチェアする会議がない。

  とはいえ、802.11aiの根幹であるFILS(Fast Initial Link Setup)技術は、ミリ波や802.15系などにも展開することが可能で、今後はそちらへの横展開を進めることになる。

  というわけで、オフィサーとしての仕事が減り、提案側としての参加なので、精神的にはかなり楽だ。

  それにしても、「次は、何やるの?」って、やたら聞かれるのは、なんだか何かやれと言われてるようで、ちょっとプレッシャーだなぁ。

  明け方、EU-Japanのテレカンがあるので、早めに就寝。


2016-11-07 802.15

_ [仕事][電波] 802.15

  参加してるIEEE802 Plenaryのレギュラーミーティングの初日。今回は、Plenaryなので月曜日の朝一はアドホックになる。というわけで、FILSの横展開を考慮して、最初の一コマだけ802.15.4sに出席してみた。

  このタスクグループは、知人が提案して立ち上げたもので、当人は所属機関の都合で、しばらく来れないのだが、日本の方が引き続きチェアを引き継いでいる。

  しかし、.11と.15では、ずいぶんと議事運営のスタイルが異なるなぁというのが、やはり参加してみての感想だ。すでに、WGでの書面投票に対するるコメントを受けて、それの対応段階にある。しかし、コメント回答の作り方とかで、この前まで突っ込まれまくっていた事を思うと、比較的ゆるいのでいいなぁと思う反面、これだとエディターは大変だろうなとも思うわけだ。

  なんだかんだいいながら、やはり人数が多いグループのほうが、当然ながら運用やルールが厳格化するわけで、時にそれは柔軟性を失うけど、やはり決まるものが決まる利点が大きい。

  どっちにしても、きちとん運営してれば、いつ何を誰が決めたのかわからんなんて、どこぞの国のような事はないのは、つくづく思う。


2016-11-08 The Election Day

_ [][仕事] The Election Day

  San Antonio TXに滞在中の今日は、注目のアメリカ大統領選挙の投開票日だ。とにかく、もうずっとニュース報道は、この話ばかりだったし、今までにない接戦ということで、日本に限らず世界中で多くの人が関心を持っている。まぁ、アメリカの大統領選挙ということで、それはいつものことなのだが、やはり今回はちょっと違う雰囲気だ。

  世間的には、とにかく両者ともかなり評判が悪くて、極端な話 2nd worstを選ぶ選挙とさえ言われている。しかも、直前までのキャンペーンは、相互に電子メール使用事件やら過去のセクハラ発言の非難の応酬が繰り広げられているのも、おいおい大丈夫かUSAって感じだった。

  さて、そんな中、ぼくの周りには選挙権のある米国市民な人が沢山いるんだけど、結構な比率でトランプ支持者が多い。このことを数週間前に、SNSで発言したら、それはエスタブリッシュメントな人じゃないのではなんてツッコミをした日本の知人がいるけど、実際には士業の人だったりPhdを持っている研究者だったりだし、しかもクリントン支持者の多いカリフォルニア在住だったりする。

  さて、ここからは結果論だけど、結果としてトランプ氏がかなりの差をつけて、今回の選挙では勝った。これは、事前の報道とは随分違うわけで、報道のニュートラリティーに疑問を呈する人も多いようだ。

  しかし、思うにやはり人は、自分の聞きたくないこと、望まないことを暗黙のうちに拒絶するバイアスがかかる、いわゆる「否認」が起こる。今回は、結局報道する側の人にもそういうバイアスがあっただろうし、とうぜん報道を受ける人に受けの良い報道をするという自律反射的な点もあったのかもしれない。

  現地時間の夕方には、かなりトランプ氏有利の情勢が見えてきて、これに連動してカナダの移民局サイトがアクセス増加でダウンしたなんてニュースも入ってきた。そして、一緒に会議に参加している知り合いのドイツ系の研究者なんて、さっそく「私はドイツに引っ越すつもり」とかなり真面目に話してくれた。

  イギリスのEU離脱にしても、今回のアメリカの政権交代にしても、いろんな意味で世界が大きく変わる時を迎えてるようだ。となると、これはもしかした、ちょっと前に政権交代の煮え湯を飲んだ日本にとっては、大きなチャンスかもしれないと、ご都合主義というか楽観的に捉えたい自分が居たりする。


2016-11-09 Dominace

_ [仕事][電波] Dominace

  参加しているIEEE802の標準化は、投票権は参加する個々人に付与される。ここで、個々人は技術や制度にたいする専門的知識を有する独立したスペシャリストであり、個々人がその知識や経験に基づいて、標準化への寄与をし、様々な意思決定に対して議決権を行使する。

