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2017-08-30 甲乙つけがたい

_ [仕事][] 甲乙つけがたい

  朝から同志社大学の今出川キャンパスで、EU-Japanの共同プロジェクトのミーティング。同志社大学のキャンパスには、はじてめ足を踏み入れたのだけど、歴史的な建物だけでなく新しい建物も、赤レンガの外壁に統一されていて、その楚々とした佇まいはなかなかに素敵だ。

  今日は、日・欧でそれぞれに実施した実証実験の報告を相互に行った。僕は担当部分が唯一両方の実証実験で共通に使わたこともあり、両方の実験現場に参加した。日・欧のこういう実験への取り組みを比較すると、悔しいかなシステム的な発想や実証シナリオの組み立ては、欧州の方がちょっと優れてるように思う。それでも、個々の要素技術では、日本の研究者も負けてはいない。

  初日のミーティングの後で懇親会会場に移動する途中に欧州のメンバーを北野天満宮に案内したのだが、お寺と神社の違いとか、八百万の神がいるんだという話で盛り上がった。正式には九月にプロジェクトが終わるので、その評価を神様が下すんだけど、ちょうど神無月には、八百万の神がYearly Plenary Meeting で出雲というとこに集まるから、今日のうちによろしくねとお祈りしといたほうが良いということで、みんなで二礼二拍手一礼。

  懇親会の場所は、上七軒の歌舞練場のビアガーデンで、夏の期間だけ上七軒歌舞会が歌舞練場の庭でビアガーデンを経営している。毎日、二人の舞妓さんと四人の芸妓さんが交代で、このビアガーデンで各テーブルを回って、お酌などしてくれるそうだ。こういう取り組みは、花街を広く知ってもらうには良い機会なんだろうけど、話を聞いたら50年もの歴史があるそうだ。もっとも、昔は本当に一部のお馴染みさんが、この場所を使って夏に涼を楽しんでいたくらいで、お茶屋さんからちょっとした肴をもってくるような形だったらしい。花街育ちの僕的には、そういう時代に馴染みの妓とちょっと夕涼みなんていうのは、実に惹かれるものがあるけど、まぁ今は昔なんだろう。

  このあと、タクシーで先斗町に移動して、居酒屋で二次会して、比較的早めにホテルに戻った。

  ところで、京都のバスは、203乙なんていう系統名で漢字の「乙」が混ざってる。他にも「甲」がつく路線もあるらしい。というわけで、ちょっと外国の人に説明するのとまどってしまったけど、世界に名だたる観光都市京都なんで、こういのをいたづらにアルファベットに変えたりしない姿勢で続けているんだろう。やはり、コンテンツのあるところは強い。

  今日は、甲乙つけがたい日・欧の研究成果を確認して、乙がついたバスで移動して、甲乙つけがたい舞妓さんと芸妓さん(実はウェイトレスの子もなかなか)にお酌をしてもらった1日だった。

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