今日もWi-Fi Allianceの会議だけど、昨日僕のグループは終わったので、今日は関連する他の会議に出席。しかし、午後からはIEEE NesComのリモート会議。実は、現地にはIEEE NesCom のメンバが僕以外にも何人もいて、みんな同じような仕事のこなし方をしている。
そういえば、そんな標準化仲間の人で、前のIEEE802.11のチェアだったDorothyが今年の選挙で2027 SA president electに選出された。IEEE SA のプレジデントは、選挙で選出されると1年間はPresident Electとして活動する。まぁ、これは研修期間みたいなもので、その後1年間がPresidentの活動になる。
彼女は、僕が議長をしたIEEE 802.11aiの立ち上げ時に、とても貴重なアドバイスをくれたベテランで、その後も色々と相談に乗ってくれている。日本の参加者にも、馴染みの多い人なので、来年にSASBで来日したらお祝いしたいなと目論んでいる。
今日は、もう一つ正式に2019年から議長を務めてきたDTS WGが、IEEE SA Emergent Technolohy Award 2025に選ばれたことが正式に発表された。詳細は、以下DSAが主導したデータ取引システムの国際標準化活動が、IEEE SA 新興技術賞を受賞の発表にあるけど、とても名誉なことだし、おそらくは日本発では、前例がないことではある。
国際標準化は、産業界にとても大きな意味を持つし、実際にGDPの成長との相関性もデータとして示されている。課題として、若手人材がいないという愚痴は、いつも耳にするけど現役を離れて久しい人や、国内委員会でしか発言しないようなベテランは、人材育成を阻害していることに気づいていないよなとつくづく思う。
僕は、やって見せて、やらせて派なので、こういうアワードとかも、まずちゃんと前例を作ることで、若手の人にその存在を知らせることが重要だと思っている。
今回は、僕個人ではなくDTS WGというワーキンググループを対象として推薦されたので、MLBの大谷選手じゃないけど「Team Effort」だよね。