  とはいえ、標準化は今後の製品や市場展開の重要な鍵となるうえ、そこに採用される必須的な知財は、REASONABLE AND NONDISCRIMINATORY (RAND) として取り扱われる。つまり、標準を採用する人には、公平かつ合理的な価格で知財の利用を認める必要が有る。合理的な価格というのは、ちょっと曖昧ではあるが、要するに無償ではないわけだ。だから、知財戦略としてたくさんの知財を有している企業、とくにpatent trollを主たる事業にしているような会社にとっては、かなり肝となる。

  ということで、最近は表面的というかオフィシャルな会議とは別に、個々の企業が連携してSIG(Specail Interest Group)のような民間組織を組成して、協調して標準化会議に提案をすることが多い。とくに、次世代規格のような大きくインパクトのあるものは、このような行為が暗黙のうち行われてきた。

  僕がチェアする802.11aiでも、とある会社が個々の投票権を持つ社員に対して、その議決権行使に対して独自性を阻害するような投票指示が行われたとして、数ヶ月前に調査が行われた。結果としては、可能性はあるが証拠不十分という報告だった。

  しかし、今回は次世代無線LANの規格であるTGaxで、このSIGの存在が指摘されて、大規模な調査が実施され、その報告書が本日開示された。この報告書では、明確にSIGの存在が示され、その内部ルール有無やメンバーの共同提案の数や履歴などの事実が詳細に報告された。そしと、結論から言えば、Dominanceな行為が行われたと認定している。そして、米国では、こういう行為自体が不正競争防止法的な観点から、法的な訴追リスクを持つわけで、これは結構深刻な展開になる可能性が有る。

  しかし、WGのチェアもTGのチェアも、このSIGでも主要な立場にある大手企業と契約しているスペシャリストであるのだが、それはそれとして、独立したスペシャリストとしての意見を持っているのが、彼らと話してわかった。

  たまたま、昨日の大統領選挙後の各候補などの発言などでもそうだけど、ルールに対する厳格さが存在するからこそ、自信の主張は違っても、結果を尊重し、それを受け入れる事が出来るのではないだろうか。

  日本では、勝てば官軍、負ければ賊軍で、江戸の仇を長崎で打つくらいの痼りが残ることが多いようだ。選挙で負けた方は、いつまでたって対案型にならず審議拒否や嫌がらせ的批判を繰り返し、勝った方は民意は我にあり的に強硬策をとるしでは、痼りは消えない。

  今回のドミナンス問題も、問題が露呈した以上、今後どうするかの建設的な議論に進むことを期待して見守りたい。


2016-11-10 Publishment

_ [仕事][電波] Publishment

  IEEE802.11aiの最終承認は、年内にRevComという委員会で行われる。今日、TGのエディターがIEEE SAのエディターと話しをしたところ、12月にはPublicationまでする予定とのことだ。

  外から見ると、標準が出来るというのは、このPublicaitionのことになるので、よくいつ標準化が終わりますかという質問を受けると、この期日を話す。ただし、これはあくまで出版物としての最終バージョンのリリースでしかない。実際には、既に直近のバージョンのドラフトがIEEEのストアというWEBサイトで購入可能なのだが、そういう事も意外と知られていない。

  また、よりビジネス的に重要な事は、実際の製品への展開導入のタイミングだろう。無線LANを含めて、ネットワーク機器は、根本的に独自仕様では、ネットワークにならないので標準が重要だ。そして、消費者からすると、その標準を採用している製品であれば、相互接続性が保証されることが重要となり、それが市場を成長させてきた。

  というわけで、無線LANの場合には、IEEE802.11が標準仕様を策定する。一方、そのなかにあるオプション部分の取り扱いを含めて、実際の製品の相互接続の試験を実施し、接続性保証の意味でWi-Fiのロゴを付与するのは、Wi-Fi Allianceの仕事となる。

  IEEE802.11aiの仕様を使った相互接続は、既にWi-Fi Allianceで試験プログラムの策定が進んでいるが、これは最も優先度が高い要求としても進められている。

  というわけで、IEEE802.11aiを採用した製品は、来年末くらいには市場にお目見えするかもしれない。この世界では、標準ができたら採用するんてことをしていたら、世界から周回遅れになる。実際に、仕様の大きな部分は、すでに1年以上前に固まりつつあったので、最大手の半導体メーカーなどは、世界的な展示会で発表していたくらいだ。

  いづれにしても、多い時には月曜から木曜までに14コマもチェアリングしたタスクグループがないと、各種のチェアな事務仕事のプレッシャーもなくて平和なものだ。

  とある、 新しいSGでは、ちょっと進行が気になったので、発言してSterawPollという非公式投票をしたのだが、こういうのもチェア経験者の立場だと、受け入れやすくなる。実際に、あとから数人に、謝意を受けた。


