今日の午後は、内閣府外局の某委員会の委員長と面談。政局が色々と停滞しても、行政機関は止まらないので、色々と忙しい中、時間をいただいて、近々の情報交換。就任前に取り組んでいたことの状況報告をしながら、また拡大して意見交換をということになった。
ところで、世間では米国との関税交渉について、その合意が不鮮明であるということで、色々と騒がれ出していいる。僕の知っているアメリカンな世界では、何かの合意の時には、それなりに規範的文章を取り交わす。アメリカの規範的文章は、日本のポエムのようなナラティブな文章などよりかなり明確だ。
ただ、今回の合意って、相当に高いアブストラクトレイヤーであり、まさにこの後事務方が詰めるんだろうな。とはいえ、国家の代表者が合意し、それを公言することの重さはあるので、15%などの具体的な数字は、そんなにいい加減なものではないだろう。
また、このレベルが日本だけなのか、他国も同じような状況なのかは、ちょっと確認して欲しいとこでもあるな。他国も同じだとすると、これがトランプ風なんだよねきっと。
日本が選挙後の政局でグダグタしている間も、こういう外交や行政の現場は、動いてるわけで、なかなか周りにはそこが理解されなのかもしれない。
ところで、僕が関係している国際標準化の業務は、基本的に単年度で終わるものではなく、一定の期間の国際交渉と合意形成が必要だ。このため、国の方針として取り組むのであれば、基金のような複数年度にわたる予算措置が必要になる。
ところが、こういうことを理解しないの一部の会計系の役所などは、その執行調整にいたづらに時間をかける。結果的に、例年年度明けから夏くらいまでは、空白期間が生まれる。ところが、この間も国際会議は継続し、国際交渉は進む。結果的、この期間の活動を民間のポランティアに負担を強いてるのを、もう何十年も見てきてる立場としては、なとかならんのかねと思う。
実は、民間企業でも予算措置問題があって、人によっては私費で経費負担している人もいたりするのが、日本の悲しい現状だ。
夕方山梨に戻り、帰路の途中で、ラーメンと鳥モツ煮の定食。やはり、ここは美味しいな。