2016-11-11 Dominance again

_ [仕事][] Dominance again

  IEEE802のClosing Plenaryで、TGaxにおけるDominace 問題について、報告事項から協議事項へと修正する動議が出され、スタートから波乱含みとなった。

  報告書はあくまで調査委員によるもので、これをWGとして修正したり調整すものではない。とはいえ、まぁその報告内容に対して当事者であるWGのメンバーが協議することは必要なので、僕的には協議事項とすることには賛成した。

  協議になると、なかなかにいろいろな意見があるのだが、今回の報告書はかなり客観的事実を含んでおり、それを元に合理的な判断とすることは、僕的はに賛成なのだが、やはり疑わしきは被告の有利的にという人も多いようだ。

  いづれにしても、この問題は、かなり今後のあり方に影響を与えるかもしれないので、今後もかなり注意しておく必要が有る。

  クロージング終了後、サンアントニオからヒューストン、フランクフルトを経由してワルシャワに移動。長い1日なる。


2016-11-12 ワルシャワ

_ [] ワルシャワ

  フランクフルト経由で、昼過ぎに無事にワルシャワに到着。ワルシャワという言葉を聞くと、僕の頭の中では ♫暴虐の雲 光を覆い、敵の嵐は荒れ狂う♬と、ワルシャワ労働歌がなり響く。 僕は、全共闘世代ではないのだが、10歳違いの姉が最後の全共闘世代で、当時小学校だった僕に、いろんな意味で教育的指導をしてくれたのが、頭にこびりついてる。

  空港で無事に荷物をピックアップしたあと、アムステルダム在住の前職の同僚と合流。たまたま、週末なので彼もワルシャワに遊びに来た。

  中央駅まで電車で移動し、ホテルにチェックインして、着替えてから二人で旧市街まで移動して、遅めの昼食というか早めの夕食。なにしろ、日の入りが4時前ということで、なんだかすっかり夜気分なのに、時計をみるとまだ夕方。

  それにしても、気温はすでに氷点下で、予想外の寒さ。レストランに入ったら、とにかくホットワインを注文して、一息つけた。その後、二人で市街地を散策して、もう一軒寄り道して一杯のんでからホテルに戻ったけど、ワルシャワ寒すぎ。

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2016-11-13 The rebuilding

_ [] The rebuilding

  寒すぎるので、日曜日だけど比較的ゆっくりと朝食をとって、ワルシャワ市内を散策。日曜日とういうことで、ヨーロッパの定番、蚤の市を覗いてみた。コゥオのフレアマーケットというのが、ホテル近くからトラムに乗って、20分くらいのDaliboraいう駅の近くで、週末に開催されている。

  まぁ、しかし 誰が買うんだよこれ? とツッコミたくなるようなものばかり。はっきり言って、それここに持ってきて並べたり、片付けるだけでも大変でしょうがという感じのジャンクだらけだ。

  長年に渡り戦火に晒されてきた国だけに、戦争時の武器や勲章から冷戦時代の共産政権のモノが多いのが特徴かもしれない。あと、ヨーロッパでは、作家のわからない絵画や、被写体がよくわからない写真も沢山ある。観光客向けなのか、古い写真を沢山並べてる店があり、1947年の写真をみると、見事にワルシャワは焼け野原だ。

  何も買うモノはなくて、そのあとトラムで旧市街に移動して、ワルシャワ王宮を見学。11月は無料だそうだが、中庭で一時間行列に並ぶ。まっ昼間だったのだが、気温は零度くらいで、列がなかなか動かないのは、さすがに辛かった。

  この王宮も戦後に再建されたわけで、館内の絵画にしても装飾にしても、とにかく新しくて色鮮やかだ。旧共産圏の国にいくと、いつも感じるのは、支配層の贅沢と労働層の格差の凄さだ。行き過ぎた資本主義が格差を増長し二極化が進み、ついに歪みが爆発していると言われてるけど、共産主義における格差も相当だ。

  夜、大阪と東京から来た共同研究者らと合流し、明日からのプロジェクト関係の打ち合わせの意識合わせして解散。

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2016-11-14 通信業界のタイムマシン経営は成り立つか

_ [仕事] 通信業界のタイムマシン経営は成り立つか

  共同研究先であるポーランドの通信事業者と打ち合わせのため、彼らのヘッドクォーターを訪問。冒頭、若きCEOが会議室に来てくれてご挨拶。その後、共同研究者から研究の前に彼らの事業の紹介を受ける。

  彼はら、全国の電力網に敷設された光回線を使った通信事業者で、アクセス系は自らは行っていない。元が電力系の基盤のため、リダンダントな経路を持つことで、高信頼性のトランクなサービスを全国に提供しているとのことだ。というわけで、大規模なエンタープライズや金融系などの専用線利用、携帯の基地局間通信などを主たる顧客としているようだ。

  トランクは、当然のようにATMからIP,MPLSと広くサポートしているわけで、これらをWDMで運ぶのは、北欧と中国の企業の製品というわけだ。これって、日本でも同様な展開があったので、その背景や展開は判りやすい。

  ひと昔前にタイムマシン経営的に、米国などでのトレンドを日本で展開するというビジスネパターンがあったけど、いまインターネット黎明期を走ってきた日本の企業が、これからインターネット環境が進む諸外国でノウハウを生かすチャンスはあるのだろうかとふと思った。

  しかし、アクセス以外はポーダレスか進んだITインフラでは、なかなかそんな隙間はないのかもしれない。


2016-11-15 ブリュッセル

_ [仕事][] ブリュッセル

  ワルシャワでの実験打ち合わせは無事に終わり、全体会議のためにブリュッセルに移動。ブリュッセルは、前回来た後に大規模なテロがあったのだが、空港はすでに復旧となっていた。

  とりあえずホテルにチエックインしたあと、日本から直接現地入りしたメンバーら全員で遅めの会食。日本から参加の6名は、全員が違うホテルなのだが、プロジェクトのキックオフミーティングで全員ブリュッセルに来ているので、定番的なレストランで現地集合。

  それにしても、ワルシャワが寒すぎたから、ブリュッセルも気温は低いのだが天国のように感じる。おかけで躊躇なくビールも飲めるし、これまたお約束のムール貝を堪能できた。

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2016-11-16 学習しない機械と人

_ [仕事][] 学習しない機械と人

  今日から日欧共同研究のプロジェクト全体ミーティング。日欧合わせて15名で、二日間に渡り膝を突き合わせてのディスカッションと取りまとめ。

  今回は、メンバーであるケント大学さんの手配で、ブリュッセルの市内にあるイギリスのリサーチオフィスの会議室が会場なのだが、こういう施設もEU離脱したりしたら縮小されるのだろうか?

  夜は、グランパレ近くで、全員で会食。昨夜の人気店のお隣のお店は、人気店とは違うサービスクオリティで、人気店がなんで人気なのかちょっとわかった気がした。

  ところで、どうでも良い話だけど、欧米のお手洗いでは、紙の便座カバーが置かれていて、それを便座に敷いて使う。この便座カバーが中々どうして、いつまでも使い慣れない。

  まず、最初に、真ん中の部分がミシン目といか三ヶ所くらいで繋がっていて、そこを切り離す。次に、これを便座の上に敷いて.... とやるのだが、この作業と、自動洗浄の動きが中々に難しい。

  便座カバーの上に敷いて、スポンを下ろしたりしている間に、自動洗浄装置が勘違いして水が流れてしまい、せっかく置いた便座カバーが流れ去るのだ。

  だからといって、スポン下ろしてから、便座カバーのミシン目を切ってとか作業するのも、作業しづらいし、なんかその姿はお間抜けな気がする。

  というわけで、今晩も便座カバー君に逃げられて、やり直しとなったのだが、自動洗浄の機械がもうちょっと学習するか利用者の僕が学習しないかぎり、いつまでも不毛な戦いが続く。

  しかし、こんな話を周りから聞かないので、僕固有の問題なのかしらん。

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2016-11-17 El saldo de tu tarjeta es

_ [電波][仕事][] El saldo de tu tarjeta es

  今回の出張中は、先月マドリッドで購入したOrangeのSIMを使っている。 そんな携帯を持って、欧州に入ってからドイツ、ワルシャワ、ベルギーと移動しているので、移動するたびに頻繁にSMSでメッセージが飛んでくる。

  まぁ、当然というば当然なのだが、この飛んでくるSMSは、スペイン語な訳だ。残念ながら僕の唯一知っているスペイン語は、"Mano"くらいで、トレイに行くたびに書かれている"Lavese Las Manos"が最長センテンスだ。

  というわけで、海外でSIMを購入するときは、現地語のSMSの重要なのくらいは覚えておく必要があるなぁと思う訳だ。

  日本に来る外国人の方が、MVNOのSIMとか買ったときに、この辺りメッセージは日本語だけなのだろうか? または、設定で変わるのだろうか?

  緊急地震速報なんて、日本語だけで来られても困るよね....

  おもてなしとかいう冠の付いた予算で、この辺りの対応するとかいう提案って、誰かしてるのか知らん?


2016-11-18 意味わかんないんですが....

_ [仕事][] 意味わかんないんですが....

  今日は、ECのオフィスビルで、日欧共同研究プロジェクトのレビューミーティング。ECと日本のNICTが共同で付託するプロジェクトなので、日欧双方から各2名ずつのレビューワーとPM、事務方が参加し、対応する研究チームメンバー13名が順にプロジェクトの進捗や成果を報告。

  このプロジェクトでは、欧州の慣例的なスタイルなのか、とにかく三ヶ月単位くらいで提出する報告書や公開文章の数が沢山ある。レビュワーは、これらの文章を先に読んだ上でこの会議に参加されている。とはいえ、提出後にメールなどで質疑がされるのではなく、この場でいきなり顔をあわせるので、当然ながら解釈の相違も説明不足なことも、その後の進捗で変わった部分もある。

  ここで、会議そのものは、英語で行うので、日本人のレビューワーの方も英語で質問し、こちらも英語で答える。また、欧州側も必ずしも英語母国語ではないが、そこは日常的に英語を使ってる人達なので、皆さん流暢だ。

  しかし、ディスカッションというか質疑でいつも思うのは、結構 質問の本質を聞き取らずに、回答が長くなるパターンに陥ることだ。もちろん、質問する方と持っている情報量が違うので、「はぁ? なに言ってんだ? もしかして、まったく分かってない?」的に感じる質問もある。また、質問者にしてみれば、「だから、聞いてんのはそこじゃなくて、AかBかどっちって聞いてんだからさ、サクッとどっちか言ってよ」的な事も多々あるわけだ。

  こういうのは、素直に「すいませんが、ご質問の趣旨と違う答えをするといけないので、確認させていだきますが、ご質問はxxxということで良いですか?」的に、確認することが重要なのだが、これがなかなかな出来ない。まあ、こんな丁寧な言い方したとこで、「はぁ、意味わかんないんすっけど..xxxつう事?」みたいに聞こえちゃって、気分を害したら悪いなという遠慮から、ついつい質問を自己解釈した内容に対して、滔々と回答をしてしまうわけだ。

  僕は、日本語だと「えっ、言ってる意味わかんない」とか発言してしまい顰蹙を買う事しばしだけど、英語だと「correct me if I'm wrong but are you asking....」とか言えばいのだけど、まぁいきなり「Are you asking...」としても、さほど不躾ではないようで、むしろそういうやり取りで前提条件が明確になることが重要のようだ。

  というわけで、今日も心の声と発言の変換に明け暮れたのだが、基本的に変換が少ない=ストレートな方なので、ちょっと「くそ生意気な奴め」と思われたかもしれないが、それを気にしたら議論はできない。

  僕は、去年のレビューミーティングに参加できず、自分が主筆的に書いたドキュメントに対するコメントに対して、不満があったので今年はなんとしても参加したかった。結果的にはレビュワーの思うところも、十分に理解できたし、なによりもメンバーの成果がきちっと共有された感じがするので、とても良かったというのが、終了後の感想だ。

  夜は、〆に初日と同じ有名店で、再びムール貝。仲間の一人は、なんと4日連続で食べ比べをしていて、果たしてどんなレポートが出てくるかが楽しみだ。

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2016-11-19 exceptionnellement ce samedi

_ [] exceptionnellement ce samedi

  ようやく帰国日となったけど、フライトが夜の出発。ということで、ギリギリまでホテルで仕事をして、昼に荷物を預けてチェックアウト。とりあえず、期限切れになったSIMの代わりを買ったあと、市内を歩いていたら日系のラーメン屋さんがあったので、すかさず入店。味が濃いけど普通に日本でもあるクオリティのラーメンで、久しぶりに醤油味。

  そのあと、ブリュッセルに来る度に覗いてるGrand Sablonまで歩いて行く。土曜日なので、広場の北側にもアンティークマーケットのテントが並んでいる。ここは、よくあるフレアマーケットよりも、それなりの売り物が並んでいる。それでも、目利きができないので手は出せない。

  そのあと、過去に二度ほどアンティークのグラスを購入したお店へ。なんとなく、今日は特段の御目当てがある訳ではないし、もしかしたらお休みなんじゃないかと感じてた。それでも、ちょっと覗いてみたら案の定ドアに「Ferme exceptionnellement ce samedi」の張り紙で、土曜日臨時級休業で以心伝心かよ... ついでに、その先にあるKYOTOという店を見たら、こちらはお昼休すみのようで、留守番の大きな犬がガラス戸の向こうで、人恋しそうな顔をしていた。

  ブリュッセルはチョコレート屋だらけなんだけど、なぜかフランスのPatric Rogerが果敢にもこの近くに1店舗出店していたので、お土産用に購入。その後、歩いてPlace du jeu de balleのフレアマーケットを見ながらホテルに戻る。まぁ、ここははっきり言ってゴミしかない。

  さて、なんとか予定通り、帰国の路につけそうだ。

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2016-11-20 昭和な空

_ [][MISC] 昭和な空

  三週間にわたる長期出張も無事に成田に帰国。とはいえ、明日広島での仕事があるので、今夜は広島に移動して広島泊で、まだ帰宅はできない。それでも、羽田で少しお鮨をつまんで、広島のホテルで雑炊と日本酒で、無事にリハビリ開始。

  ところで、帰りの飛行機の中で西部警察を観たのだが、もう昭和感が半端なく、懐かしいとともに再発見が結構あった。いつも、昔のテレビ番組とかドラマを見ると、圧倒的にその制作費が今とは違うなと思う。まぁ、映画並みとは言わないまても、相当にロケがされて作られているのがよく分かる。

  でも、今回ちょっと発見したのは、東京の空気の汚さだ。とにかく画面に映る東京の空気は霞んでいて、青空なんてまったく写っていない。

  西部警察は、1979年からの放映なので、昭和54年くらいだ。確かに僕が子供のころの昭和40年代は、毎日光化学スモッグ注意報が出ていた記憶はあるけど、この時代の東京ってそんなに空が汚かっただろうか?

  キャンディーズが解散して、スワローズが初優勝した1978年の頃に制作してんだろうし、サザンもデビューして、ユーミンのカンナ8号線や中央フリーウェイでサーフ&スノウな時代に、そんな汚い空のイメージの記憶はない。

  もしからしたら、当時の映像技術の問題や映像保存技術の問題なのだろうか。ただ、まぁ歩きタバコ、タバコ投げ捨てが普通に映る景色からすると、そんなものだったかなとも思う。

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2016-11-21 広島焼き

_ [仕事][] 広島焼き

  今朝は、宿泊したホテルで、しっかりとコテコテの和朝食をいただいて、まずは和食成分の吸収で1日をスタート。

  その後、駅近くの別のホテルに移動して、中国情報通信懇談会にて、エブリセンスの紹介。旧知の広島市立大学の先生が座長で、講演依頼を受けたのだが、先に登壇された総合通信局の情報通信部長さんも旧知の方だった。

  講演会のあとに個別の意見交換会があったのだが、そこでもかつて岡山県の情報ハイウェイ構築などで知り合った方や、山口県で行った避難所ネットワークなどの実験でご一緒した県の関係者の方に久しぶりにお会いした。

  広島は、東広島の某社とのおつきあいが33年になることもあり、なんだかんだご縁がある。

  終了後、空港に移動して、お約束のようにお好み焼き。これを広島焼きと呼ぶのは、地元の方に許せないなんて記事があったけど、東京の人間からは、やはり広島焼きだよね。

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2016-11-22 本日は、お日柄もよく

_ [仕事] 本日は、お日柄もよく

  原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」を読了。平積みで見かけて、話題にもなっていたので、出張中に読もうと思っていたのだが、なかなか時間が取れなくて別の一冊が終わらず、結局は帰国直前に読み始めたのだが、一気に通読してしまった。

  冒頭のスピーチの極意十箇条は、まあ人前で話す機会の多い人には、当たり前といえば当たり前だけど、アルアルでよくわかる。物語の時代背景は、10年前くらいの設定なので、いささか政治的な舞台設定としては、そんな事もあったね的ではあるが、骨格のスピーチな話は、なかなかに読み応えがあるというか参考になる。

  僕も、国内・外を問わず人前で話をする事が多いけど、確かに日本人の人のスピーチは、原稿読み的なものが多くて、言葉の力を感じないことがある。研究発表や報告などでも、資料説明という感じで、訴求力にかけるなと感じる事は多い。

  このBlogで、以前にも書いたけど、どうも発表やスピーチの事前練習をしていない人も多いなと思うことがある。アメリカのホテルで、隣の部屋からプレゼンの練習らしき声が聞こえてきたことは、何度もあるけど、日本では皆無だ。日本の住宅事情やオフィス事情などのせいもあるのかもしれないけど、やはり声を出して事前に練習するのは有効だろう。

  必要なことは、練習といっても、別に暗記した原稿を声を出して読むことが目的ではなくてね、なにをどう訴えるかの練習なので脳内シミュレーションでも良いわけだ。

  仕事のプレゼンとかだと、同じ内容をいろいろなとこで話すのだけど、その場合でも、場所や相手によって用いるメタファーを変えるし、強調するポイントを変えるので、その辺りの脳内確認が事前練習的にすることを心がけている。

  この本を読んで、改めてスピーチの力ってあるなぁと再確認できたのは、なかなかに楽しかった。

  今夜は、久しぶりに山梨に帰宅。


2016-11-23 冷蔵庫は偉大

_ [MISC] 冷蔵庫は偉大

  久しぶりの山梨は、すっかり枯葉の世界だ。午前中は、庭の草刈りをして、枯葉掃除をしたあと、気になっていた発酵物チェック。

  出張前に、乾燥工程に入れたカラスミは、ちょうど良い塩梅に仕上がっていた。いつも、天日干しなのだが、今回は長期出張となるので、冷蔵庫+ビチットシートでの乾燥としたので、カビなどの発生もなくて良かった。同様に冷蔵庫で熟成工程に入れたパンチエッタも、それなりに熟成が進んで、アミノ酸もよく出ていた。というわけで、冷蔵庫様は偉大だ。

  午後は、久しぶりにSunnyで相方とご対面。十月末の競技会以来なので、なんかとても再会が嬉しい感じがする。

  ぼく自身も、十月の中旬以降、競技会とエンデュランスクリニックしか乗っていないので、今日は馬場での基礎練習を久しぶりに行う。せっかくなので、今日は2鞍練習したけど、相変わらず悩ましきことが多すぎる。

  週末には、Sunnyで経路練習会なるものをするのだが、果たしてどうなることやら。やれやれ。

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2016-11-24 傘寿

_ [MISC] 傘寿

  今日の夕方は、昔から大変お世話になっている女性起業家の第一人者の方の傘寿を祝う会に参加。47年も前に電話を使った情報サービスを起業され、以来様々な規制を乗り越えて事業を邁進され、今なお第一線で活躍されている。

  そして、自らの事業に邁進されるかたわら、ベンチャーの母と呼ばれる程、数多くのベンチャーを育ててこられた。今日の会の発起人には、ソフトバンクの孫さんを筆頭に、多くのベンチャー経営者、経済界の方々が名を連ねている。実際に今日は、祝宴に先立って歴代首相夫人4名が勢ぞろいしたパネルディスカッションが行われた。

  僕も彼女と知り合ってから20年近くになり、時折りお会いし、様々な点で、助言をいただき支援していただいている。そして、いつも感心するのは、必ず電話や面談の最後は、相手を励ます言葉をくれることだ。

  今日も、ご自身の祝いの席なのに、自らのさらなる挑戦を宣言し、さらには参加者を鼓舞するスピーチをされた。僕は、たくさんの人生の先輩方とお付き合いがあるが、これほどブレないまっすぐな人は、他に覚えがない。

  そんなわけで、今日もたくさんの元気をいただいた。


2016-11-25 昔話

_ [MISC][仕事] 昔話

  今日の午後は、山梨大学の大学院で特別講義。僕は、大学院修士の学生さんからすると、ちょうど親と同世代になる。今日は、そんな僕が、エンジニアとして取り組んできた仕事やら、標準化やら、最近のEverySenseの話やらを、2コマ連続で話させてもらった。

  まぁ、得てして年寄りのこの手の話しというのは、昔話、自慢話に陥るわけで、学生さんにとっては、ともするとウンザリしてしまうことになるので、なるべくスライドよりもアドリブを多くして、語りかけるようにしてみた。

  冒頭、今日の講義をアレンジしてくれた先生から、インターラクティブに質疑をしながら進めてという事を言ってくれたのだが、なかなかにやはり質問は少ない。そんななか、積極的かつそれなりに良い視点で質問してくれたのは、留学生だった。

  まぁ、留学生が全てというわけではないだろうが、どうも留学生の方が探究心が強いなと思う事は、この講義以外でも多々ある。やりは、祖国を離れて勉強をするというのは、相当な覚悟というか目的意識がないとできることはではないので、当たり前のように積極的になるんだろう。

  いづれにしても、今日の話しのなかの、どんな事でも良いので、彼らがこれからの研究者なり技術者なりの人生のなかで、ふと思い出してもらう事があれば幸いだ。


2016-11-26 隊列進め

_ [] 隊列進め

  今日は、Sunnyの十周年記念といことで、経路会&BBQ。経路会では、エンデュランスライダー&ホースの組み合わせ&馬装で、馬場馬術のA1と三級の経路を走る予定だった。

  ところが、あいにくの先日の雪の影響で馬場のコンディションが悪く、急遽予定を変更して、みんなで残雪の林道をのんびりと外乗することになった。いつも、お世話になっている皆さん5人・馬で部班を組んで、1時間ちょっとを常歩でお散歩。

  午後は、外乗に行かなかったメンバーも参加して、拙宅でのBBQ大会。終始、馬話(鹿はいません)で夜まで盛り上がった。

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2016-11-27 味噌出来ました。

_ [NPO] 味噌出来ました。

  昨夜から宿泊した馬仲間の皆さんにも手伝ってもらい、今年の味噌の蔵出し。一部方面では、僕のことを味噌屋と思っている人がいるようだけど、そんなことは....ちょっとあります。今年も、安定した完成度で、まずは一安心。

  いつも、蔵出しの時の昼ご飯は、出来立ての味噌を使った豚汁で、1年モノと3年モノの味噌で、作り分けて食べ比べをする。僕らは、まぁ毎年のことなので、あまりまともな講評ができないのだが、今日は馬仲間の人が味比べの感想を、食レポぽく語ってくれた。

  曰く3年モノは、具材と味噌の一体感があるとのこと。確かに、言われてみれば、そうだわ。

  というわけで、頒布希望方、お待たせしました、今年も無事にお届けいたします。

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2016-11-28 エンドーズメント

_ [仕事][] エンドーズメント

  広島で開催されるワークショップでの発表のために、朝の飛行機で移動。しかし、搭乗予定のJAL便が、いきなり大幅な出発遅延の連絡が早々と空港に向かう途中にメールで来た。空港のカウンタでANA便にエンドーズメントしてもらい、スマホから残席1のANA便を予約。これでも、予定より1時間は遅くなる。というわけで、ANAのカウンタで1便前のキャンセル待ちをいれたところ、幸いにして搭乗できた。この結果、当初の予定よりも逆に早く広島に到着。お約束で、駅ビルでお好みを食べてから、会場の国際会議場に移動しても、十分にオープニングに間に合った。

  しかし、航空券のエンドーズメントは、なんだかとても久しぶりにした気がする。思い起こせば、30年くらい前に新卒で就職した会社で、はじめて台湾に出張した時に、桃園空港の通関で一悶着あって、高雄に行く国内線に乗る松山空港からの便に間に合わなくなり、別会社にエンドーズメントしてもらったのが最初だ。あの時は、中国語での"背面??"みたいなのを、現地事務所の人に教わって、それを筆談で書いて、やっと通じた苦い思い出がある。

  広島のワークショップは、関係者がいろいろとご苦労されて開催された国際会議のようだけど、残念ながら本会議にはでれないので、自分のワークショップだけ出て、その後ホテルでテレカン。

  夜は、旧知の広島大学の皆さんと懇親会。なんだかんだ、1983年に仕事で広島に来て以来、33年の間に相当な回数広島には来ている。実際、この一ヶ月の間にも、今回で3回目の広島出張だったりする。もっとも、広島市内には、あまり出向くことはないのだが、先週、今週は奇しくも連続して市内泊だった。ちょうど、ホテルの前の大通りには、クリスマスイルミネーションが展開されていて、なかなかに壮観だった。

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2016-11-29 システムの見えない人たち

_ [仕事][電波] システムの見えない人たち

  広島から朝東京に戻って、幾つかの打ち合わせのあと、夕方に協力会社の事務所で打ち合わせ。ここ数年、注力してきたシステムについて、今後の展開を踏まえて、当面の作業をしている方々に内容の説明を実施した。

  しかし、つくづくつくらいのは、システム全体をみて、次に個々の要素技術をということが、苦手な技術屋さんが多すぎる。自分の知識の範囲でわかるものをみて、そこにステイックしまうので、結局のところ全体の意味がわからなくなり、時には全体を壊す可能性がある。

  5Gの議論もそうだけど、これだけ物事が複雑になると、システム思考や、モジュール化、階層構造を理解できない、研究者や技術者っていのうは、かなり先行きが暗いのではないだろうか。

  もっといえば、システム設計とアナログ・ディジタルの境界域以外の要素技術者って、AIにとって代わられるかもしれない。


2016-11-30 0.5kgの軽さ

_ [MISC] 0.5kgの軽さ

  先週までの長期出張から戻ってから、体重が微妙に減った。数字的には1kgから0.5kgの差なのだが、これがなんとなく気持ち良い。なにが違うというわけではないのだが、体が軽い気がするのだ。特に、腹回りの軽さを感じる。

  数年前に、体重が増えて血圧が高いと言われ頃に、昼の2個飯(うどんと丼ものセットなど)をやめて、ヘルシアを飲んだら、5kg 7% くらい減量したのだが、そのあと少しリバウンドして−4kgくらいで落ち着いていた。今回は、そのリバウンド分が減った感じなのだが、それだけで本当に体が楽だ。

  あとは、もう少し運動量を増やして、内脂肪をうまく燃やせると嬉しいのだけど.....


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